数学的プロセスを重視した数学科テキストおよび評価課題のあり方に関する研究
数学的プロセスを重視した数学科テキストおよび評価課題のあり方に関する研究
批准号:
17H00152
负责人:
小林 廉
金额:
$0.2万
依托单位:
依托单位国家:
日本
项目类别:
Grant-in-Aid for Encouragement of Scientists
财政年份:
2017
资助国家:
日本
项目状态:
已结题
起止时间:
2017 至 --
中文摘要
本研究の成果は, 主として次の2点である.第1に, 米国の教科書Mathematics in Context(MiC)における数学的プロセスに関する「問い」の分析を通して, 数学的プロセスを重視したテキストの「問い」のあり方の一端を明らかにしたことである. その1つは, 現実事象をモデル化するプロセスそのものを促したり, そこに意識が向いたりするような「問い」を入れ込むことである. テキストという性格上, そこには, 本当は生徒自身に作成してほしい数学的モデルを記述せざるを得ない. しかしMiCでは, 元の事象と数学的モデルの違いを問うなどして, モデル化するプロセスそのものを問えるような工夫をしている. もう1つは, 今度は数学の世界内での数学的プロセスを重視するものであるが, 以前の節で探究してきた異なる文脈での解決方法を統合し, 発展させる節を設けていることである. MiCは事象の探究を重視したテキストであるため, いくつかの単元では, 各節のまとめが内容ではなく方法寄りになっていて, 最後の節で内容を統合・発展させてまとめるといった構成になっている. こうした節構成は, 内容(コンテンツ)中心でつくられている我が国の教科書とは全く異なり, 大いに参考になるものである.第2に, 数学的プロセスに関する「問い」を重視した実践を「授業研究」として実施することで, 数学的プロセスを重視した授業のあり方について, 全国の数学教育関係者と議論する場をつくることができ, 知見を得るとともに, テキストの「問い」のあり方にフィードバックを得られたことである. そこで得られた決定的な指摘の1つは, 当該の実践での「数学的に考えるべきこと」すなわち数学的プロセスはねらいとしていたものでよかったのかということ, 本来的には何を考えるべきだったのかというものである. その点がずれている「問い」では, 数学的プロセスを遂行する資質・能力を育成することができない. 教材も, 本来的に「問うべき問い」によって決まってくる. 当然のことではあるが, 本来的に実現したいプロセスを吟味するとともに, それを実現できるような教材と「問い」を設定することの重要性が改めて明らかになった.
英文摘要
本研究の成果は, 主として次の2点である.第1に, 米国の教科書Mathematics in Context(MiC)における数学的プロセスに関する「問い」の分析を通して, 数学的プロセスを重視したテキストの「問い」のあり方の一端を明らかにしたことである. その1つは, 現実事象をモデル化するプロセスそのものを促したり, そこに意識が向いたりするような「問い」を入れ込むことである. テキストという性格上, そこには, 本当は生徒自身に作成してほしい数学的モデルを記述せざるを得ない. しかしMiCでは, 元の事象と数学的モデルの違いを問うなどして, モデル化するプロセスそのものを問えるような工夫をしている. もう1つは, 今度は数学の世界内での数学的プロセスを重視するものであるが, 以前の節で探究してきた異なる文脈での解決方法を統合し, 発展させる節を設けていることである. MiCは事象の探究を重視したテキストであるため, いくつかの単元では, 各節のまとめが内容ではなく方法寄りになっていて, 最後の節で内容を統合・発展させてまとめるといった構成になっている. こうした節構成は, 内容(コンテンツ)中心でつくられている我が国の教科書とは全く異なり, 大いに参考になるものである.第2に, 数学的プロセスに関する「問い」を重視した実践を「授業研究」として実施することで, 数学的プロセスを重視した授業のあり方について, 全国の数学教育関係者と議論する場をつくることができ, 知見を得るとともに, テキストの「問い」のあり方にフィードバックを得られたことである. そこで得られた決定的な指摘の1つは, 当該の実践での「数学的に考えるべきこと」すなわち数学的プロセスはねらいとしていたものでよかったのかということ, 本来的には何を考えるべきだったのかというものである. その点がずれている「問い」では, 数学的プロセスを遂行する資質・能力を育成することができない. 教材も, 本来的に「問うべき問い」によって決まってくる. 当然のことではあるが, 本来的に実現したいプロセスを吟味するとともに, それを実現できるような教材と「問い」を設定することの重要性が改めて明らかになった.
期刊论文(1)
专著(0)
科研奖励(0)
会议论文
数学教育学の礎と創造一藤井斉亮先生ご退職記念論文集-
数学教育的奠基与创造——纪念藤井斋辅教授退休论文集。
DOI:
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发表时间:
2017
期刊:
影响因子:
--
作者:
[藤井斉亮, 小林廉, ほか29名]
通讯作者:
ほか29名
現実事象の探究を通した数学の学習に関する一考察-「新旧タワー同じ高さ!」教材の実践-
通过探索现实现象来学习数学的研究——践行《新旧塔一样高!》
DOI:
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发表时间:
2017
期刊:
影响因子:
--
作者:
[両角 達男, 荻原 文弘, 加藤 慎一, 加藤 慎一, 信夫 智彰, 信夫 智彰, 小林 廉, 小林 廉]
通讯作者:
小林 廉
算数科における統計教育のあり方に関する一考察-RME「データ解析」の事例から得られる示唆-
数学统计教育的理想形式研究——从RME《数据分析》案例中得到的建议——
DOI:
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发表时间:
2017
期刊:
学芸大数学教育研究
影响因子:
--
作者:
[両角 達男, 荻原 文弘, 小林 廉]
通讯作者:
小林 廉
「数学的な見方・考え方」の育成を軸とする高等学校数学科の授業デザインと教育課程
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批准号:23K02496
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项目类别:Grant-in-Aid for Scientific Research (C)
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资助金额:$2.66万
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财政年份:2023
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负责人:小林 廉
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依托单位: