弥生時代の墳墓葬送儀礼からみた地域間交流に関する研究
弥生時代の墳墓葬送儀礼からみた地域間交流に関する研究
批准号:
15H00031
负责人:
川部 浩司
金额:
$0.19万
依托单位:
依托单位国家:
日本
项目类别:
Grant-in-Aid for Encouragement of Scientists
财政年份:
2015
资助国家:
日本
项目状态:
已结题
起止时间:
2015 至 --
中文摘要
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英文摘要
本研究では、弥生時代前期の環濠集落分布圏に該当する墳墓群(特に周溝墓群)の葬送儀礼を取り上げ、当該墓葬にみられる供献土器の特徴(葬祭用土器の構成・土器配置・仮器化手法・土器製作技法)をもとに諸地域間の関係を検討した。主に祭儀の執行を示す普遍的な葬祭用土器の供献方法や土器製作技法の分析を通して、墳墓葬送儀礼の共通圏や会葬者及び造墓集団の出自を現す供献土器の移動といった葬送ネットワークからみた地域間交流の実態解明を目的としている。地域間交流をめぐる従前までの研究は、集落構造や動態、出土品の分析から描かれる歴史像が主体的であったが、本研究では経済的側面の定量的分析より定性的な観念的側面を重視し、祭儀による地域間交流の顕在化によって、地域社会復原の再検討と新たな歴史像の構築を試みたものである。初期周溝墓の墓葬形態及び墓群構成を踏まえて供献土器を検討した結果、弥生時代開始期の木棺墓/土壙墓群の副葬/供献小壺にみられた小形器種の選好性を踏襲し、使用される供献土器数の増加から造墓集団/出自集団及び会葬者が墓葬に関わった頻度の高さを周溝墓葬送儀礼の特質と位置付けた。供献土器の選択とその供献方法や仮器化行為にみる墳墓葬送儀礼は、造墓集団/出自集団の共通性を現すという構図が明確となり、他地域産/系土器の分析によって、近~遠距離参列といった会葬者を含めた面的あるいは点的な地域間交流が想定できた。周溝墓は環濠集落形成以降に生成及び付加された墓葬とみなし、墓域を空間分節するための溝・土坑の採用によって、不整区画をもつ木棺墓/土墳墓群、そして周溝墓群が醸成される形成過程を描いた。墓葬土器供献の生成や周溝墓の成立背景は、環濠集落分布圏と不可分な関係に成り立っており、葬送ネットワークと物資流通ネットワークとの共通/非共通性を加味した重層的な地域間交流の実態を明らかにすることができた。
期刊论文(1)
专著(0)
科研奖励(0)
会议论文
弥生時代前期墓葬の土器供献
弥生时代早期墓葬中的陶器祭品
DOI:
--
发表时间:
2016
期刊:
魂の考古学-豆谷和之さん追悼論文編-
影响因子:
--
作者:
[Eguchi, A., & Sugiura, M., 江口 朗子, 山本 和雄, 中村 菜穂, Naho Nakamura, 柿沼 亮介, 北脇 義友, 栗林幸雄, 栗林幸雄, 栗林幸雄, 新田 康二, 川部 浩司]
通讯作者:
川部 浩司