脂肪酸組成分析を利用した放射性物質による生態系への影響調査について
脂肪酸組成分析を利用した放射性物質による生態系への影響調査について
批准号:
26920006
负责人:
髙階 卓哉
金额:
$0.38万
依托单位:
依托单位国家:
日本
项目类别:
Grant-in-Aid for Encouragement of Scientists
财政年份:
2014
资助国家:
日本
项目状态:
已结题
起止时间:
2014-04-01 至 2015-03-31
中文摘要
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英文摘要
本研究では、環境負荷因子として放射性物質に着目し、植物の脂肪酸組成への影響を調べることにより、原発事故由来の放射性物質による直接的な汚染ではなく、食物網からの間接的な環境汚染に関する知見を得ることができるのではないかと考え、高放射線量(空間線量)地点及びその周辺地域でのサンプリング調査を実施した。サンプリング場所については、文部科学省が作成している「放射線量等分布マップ」を参照し、福島県内からいくつかの市町村を候補地に絞り込んだ。空間線量が高い地域は、一般の立ち入りが制限されているため、該当する市町村の役場等に立ち入りの申請(公益目的の一時立ち入り)を行い、許可が下りた飯舘村(帰宅困難区域を除く)及びその周辺の市町村でサンプリングを7~10月に実施した。現地では、ガンマ線用サーベイメーターで空間線量(地表1m)を測定しながらサンプリング場所を探索し、対象となる植物を採取する際は地表面(1cm)の空間線量も測定した。今回のサンプリング対象は、最も高い空間線量の場所で植生していたオオバザサ及びヒメジョオン、植生地点が多かったツユクサ、放射性物質を蓄積しやすいことが知られているタデ科植物としてギシギシを選定した。なお、空間線量の最大値は、約9μSv/h(地表面で約54μSv/h)であった。採取したサンプル(葉及び茎)は、凍結乾燥により含有水分を除去した後、有機溶剤による脂肪酸抽出、分析時の安定・分離性向上のためのメチルエステル化及び精製を行うことにより、分析用サンプルとした。脂肪酸組成分析は、脂肪酸メチルエステル分離用のキャピラリーカラムを使用し、水素炎イオン検出器付ガスクロマトグラフで脂肪酸の同定・定量を行った。サンプル毎の脂肪酸組成と空間線量を比較した結果、両者には関連性は見られなかった。今回の調査では、比較対象種が限られていたこともあり、未知数な部分も多いため、今後も調査の継続が必要である。
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