多発性骨髄腫におけるボルテゾミブの体内動態変動要因の解析と副作用予測法の確立
多発性骨髄腫におけるボルテゾミブの体内動態変動要因の解析と副作用予測法の確立
批准号:
22927004
负责人:
門口 直仁
金额:
$0.36万
依托单位国家:
日本
项目类别:
Grant-in-Aid for Encouragement of Scientists
财政年份:
2010
资助国家:
日本
项目状态:
已结题
起止时间:
2010 至 --
中文摘要
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英文摘要
プロテアソーム阻害薬のボルテゾミブは、既存薬に比べ高い治療効果を有するものの、十分な効果を得ることのできない患者や重大な有害反応を示す患者も存在する。ボルテゾミブの体内動態に関する情報は乏しく、その変動性やボルテゾミブの薬効を反映するバイオマーカーとの関連性についても明らかではない。本研究では多発性骨髄腫患者におけるボルテゾミブの体内動態を明らかにし、免疫グロブリンの血中挙動との関係を評価することで、ボルテゾミブの体内動態情報に基づく薬効評価法を構築することを目的とした。対象は多発性骨髄に対し、ボルテゾミブの標準レジメンによる治療を行った患者11名とした。血漿試料と比較して、血液試料において高濃度のボルテゾミブが検出された。サイクル8日目において、血液中ボルテゾミブ濃度は、血液中ヘモグロビン濃度との良好な相関性が確認され、さらに、重回帰分析から、血液中ヘモグロビン濃度が血液中ボルテゾミブ濃度の影響因子であることが示された。サイクル1日目から8日日における血液中ボルテゾミブ濃度のヘモグロビン補正値(ボルテゾミブ/ヘモグロビン)の変化量と治療前後における血清中免疫グロブリン濃度の変化量との間に負の相関傾向が認められた。以上より、ボルテゾミブには高い血球移行性が認められ、血液中ボルテゾミブ濃度の影響因子として、血液中ヘモグロビン濃度が示された。さらにボルテゾミブ/ヘモグロビンと血清中免疫グロプリン濃度の変化量との間の負の相関関係から、ボルテゾミブ/ヘモグロビンは多発性骨髄腫患者における治療効果の指標として有用である可能性が示された。
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