肺癌治療における経口分子標的薬の効果・副作用に影響を及ぼす因子の解明
肺癌治療における経口分子標的薬の効果・副作用に影響を及ぼす因子の解明
批准号:
26929036
负责人:
山本 千鶴子
金额:
$0.38万
依托单位:
依托单位国家:
日本
项目类别:
Grant-in-Aid for Encouragement of Scientists
财政年份:
2014
资助国家:
日本
项目状态:
已结题
起止时间:
2014-04-01 至 2015-03-31
中文摘要
【研究目的】ゲフィチニブやエルロチニブなどEGFRチロシンキナーゼ阻害薬(EGFR-TKI)の開発により、非小細胞肺がんの治療成績は大幅に向上した。一方、高頻度に皮膚障害が発現し、患者の生活の質を低下させ、治療継続をも妨げる。このため本研究では、効果に影響を及ぼし得る皮膚障害に着目した。皮膚障害を最小限に留め、治療継続を可能にするには、医療チームの緊密な連携のもと的確な患者教育と支持療法を提供するとともに、患者自身のスキンケアに対する理解向上が必要である。そこで、皮膚障害マネジメントシステムを構築し、その有用性を評価した。【研究方法】EGFR-TKIを服用する患者に対して、入院および外来で使用可能なクリティカルパスを活用した皮膚障害マネジメント体制を構築した。運用にあたり、関係職種で協議し、各種教育資料の作成、皮膚障害とスキンケアの状況を継続的に評価可能な電子テンプレートの開発、および皮膚障害治療アルゴリズムの整備を行い、患者教育体制を整備した。以上のマネジメントシステムを運用し、患者理解度およびシステムに対する医療者の評価を行った。なお、本研究は九州大学医学系地区部局臨床研究倫理審査委員会の承認を受けて実施した。【研究成果】マネジメントシステムを開発後、EGFR-TKIを服用した入院患者において、重篤な皮膚障害が原因で治療中止した患者はいなかった。退院時における患者の理解度は治療開始時より有意に上昇しており、標準化した教育システムの有用性が示唆された。また、医療従事者のシステムに対する評価は良好で、皮膚障害に対するスキルや意識の向上が認められた。以上、EGFR-TKIによる治療の有用性をさらに高めるために、皮膚障害対策は重要な因子であり、本研究で開発したマネジメント体制は、皮膚障害の重篤化回避に有用であり、治療継続にも寄与し得ることが示唆された。
英文摘要
【研究目的】ゲフィチニブやエルロチニブなどEGFRチロシンキナーゼ阻害薬(EGFR-TKI)の開発により、非小細胞肺がんの治療成績は大幅に向上した。一方、高頻度に皮膚障害が発現し、患者の生活の質を低下させ、治療継続をも妨げる。このため本研究では、効果に影響を及ぼし得る皮膚障害に着目した。皮膚障害を最小限に留め、治療継続を可能にするには、医療チームの緊密な連携のもと的確な患者教育と支持療法を提供するとともに、患者自身のスキンケアに対する理解向上が必要である。そこで、皮膚障害マネジメントシステムを構築し、その有用性を評価した。【研究方法】EGFR-TKIを服用する患者に対して、入院および外来で使用可能なクリティカルパスを活用した皮膚障害マネジメント体制を構築した。運用にあたり、関係職種で協議し、各種教育資料の作成、皮膚障害とスキンケアの状況を継続的に評価可能な電子テンプレートの開発、および皮膚障害治療アルゴリズムの整備を行い、患者教育体制を整備した。以上のマネジメントシステムを運用し、患者理解度およびシステムに対する医療者の評価を行った。なお、本研究は九州大学医学系地区部局臨床研究倫理審査委員会の承認を受けて実施した。【研究成果】マネジメントシステムを開発後、EGFR-TKIを服用した入院患者において、重篤な皮膚障害が原因で治療中止した患者はいなかった。退院時における患者の理解度は治療開始時より有意に上昇しており、標準化した教育システムの有用性が示唆された。また、医療従事者のシステムに対する評価は良好で、皮膚障害に対するスキルや意識の向上が認められた。以上、EGFR-TKIによる治療の有用性をさらに高めるために、皮膚障害対策は重要な因子であり、本研究で開発したマネジメント体制は、皮膚障害の重篤化回避に有用であり、治療継続にも寄与し得ることが示唆された。
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