ヒト脂肪由来細胞のシュワン細胞分化誘導培養の確立
ヒト脂肪由来細胞のシュワン細胞分化誘導培養の確立
批准号:
24930031
负责人:
近藤 貴子
金额:
$0.77万
依托单位:
依托单位国家:
日本
项目类别:
Grant-in-Aid for Encouragement of Scientists
财政年份:
2013
资助国家:
日本
项目状态:
已结题
起止时间:
2013-04-01 至 2014-03-31
中文摘要
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英文摘要
【研究目的】本研究は新規の神経再生治療の確立のため、ヒト脂肪由来細胞よりシュワン細胞様細胞に分化させる培養法を構築することを目的とする。脂肪由来細胞を神経堤細胞そしてシュワン細胞に分化誘導させる2段階誘導法の構築を目指した。【研究方法】脂肪由来細胞を無血清凝集浮遊(SFEBq)培養法で7日間培養する際に、神経堤細胞分化誘導因子を添加し、神経堤細胞様の細胞凝集塊を形成した(1段階)。その後、Fibronectinコートした培養皿に細胞凝集塊を播種し、シュワン細胞分化誘導因子を添加し、7日間培養した(2段階)。1段階と2段階のRNAを回収し、細胞に発現する未分化細胞(SSEA1)、神経板(Sox2, Msx1)、神経管(Pax6)、表皮(GATA2)、神経堤(CD271, AP2, Snail2)およびシュワン細胞(Sox10, GFAP, Krox20)マーカーをRT-PCRにより解析した。【研究成果】使用したヒト脂肪由来細胞は皮下脂肪吸引物から単離された細胞である。細胞表面抗原はCD13,29,44,73,90,105,106陽性、CD14,31,45陰性で脂肪、軟骨、骨芽細胞へ分化することが確認されている。誘導前の細胞には、SSEA1が発現し、その他のマーカーは確認されなかった。1段階における神経堤細胞分化誘導因子(BMP2、FGF2、Wnt1)の遺伝子発現への影響を検討したところ、誘導因子無添加の細胞凝集塊はSSEA1の発現がみられなかったが、BMP2またはFGF2によって発現が誘導された。FGF2によりSox2, Msx1, Pax6そしてGATA2が誘導された。定量PCRの結果でもFGF2でSox2とMsx1の著しい発現上昇が確認された。つまりFGF2が脂肪由来細胞を神経板へ誘導することが考えられる。またBMP2+WntlによりAP2とSnail2が発現しGATA2の発現はみられなかった。これらの結果よりBMP2+Wnt1が神経堤細胞へ誘導することが示唆された。しかし、2段階においてシュワン細胞マーカーの発現が誘導されなかったことより、分化誘導方法のさらなる検討が必要である。本成果は一部のマーカーのみの検討であり、さらにマーカーを増やすことや定量的な解析が必要である。また遺伝子のレベルだけではなく、タンパクレベルでのさらなる解析も必要である。
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