血液培養の増殖検知時点で病原体の薬剤耐性・病原性情報を迅速報告する手法の開発
血液培養の増殖検知時点で病原体の薬剤耐性・病原性情報を迅速報告する手法の開発
批准号:
26930028
负责人:
大城 健哉
金额:
$0.32万
依托单位:
依托单位国家:
日本
项目类别:
Grant-in-Aid for Encouragement of Scientists
财政年份:
2014
资助国家:
日本
项目状态:
已结题
起止时间:
2014-04-01 至 2015-03-31
中文摘要
【目的】感染症診療において血液培養は必要不可欠であり, 血液培養陽性時の臨床的意義は大きく, 検出菌情報を迅速に正確に報告しなければならない。血液培養陽性検出時の迅速診断検査として遺伝子検査が有用であるが, 我が国における市中病院においてはあまり実施されていないのが現状である。今回, 簡単な前処理と安価なconventional PCR装置を用い, 核酸クロマトにてアンプリコンを検出する手法で, 血液培養の増殖検知時点におけるMethicillin-resistant Staphylococcus aureus(MRSA)の迅速同定を試みた。【対象と方法】血液培養よりグラム陽性ブドウ状球菌が検出された64件を対象とした。培養液を遠心洗浄法にて前処理し, 煮沸法にて核酸を抽出した。核酸増幅のconventional PCRはサーマルサイクラー「クイックバス(ThermoGen™)を用い, S. aureus (dnaJ)とmecAのカクテルプライマーにてPCR後, 核酸クロマトにてアンプリコンを検出した。菌種同定および耐性遺伝子検出結果について培養法と比較した。【結果と考察】培養法との比較は, 菌種同定は全て一致した。耐性遺伝子検出はS. aureus 31件全てで一致したが, coagulase-negative staphylococci(CNS)では33件中27件(81.8%)が一致した。不一致であった6件は, MR-CNS 4件, MS-CNS 2件で, 遠心集菌後に耐性遺伝子を検出するのに対し, 単一コロニーから薬剤感受性検査を実施したことや, 核酸抽出時のDNA template量不足などが考えられた。今回実施したconventional PCRと核酸クロマトを用いた菌種同定および耐性遺伝子検出は簡便であり, 市中病院においても迅速診断に有用であると考えられた。
英文摘要
【目的】感染症診療において血液培養は必要不可欠であり, 血液培養陽性時の臨床的意義は大きく, 検出菌情報を迅速に正確に報告しなければならない。血液培養陽性検出時の迅速診断検査として遺伝子検査が有用であるが, 我が国における市中病院においてはあまり実施されていないのが現状である。今回, 簡単な前処理と安価なconventional PCR装置を用い, 核酸クロマトにてアンプリコンを検出する手法で, 血液培養の増殖検知時点におけるMethicillin-resistant Staphylococcus aureus(MRSA)の迅速同定を試みた。【対象と方法】血液培養よりグラム陽性ブドウ状球菌が検出された64件を対象とした。培養液を遠心洗浄法にて前処理し, 煮沸法にて核酸を抽出した。核酸増幅のconventional PCRはサーマルサイクラー「クイックバス(ThermoGen™)を用い, S. aureus (dnaJ)とmecAのカクテルプライマーにてPCR後, 核酸クロマトにてアンプリコンを検出した。菌種同定および耐性遺伝子検出結果について培養法と比較した。【結果と考察】培養法との比較は, 菌種同定は全て一致した。耐性遺伝子検出はS. aureus 31件全てで一致したが, coagulase-negative staphylococci(CNS)では33件中27件(81.8%)が一致した。不一致であった6件は, MR-CNS 4件, MS-CNS 2件で, 遠心集菌後に耐性遺伝子を検出するのに対し, 単一コロニーから薬剤感受性検査を実施したことや, 核酸抽出時のDNA template量不足などが考えられた。今回実施したconventional PCRと核酸クロマトを用いた菌種同定および耐性遺伝子検出は簡便であり, 市中病院においても迅速診断に有用であると考えられた。
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