生活習慣病における不安・うつ状態の分子疫学的検討-セロトニン・ドパミン代謝関連遺伝子多型の関与-
生活習慣病における不安・うつ状態の分子疫学的検討-セロトニン・ドパミン代謝関連遺伝子多型の関与-
批准号:
12771475
负责人:
下村 文代
金额:
$1.41万
依托单位:
依托单位国家:
日本
项目类别:
Grant-in-Aid for Encouragement of Young Scientists (A)
财政年份:
2000
资助国家:
日本
项目状态:
已结题
起止时间:
2000 至 2001
中文摘要
対象は採血と遺伝子解析の同意が得られた健対照者(50歳以上)200例,高血圧患者100例,糖尿病患者100例および脳血管障害患者100例について検討を行なった(鳥取大学倫理委員会承認).1)精神症状の評価と診断動脈硬化性疾患の臨床診断に加えて,精神症状をself-rating questionnaire for depression(SRQ-D,筒井ら,1981年)を用い点数化して評価した.2)遺伝子解析と神経生化学的検討5-HTTのイントロン2に存在する遺伝子多型(HTTVNTR)および5-HTT gene-linked polymorphic region遺伝子の多型と精神症状に加えて,ドパミン受容体(DRD4)遺伝子の作用についても検討を行った.DRD4遺伝子のエクソン3に存在する多型性についてPCR法にて解析し,SRQ-Dによる精神症状の評価との関連を検討した.高速液体クロマトグラフィー(HPLC)法にて血中ドパミン代謝産物(ホモバニリン酸)量の測定を行い,DRD4遺伝子の多型性との関連について解析した.HTTVNTRならびに5-HTTLPR遺伝子の場合と同様に各疾患の重症度との関連,ADLへの影響についても解析した.5-HTTLPR遺伝子多型とセロトニン代謝産物の5-hydroxyindole acetic acid(5HIAA)においてS/S遺伝子型を有する例でL/L, L/S遺伝子型を有する例よりも血漿中5-HIAA濃度が高値であり,セロトニン代謝との関連が示唆された.他の遺伝子多型とセロトニン代謝には有意な関連は認められなかった.3)生活習慣病および疼痛性疾患と5-HTTLPR遺伝子多型高血圧患者,脳血管障害患者では5-HTTLPR遺伝子のS/S遺伝子型でうつ状態を呈する可能性が高いことが明らかとなった.また,慢性疼痛性疾患の片頭痛患者においても5-HTTLPR遺伝子のS/S遺伝子型でうつ状態を呈することが明らかとなった.これらのことから,5-HTTLPR遺伝子のS/S遺伝子型を有する例ではうつ状態の治療を必要とする症例が存在する可能性が強く示唆された.
英文摘要
対象は採血と遺伝子解析の同意が得られた健対照者(50歳以上)200例,高血圧患者100例,糖尿病患者100例および脳血管障害患者100例について検討を行なった(鳥取大学倫理委員会承認).1)精神症状の評価と診断動脈硬化性疾患の臨床診断に加えて,精神症状をself-rating questionnaire for depression(SRQ-D,筒井ら,1981年)を用い点数化して評価した.2)遺伝子解析と神経生化学的検討5-HTTのイントロン2に存在する遺伝子多型(HTTVNTR)および5-HTT gene-linked polymorphic region遺伝子の多型と精神症状に加えて,ドパミン受容体(DRD4)遺伝子の作用についても検討を行った.DRD4遺伝子のエクソン3に存在する多型性についてPCR法にて解析し,SRQ-Dによる精神症状の評価との関連を検討した.高速液体クロマトグラフィー(HPLC)法にて血中ドパミン代謝産物(ホモバニリン酸)量の測定を行い,DRD4遺伝子の多型性との関連について解析した.HTTVNTRならびに5-HTTLPR遺伝子の場合と同様に各疾患の重症度との関連,ADLへの影響についても解析した.5-HTTLPR遺伝子多型とセロトニン代謝産物の5-hydroxyindole acetic acid(5HIAA)においてS/S遺伝子型を有する例でL/L, L/S遺伝子型を有する例よりも血漿中5-HIAA濃度が高値であり,セロトニン代謝との関連が示唆された.他の遺伝子多型とセロトニン代謝には有意な関連は認められなかった.3)生活習慣病および疼痛性疾患と5-HTTLPR遺伝子多型高血圧患者,脳血管障害患者では5-HTTLPR遺伝子のS/S遺伝子型でうつ状態を呈する可能性が高いことが明らかとなった.また,慢性疼痛性疾患の片頭痛患者においても5-HTTLPR遺伝子のS/S遺伝子型でうつ状態を呈することが明らかとなった.これらのことから,5-HTTLPR遺伝子のS/S遺伝子型を有する例ではうつ状態の治療を必要とする症例が存在する可能性が強く示唆された.
期刊论文(4)
专著(0)
科研奖励(0)
会议论文
下村 登規夫: "頭痛の分子遺伝学"Brain Medical. 12・1. 20-24 (2000)
下村纪男:《头痛的分子遗传学》《脑医学》12・1(2000)。
DOI:
--
发表时间:
期刊:
影响因子:
--
作者:
[]
通讯作者:
下村 登規夫: "片頭痛"心療内科. 4・6. 389-396 (2000)
下村纪夫:“偏头痛”心身内科 4・6(2000)。
DOI:
--
发表时间:
期刊:
影响因子:
--
作者:
[]
通讯作者: