エビデンスに基づいた薬剤管理指導の実践-オランザピンによる代謝異常に関する検討-
エビデンスに基づいた薬剤管理指導の実践-オランザピンによる代謝異常に関する検討-
批准号:
20928028
负责人:
中込 あゆ美
金额:
$0.37万
依托单位:
依托单位国家:
日本
项目类别:
Grant-in-Aid for Encouragement of Scientists
财政年份:
2008
资助国家:
日本
项目状态:
已结题
起止时间:
2008 至 --
中文摘要
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英文摘要
【研究目的】現在、統合失調症治療薬オランザピンは世界各国で発売されているが、著しい血糖値の上昇による糖尿病性ケトアシドーシスや糖尿病性昏睡などの重大な副作用が報告され、また死亡に至る事例が報告されたため、血糖値の測定などの観察を十分行う必要があると警告され,糖尿病患者には禁忌となっている。しかし、本邦での体重増加、脂質代謝異常および高血糖症状について、発現時期や臨床検査値の変動との関係についての報告は少なく、薬剤管理指導を実施するうえでのエビデンスが少ないことから、今回調査・解析を行った。【研究方法】2005年度~2007年度中にオランザピンを処方された158名について体重、総コレステロール(TC)、トリグリセリド(TG)、LDLコレステロール、血糖値、HbA1cなどの臨床検査値の変動、投与中止理由についてカルテ調査を行った。期間中に新規に処方された患者132名を対象として解析をおこなった。本調査・解析にあたっては個人が特定されないよう配慮した。【研究成果】投与前後で体重測定が行われていた入院患者25名のうち、17名(68%)に投与後体重の増加が認められた。臨床検査を実施していた患者うち、TCでは30名中14名(47%)に上昇が認められ、TGでは28名中19名(68%)に上昇が認められた。投与中止理由は、体重増加・食欲亢進が12名、血糖値上昇やHbA1c上昇が6名であった。このうち服用開始4ヵ月までに体重増加・食欲亢進により10名(83%)が、血糖値上昇やHbA_<1c>上昇により4名(67%)が中止となっていた。本研究の成果は、オランザピン投与時の脂質や血糖などの臨床検査の重要性を裏付けるものであり、臨床検査実施の啓蒙および薬剤管理指導業務を実施するうえでの有用な情報となると考えられる。
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