ヘテロ接合性消失(LOH)解析による腫瘍発生及び進展の分子病理学的研究
ヘテロ接合性消失(LOH)解析による腫瘍発生及び進展の分子病理学的研究
批准号:
10770086
负责人:
藤井 博昭
金额:
$1.15万
依托单位:
依托单位国家:
日本
项目类别:
Grant-in-Aid for Encouragement of Young Scientists (A)
财政年份:
1998
资助国家:
日本
项目状态:
已结题
起止时间:
1998 至 1999
中文摘要
A.表面型大腸腫瘍:1)腺腫を経ず、de novoで均一に多数のLOHを起こし、浸潤する症例があった。17p,18q,5qLOHの頻度が高く、p53,DCC,APCなだの早期関与が想定される。2)粘膜内で腺腫を経て、あるいは浸潤癌に至る際、LOHの蓄積進展や枝分かれ現象のある症例がみられた。以上、従来の隆起性腺腫でのadenoma-carcinoma sequenceとは異なり、表面平坦な粘膜内早期に腫瘍クローンの遺伝子変異が蓄積、選択され浸潤癌に至る様式が明らかとなった。(論文投稿中)B.混合型肝癌:肝細胞癌と胆管癌部各々のLOH解析より3つのパターンに分類された。1)LOHのパターンが全く一致しない重複癌。2)LOHのパターンがすべて共通しており、単一クローン由来で遺伝的に均一な腫瘍細胞の持つ多分化能に基づく腫瘍。3)単一クローン由来でも、遺伝子変化の蓄積、分枝分散現象が腫瘍組織分化能に密接に影響している腫瘍。以上、複雑な組織分化能を示す同腫瘍のgenetic mechanismを明らかにした。(Human Pathology in press)C.女性生殖器癌肉腫:癌腫肉腫成分の複雑に混じる女性生殖器癌肉腫17症例つきLOHを検索し、遺伝的変異の蓄積進展パターンと腫瘍分化能との関係を明らかにした。一症例を除いては、両成分に共通するLOHがみられ、多分化能を有する単一クローン由来であることが明らかとなった。更に8症例では、LOHのパターンに不均一性が認められた。2症例では、癌腫が先行し遺伝的蓄積進展により癌肉腫となった。又、癌腫成分、肉腫成分の一部が別々に遺伝的蓄積進展や枝分かれを示す症例も認められた。肉腫成分が癌に先行する症例は認められなかった。以上より、婦人性器癌肉腫は、単一クローン由来であるが、遺伝的に不均一であり、その遺伝的蓄積進展パターンが組織分化能に複雑に影響している事が明らかとなった。(Cancer Research60;114-120,2000)以上、上記3腫瘍のLOH解析により、genetic progression patternと組織分化能、腫瘍発育進展との関係につき多数の新知見を得た。
英文摘要
A.表面型大腸腫瘍:1)腺腫を経ず、de novoで均一に多数のLOHを起こし、浸潤する症例があった。17p,18q,5qLOHの頻度が高く、p53,DCC,APCなだの早期関与が想定される。2)粘膜内で腺腫を経て、あるいは浸潤癌に至る際、LOHの蓄積進展や枝分かれ現象のある症例がみられた。以上、従来の隆起性腺腫でのadenoma-carcinoma sequenceとは異なり、表面平坦な粘膜内早期に腫瘍クローンの遺伝子変異が蓄積、選択され浸潤癌に至る様式が明らかとなった。(論文投稿中)B.混合型肝癌:肝細胞癌と胆管癌部各々のLOH解析より3つのパターンに分類された。1)LOHのパターンが全く一致しない重複癌。2)LOHのパターンがすべて共通しており、単一クローン由来で遺伝的に均一な腫瘍細胞の持つ多分化能に基づく腫瘍。3)単一クローン由来でも、遺伝子変化の蓄積、分枝分散現象が腫瘍組織分化能に密接に影響している腫瘍。以上、複雑な組織分化能を示す同腫瘍のgenetic mechanismを明らかにした。(Human Pathology in press)C.女性生殖器癌肉腫:癌腫肉腫成分の複雑に混じる女性生殖器癌肉腫17症例つきLOHを検索し、遺伝的変異の蓄積進展パターンと腫瘍分化能との関係を明らかにした。一症例を除いては、両成分に共通するLOHがみられ、多分化能を有する単一クローン由来であることが明らかとなった。更に8症例では、LOHのパターンに不均一性が認められた。2症例では、癌腫が先行し遺伝的蓄積進展により癌肉腫となった。又、癌腫成分、肉腫成分の一部が別々に遺伝的蓄積進展や枝分かれを示す症例も認められた。肉腫成分が癌に先行する症例は認められなかった。以上より、婦人性器癌肉腫は、単一クローン由来であるが、遺伝的に不均一であり、その遺伝的蓄積進展パターンが組織分化能に複雑に影響している事が明らかとなった。(Cancer Research60;114-120,2000)以上、上記3腫瘍のLOH解析により、genetic progression patternと組織分化能、腫瘍発育進展との関係につき多数の新知見を得た。
期刊论文(3)
专著(0)
科研奖励(0)
会议论文
Nobukawa B,Fujii H,et al.: "Breast carcinoma diverging to aberrant melanocytic differentiation: a case report with histopathologic and loss of heterozygosity analys."American Journal of Surgical Pathology. 23. 1280-1287 (1999)
Nobukawa B、Fujii H 等人:“乳腺癌分化为异常黑素细胞分化:组织病理学和杂合性丢失分析的病例报告。”美国外科病理学杂志。
DOI:
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发表时间:
期刊:
影响因子:
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作者:
[]
通讯作者:
Graff JR,Fujii H,et al.: "Methylation patterns of the E-cadherin 5' CpG island are unstable and reflect the dynamic,heterogeneous loss of E-cadherin expression during metastatic progression."Journal of Biological Chemistry. 275. 2727-2732 (2000)
Graff JR、Fujii H 等人:“E-钙粘蛋白 5 CpG 岛的甲基化模式不稳定,反映了转移过程中 E-钙粘蛋白表达的动态、异质性丢失。”生物化学杂志。
DOI:
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发表时间:
期刊:
影响因子:
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作者:
[]
通讯作者:
Hiroaki Fujii et al.: "Frequent genetic heterogeneity in the clonal evolution of gynecological carcinosarcoma and its influence on phenotypic diversity."Cancer Research. 60. 114-120 (2000)
Hiroaki Fujii 等人:“妇科癌肉瘤克隆进化中常见的遗传异质性及其对表型多样性的影响。”癌症研究。
DOI:
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发表时间:
期刊:
影响因子:
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作者:
[]
通讯作者: