IL-5受容体欠損マウスを用いた小腸粘膜でのIL-5とビタミンAの相互作用の解析
IL-5受容体欠損マウスを用いた小腸粘膜でのIL-5とビタミンAの相互作用の解析
批准号:
10770232
负责人:
ニ川 健
金额:
$1.22万
依托单位国家:
日本
项目类别:
Grant-in-Aid for Encouragement of Young Scientists (A)
财政年份:
1998
资助国家:
日本
项目状态:
已结题
起止时间:
1998 至 1999
中文摘要
小腸粘膜は管腔の栄養素にとても影響を受けやすい臓器であることに注目し、栄養素による小腸粘膜の免疫機能への作用について研究を行ってきた。今回は、低蛋白質栄養により傷害された粘膜免疫に対するビタミンAの修復効果には、IL-5の細胞内伝達経路が必須であることをIL-5の受容体欠損マウスを用いて解析した。1%のカゼイン蛋白質食は飼育2週目よりマウスの腸管粘膜内のIgA量をほぼ半分にまで減少させた。そこで、IgA産生形質細胞の増殖・分化を制御するTh2サイトカインのIL-4,IL-5,IL-6量をELISA法で測定すると、低蛋白質食のマウスではIL-4とIL-5量が有意に減少することがわかった。次に、低蛋白質食で飼育したマウスにビタミンAを投与すると、マウスの小腸粘膜ではビタミンAによる粘膜内IgA量の回復に伴い、粘膜中のIL-5量の選択的な増大も観察された。IL-4とIL-6は、ビタミンAにより軽度上昇するものの有意差はなかった。以上の結果より、ビタミンAによる粘膜内IgAの産生亢進は、IL-5のIgA産生亢進作用によることが示唆された。そこで、この仮説を確認するため、東京大学医科研の高津先生よりIL-5の細胞シグナルが全く伝達されないIL-5受容体a鎖の欠損マウスを御供与いただいた。IL-5受容体の正常なマウス(IL-5R^<+/+>マウス)、ヘテロ欠損マウス(IL-5R^<+/->マウス)とホモ欠損マウス(IL-5R^<-/->マウス)にそれぞれ1〜3mgのビタミンAを経口投与すると、IL-5R^<+/+>マウスとIL-5R^<+/->マウスでは、粘膜内のIgA量が有意に増大したが、IL-5R^<-/->マウスではIgA量が全く増大しなかった。これらすべての群で粘膜内のTh2サイトカインレベルはほぼ同じで、ビタミンA投与に対しても同様に反応し増大した。このIL-5R^<-/->マウスのビタミンAに対する粘膜内IgAの無反応は、小腸粘膜におけるIgA産生にはIL-5が重要な働きをしていることを強く示唆した。
英文摘要
小腸粘膜は管腔の栄養素にとても影響を受けやすい臓器であることに注目し、栄養素による小腸粘膜の免疫機能への作用について研究を行ってきた。今回は、低蛋白質栄養により傷害された粘膜免疫に対するビタミンAの修復効果には、IL-5の細胞内伝達経路が必須であることをIL-5の受容体欠損マウスを用いて解析した。1%のカゼイン蛋白質食は飼育2週目よりマウスの腸管粘膜内のIgA量をほぼ半分にまで減少させた。そこで、IgA産生形質細胞の増殖・分化を制御するTh2サイトカインのIL-4,IL-5,IL-6量をELISA法で測定すると、低蛋白質食のマウスではIL-4とIL-5量が有意に減少することがわかった。次に、低蛋白質食で飼育したマウスにビタミンAを投与すると、マウスの小腸粘膜ではビタミンAによる粘膜内IgA量の回復に伴い、粘膜中のIL-5量の選択的な増大も観察された。IL-4とIL-6は、ビタミンAにより軽度上昇するものの有意差はなかった。以上の結果より、ビタミンAによる粘膜内IgAの産生亢進は、IL-5のIgA産生亢進作用によることが示唆された。そこで、この仮説を確認するため、東京大学医科研の高津先生よりIL-5の細胞シグナルが全く伝達されないIL-5受容体a鎖の欠損マウスを御供与いただいた。IL-5受容体の正常なマウス(IL-5R^<+/+>マウス)、ヘテロ欠損マウス(IL-5R^<+/->マウス)とホモ欠損マウス(IL-5R^<-/->マウス)にそれぞれ1〜3mgのビタミンAを経口投与すると、IL-5R^<+/+>マウスとIL-5R^<+/->マウスでは、粘膜内のIgA量が有意に増大したが、IL-5R^<-/->マウスではIgA量が全く増大しなかった。これらすべての群で粘膜内のTh2サイトカインレベルはほぼ同じで、ビタミンA投与に対しても同様に反応し増大した。このIL-5R^<-/->マウスのビタミンAに対する粘膜内IgAの無反応は、小腸粘膜におけるIgA産生にはIL-5が重要な働きをしていることを強く示唆した。
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S.Teshima,T.Nikwawa et al.: "Guinea pig gastric mucosal cells produce abundunt superoxide anion through an NADPH oxidase-like system."Gastroenterology. 115. 1186-1196 (1998)
S.Teshima、T.Nikwawa 等人:“豚鼠胃粘膜细胞通过 NADPH 氧化酶样系统产生丰富的超氧阴离子。”胃肠病学。
DOI:
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发表时间:
期刊:
影响因子:
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作者:
[]
通讯作者:
T.Nikawa et al.: "Vitamin A up-regulates expression of bone-type alkaline phoshatase in rat small intestinal crypt cell line and fetal rat small intestine." J.Nutr.128. 1869-1877 (1998)
T.Nikawa 等人:“维生素 A 上调大鼠小肠隐窝细胞系和胎鼠小肠中骨型碱性磷酸酶的表达。”
DOI:
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发表时间:
期刊:
影响因子:
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作者:
[]
通讯作者:
二川 健ら: "小児外科:代謝・免疫器官としての腸管"東京医学社. 232 (2000)
Ken Futakawa 等人:“小儿外科:肠道作为代谢和免疫器官”Tokyo Igakusha 232 (2000)。
DOI:
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发表时间:
期刊:
影响因子:
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作者:
[]
通讯作者:
S.Teshima,T.Nikawa et al.: "Guinea pig gastric mucosal cells produce abundunt superoxide anion through an NADPH oxidase-like system." Gastroenterology. 115. 1186-1196 (1998)
S.Teshima、T.Nikawa 等人:“豚鼠胃粘膜细胞通过 NADPH 氧化酶样系统产生丰富的超氧阴离子。”
DOI:
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发表时间:
期刊:
影响因子:
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作者:
[]
通讯作者:
K.Rokutan,T.Nikawa et al.: "Glutathione depletion inhibits oxidant-induced actiyation of nuclear factor-kappa B,AP-1,and c-Jun/ATF-2 in cultured guinea-pig gastric epithelial cells." J.Gastroent.33. 646-655 (1998)
K.Rokutan、T.Nikawa 等人:“谷胱甘肽消耗可抑制培养的豚鼠胃上皮细胞中氧化剂诱导的核因子 kappa B、AP-1 和 c-Jun/ATF-2 的激活。”
DOI:
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发表时间:
期刊:
影响因子:
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作者:
[]
通讯作者:
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