東アジア大都市圏における国公有地スラム・スクオッター地区の民営化開発と政策的含意
東アジア大都市圏における国公有地スラム・スクオッター地区の民営化開発と政策的含意
批准号:
09750706
负责人:
福島 茂
金额:
$1.28万
依托单位:
依托单位国家:
日本
项目类别:
Grant-in-Aid for Encouragement of Young Scientists (A)
财政年份:
1997
资助国家:
日本
项目状态:
已结题
起止时间:
1997 至 1998
中文摘要
社会経済発展が一定水準に達した東アジア大都市圏を中心にして、1980年代以降、過剰都市化時代に膨張したスラム・スクォッター地区の更新が本格化しつつある。本研究では東アジア大都市圏において実施された国公有地スラム・スクォッター地区の更新事業、とりわけ民営化による地区再生事業に着目して、当該事業手法の可能性と限界、またあるべき地区再生方策のあり方を明らかにした。民間デベロッパー参加型の民営化開発(ソウル・クアラルンプール)では民間デベロッパーの資金や技術力・開発ポテンシャルを活かすためのノウハウなどを活用することができ、最大化した開発利益を従前スラム住民のための住宅建設費用の一部に内部補助できる利点がある。しかし、開発条件(従前世帯密度・立地・国公有地の払い下げ価格など)によほど恵まれない限り、借家世帯を含めて従前スラム住民が負担可能な範囲で住宅を取得するのは難しい。民営化開発を採用するとしても、低所得の借家世帯には公営住宅を提供するなど公的支援は必要となる。バンコクやマニラにおける民営化開発は住民参加に基づく事業方式を採っている。この方式の利点とは住民の意思決定や整備水準が尊重され、それだけ従後の定着率が高くなる。しかし、1世帯当たりの平均敷地面積が20〜50m^2といった高密なスラム・スクォッター地区では住環境の改善には限度がある。この場合、公的地主は土地の長期借地権を譲渡することで、将来の恒久的な地区更新に備えることが望ましい。スラムの地区更新を実施する場合には、地区条件や住民の社会経済基盤に十分に配慮して従後も住民が定着できるような手法を検討し、かつ実施のタイミングを調整することが必要である。恒久的な地区更新までの過渡期においては基本的な住環境改善を施し、貯蓄組合の結成など社会経済基盤の強化をはかることが望まれる。
英文摘要
社会経済発展が一定水準に達した東アジア大都市圏を中心にして、1980年代以降、過剰都市化時代に膨張したスラム・スクォッター地区の更新が本格化しつつある。本研究では東アジア大都市圏において実施された国公有地スラム・スクォッター地区の更新事業、とりわけ民営化による地区再生事業に着目して、当該事業手法の可能性と限界、またあるべき地区再生方策のあり方を明らかにした。民間デベロッパー参加型の民営化開発(ソウル・クアラルンプール)では民間デベロッパーの資金や技術力・開発ポテンシャルを活かすためのノウハウなどを活用することができ、最大化した開発利益を従前スラム住民のための住宅建設費用の一部に内部補助できる利点がある。しかし、開発条件(従前世帯密度・立地・国公有地の払い下げ価格など)によほど恵まれない限り、借家世帯を含めて従前スラム住民が負担可能な範囲で住宅を取得するのは難しい。民営化開発を採用するとしても、低所得の借家世帯には公営住宅を提供するなど公的支援は必要となる。バンコクやマニラにおける民営化開発は住民参加に基づく事業方式を採っている。この方式の利点とは住民の意思決定や整備水準が尊重され、それだけ従後の定着率が高くなる。しかし、1世帯当たりの平均敷地面積が20〜50m^2といった高密なスラム・スクォッター地区では住環境の改善には限度がある。この場合、公的地主は土地の長期借地権を譲渡することで、将来の恒久的な地区更新に備えることが望ましい。スラムの地区更新を実施する場合には、地区条件や住民の社会経済基盤に十分に配慮して従後も住民が定着できるような手法を検討し、かつ実施のタイミングを調整することが必要である。恒久的な地区更新までの過渡期においては基本的な住環境改善を施し、貯蓄組合の結成など社会経済基盤の強化をはかることが望まれる。
期刊论文(3)
专著(0)
科研奖励(0)
会议论文
武内和彦(共著): "地球環境学:地区環境と巨大都市(第6章「都市の貧困とスラムの成立」を執筆)" 岩波書店, 290 (1998)
竹内和彦(合著者):“全球环境研究:地区环境与大城市(撰写第6章,“城市贫困与贫民窟的建立”)”岩波书店,290(1998)
DOI:
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发表时间:
期刊:
影响因子:
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作者:
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通讯作者:
福島 茂: "フィリピンにおける民活型社会住宅政策と民間開発事業者の対応-セブ大都市圏における市場ベースのエネ-ブリング戦略の経験とその政策的含意-" 都市計画別冊:平成9年度都市計画論文集. NO.32. 511-516 (1997)
福岛茂:《菲律宾私人资助的社会住房政策和私人开发商的反应——宿务大都市区市场化能源战略的经验及其政策启示——》城市规划特刊:1997年城市规划论文集NO. .32.511-516(1997)
DOI:
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发表时间:
期刊:
影响因子:
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作者:
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通讯作者:
福島 茂: "アジア大都市圏におけるスラム・スクォッター地区に対する政策対応の変遷とその規定要因:ソウル・クアラルンプール、バンコクの経験から" 都市情報学研究. NO.3. (1998)
Shigeru Fukushima:“亚洲大都市地区贫民窟和棚户区政策应对的变化及其决定因素:来自首尔、吉隆坡和曼谷的经验”城市信息学研究(1998)。
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作者:
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通讯作者: