糸魚川静岡構造線活断層系を震源とする大地震の発生年代
糸魚川静岡構造線活断層系を震源とする大地震の発生年代
批准号:
26916004
负责人:
畠山 幸司
金额:
$0.19万
依托单位:
依托单位国家:
日本
项目类别:
Grant-in-Aid for Encouragement of Scientists
财政年份:
2014
资助国家:
日本
项目状态:
已结题
起止时间:
2014-04-01 至 2015-03-31
中文摘要
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英文摘要
<目的>糸魚川静岡構造線断層帯は活発な活断層帯であり, その活動像を明らかにすることが極めて重要である. しかし, その断層運動によって発生した過去の地震の実像についてはほとんどわかっていない. 本研究は, 同断層帯の神城断層に近接していて地震を起因として発生したことが明らかになっている長野県長野市鬼無里の奥裾花地すべり(畠山, 2012)において, 地すべりの発生年代すなわち地震発生年代を特定することを目的にAMSによる^<14>C年代法を実施し, ウィグルマッチングの適用による高精度の年代測定を試みた.<方法>奥裾花地すべりに伴う天然ダム湖堆積物を調査し, 堆積物の詳細な記載を行った上で堆積物中から分析に用いる埋没樹幹を採取した. 次に採取した樹幹を研究室内で切断して年輪数を確認し, 計90層の年輪の内外から年輪5年分づつ計5点の測定試料を採取して^<14>C年代の測定とウィグルマッチングを行った. また, 樹幹の切片の顕微鏡観察により, 樹種同定と最外年輪の生育状況に基づいて枯死した季節の判定も試みた. なお, AMS^<14>C年代測定は(株)加速器分析研究所に, 樹幹の樹種同定と季節判定はパリノ・サーヴェイ(株)に依頼して実施した.<成果>埋没樹幹の^<14>C年代測定の結果は, 最外年輪部が320±20yrBP, その内側が330±20yrBP, 330±20yrBP, 340±20yrBP, 最も内側が390±20yrBPである. この5点の年代値を利用してウィグルマッチングを行うと, 最外年輪の暦年代は1σで1541-1571cal ADとなった. また, 樹幹の樹種はブナであり, また最外年輪において夏材部の形成が完了していたことから, 樹幹が枯死した季節が10~3月頃の冬期であることが判明した. 以上により, 奥裾花地すべりの起因となった地震は16世紀の冬期に発生したと考えられる.
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