ヘパリン起因性血小板減少症に対する新しい免疫学的測定法の開発
ヘパリン起因性血小板減少症に対する新しい免疫学的測定法の開発
批准号:
26931033
负责人:
野々部 亮子
金额:
$0.26万
依托单位:
依托单位国家:
日本
项目类别:
Grant-in-Aid for Encouragement of Scientists
财政年份:
2014
资助国家:
日本
项目状态:
已结题
起止时间:
2014-04-01 至 2015-03-31
中文摘要
HITと確定診断された検体を使用して, 臨床経過と新しい保険収載検査法や従来測定値の整合性を確認しながら, これらのカットオフ値の設定を比較検討した. 免疫学的測定法として, PF4 IgGTMHAT45G, ヒーモスアイエルHIT-Ab(PF4-H), また機能的測定法として, 血小板凝集能計にてヘパリン惹起血小板凝集試験を行った. また, 臨床経過と検査結果, HIT臨床診断スコアリングを検討した. HITが疑われ, 検査が実施された症例について, 検査提出時にスコアリング判定(4Tsスコア : 8点満点)した107例(抗PF4/ヘパリン抗体陽性28例)が解析した. 臨床医によるスコアリングと, HIT解析者のスコアリングを比較したところ, 判定者により乖離を認める項目があることが示唆された. これら症例で免疫測定法(ELISA)による抗PF4/ヘパリン抗体検査結果の関連性を検討した結果, 臨床スコア3点以下の低スコアでもELISA法によるOptical Density(OD)が0.4以上の弱陽性例は20%程度認め, ODが1を越えて高値になる症例も含まれていた. また, ELISA法で高抗体価だが臨床スコアは高値ではない症例も多く, HITの非専門家による臨床診断, 検査法の運用の難しさが明らかとなった. 免疫測定法は高感度のため偽陽性が多いが, 陰性適中率が高く除外診断として有用とされてきた. 2012年に保険収載されたラテックス凝集では, カットオフ値以下でも臨床的にHITと考えられる症例が存在したため, この判定基準値の設定や診断的意義の見直しが必要と考えられた. 今後は, 別方法にてHIT抗体が免疫学的に判定できる迅速検査法を考案しており, これらの検査方法と比較しながら検査法の有用性を検証予定である.
英文摘要
HITと確定診断された検体を使用して, 臨床経過と新しい保険収載検査法や従来測定値の整合性を確認しながら, これらのカットオフ値の設定を比較検討した. 免疫学的測定法として, PF4 IgGTMHAT45G, ヒーモスアイエルHIT-Ab(PF4-H), また機能的測定法として, 血小板凝集能計にてヘパリン惹起血小板凝集試験を行った. また, 臨床経過と検査結果, HIT臨床診断スコアリングを検討した. HITが疑われ, 検査が実施された症例について, 検査提出時にスコアリング判定(4Tsスコア : 8点満点)した107例(抗PF4/ヘパリン抗体陽性28例)が解析した. 臨床医によるスコアリングと, HIT解析者のスコアリングを比較したところ, 判定者により乖離を認める項目があることが示唆された. これら症例で免疫測定法(ELISA)による抗PF4/ヘパリン抗体検査結果の関連性を検討した結果, 臨床スコア3点以下の低スコアでもELISA法によるOptical Density(OD)が0.4以上の弱陽性例は20%程度認め, ODが1を越えて高値になる症例も含まれていた. また, ELISA法で高抗体価だが臨床スコアは高値ではない症例も多く, HITの非専門家による臨床診断, 検査法の運用の難しさが明らかとなった. 免疫測定法は高感度のため偽陽性が多いが, 陰性適中率が高く除外診断として有用とされてきた. 2012年に保険収載されたラテックス凝集では, カットオフ値以下でも臨床的にHITと考えられる症例が存在したため, この判定基準値の設定や診断的意義の見直しが必要と考えられた. 今後は, 別方法にてHIT抗体が免疫学的に判定できる迅速検査法を考案しており, これらの検査方法と比較しながら検査法の有用性を検証予定である.
期刊论文(2)
专著(0)
科研奖励(0)
会议论文
海外基金