北海道石狩低地および周辺地域における最終氷期前後のローム層の性質の時系列変化
北海道石狩低地および周辺地域における最終氷期前後のローム層の性質の時系列変化
批准号:
20916001
负责人:
金川 和人
金额:
$0.36万
依托单位:
依托单位国家:
日本
项目类别:
Grant-in-Aid for Encouragement of Scientists
财政年份:
2008
资助国家:
日本
项目状态:
已结题
起止时间:
2008 至 --
关键词:
中文摘要
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英文摘要
高等学校の理科や総合学習の教育課程や自然学系の部活動で地球環境の変化をテーマとして取り上げることが多い。本研究では、身近な地層を題材にして、できるだけ簡単な手法で、地質学的な時間スケールの環境変遷史を解明する手段を開発する事を目標としている。高額な分析機器や設備を要する研究ではなく、できる限り通常の高等学校の理科室に備えられている道具をつかって身近な地域の環境変遷史を解明する事ができれば、格好の環境学習教材となりうると考えられる。本研究では、石狩低地南部に分布する最終氷期のローム層の乾燥密度、鉱物・火山ガラス・岩片の組成、帯磁率、粒度組成などの地質学的および物理学的な性質の時系列変化を解明した。そして、離れた地域で無層理塊状のローム層を細かく対比することが可能か検討した。試料の採取はポリカーボネイト製の定容量のケースを露頭に埋め込んで行った。定容量の試料を乾燥させて密度の時系列変化を明らかにした。その試料を水洗したあと乾燥、篩い分けをし、野尻湖火山灰グループの方法に従って砂粒組成分析を行い含有される鉱物や岩片・火山ガラスの種類と含有率の時系列変化を明らかにした。帯磁率は、ポケット型帯磁率計を用いて露頭において体積あたりの帯磁率の時系列変化を測定した。帯磁率計の厚みが2.5cmであることから、2.5cmおきの帯磁率を測定した。また、土壌硬度計を用いて帯磁率と同じ間隔でローム層の硬度の時系列変化を調べた。それらの研究の結果以下のような事が明らかになった。(1)乾燥密度や粒度、硬度は層準ごとに変化している。対比への適用は困難であるが、環境変遷史を何らかの形で反映していると考えられる。(2)砂粒組成はローム層対比の有力な手がかりとなる。特に火山ガラスの含有率や形状は対比に有効である。(3)帯磁率の時系列変化は離れた地域でも良く近似することから、対比の有力な手がかりになると考えられる。
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