マルテンサイト組織を有する耐熱鋼の組織変化挙動に及ぼす粒界性格の影響
マルテンサイト組織を有する耐熱鋼の組織変化挙動に及ぼす粒界性格の影響
批准号:
12750624
负责人:
吉田 冬樹
金额:
$1.47万
依托单位:
依托单位国家:
日本
项目类别:
Grant-in-Aid for Encouragement of Young Scientists (A)
财政年份:
2000
资助国家:
日本
项目状态:
已结题
起止时间:
2000 至 2001
中文摘要
マルテンサイト組織を有する9Cr系耐熱鋼のクリープ変形に伴う組織変化のメカニズムを解明するための基礎的知見を得ることを目的に、本研究では主に改良9Cr-1Mo鋼と前年度検討を行った9Cr-0.1C-3.OCo-0.2V-0.05Nb鋼(以下9Cr-OW鋼)にWを3mass%添加した9Cr-0.1C-3W-3.OCo-0.2V-0.05Nb鋼(以下9Cr-3W鋼)のラス境界、ブロック境界およびパケット境界の形態および粒界性格とこれらのクリープ変形に伴う変化を透過電子顕微鏡と方位像顕微鏡を用いて解析した。以下、本研究により得られた幾つかの新たな知見を示す。1.9Cr-3W鋼の未変形材中のブロック境界とパケット境界の性格は、前年度検討を行った2種類の耐熱鋼と同様にマルテンサイト変態がK-S関係を満たしている場合に予想される性格とほぼ一致していた。この結果より、マルテンサイト組織を有する高Cr耐熱鋼中のブロック境界は<111>軸を共通回転軸に持つΣ3と<110>軸を持つ粒界に限定されるのに対して、パケット境界は旧オーステナイト粒界と同様にランダム粒界と見なせることが明らかになった。2.温度700℃、負荷応力70MPaの9Cr-3W鋼クリープ破断材では、前年度報告した9Cr-OW鋼で確認されたパケット境界を起点とした動的再結晶は認められなかった。この結果は、Wに旧オーステナイト粒界やパケット境界といったランダム粒界から生じる動的再結晶を抑制する効果があることを示唆している。3.改良9Cr-1Mo鋼中のブロック境界とパケット境界の形態および粒界性格は破断直前までほとんど変化しなかった。一方、ラス境界の形態はクリープ変形と共に変化し、破断時にはラス幅が初期の0.5μmから3μm以上と増加していた。ところが、ラス間の平均方位差はほとんど変化しなかった。以上の得られた知見より、9Cr系耐熱鋼の高温強度特性劣化の原因となる組織変化にランダム粒界であるパケット境界や旧オーステナイト粒界が深く関与していることが明らかになった。また、その抑制には固溶強化能の大きな元素の添加が有効であることが示唆された。
英文摘要
マルテンサイト組織を有する9Cr系耐熱鋼のクリープ変形に伴う組織変化のメカニズムを解明するための基礎的知見を得ることを目的に、本研究では主に改良9Cr-1Mo鋼と前年度検討を行った9Cr-0.1C-3.OCo-0.2V-0.05Nb鋼(以下9Cr-OW鋼)にWを3mass%添加した9Cr-0.1C-3W-3.OCo-0.2V-0.05Nb鋼(以下9Cr-3W鋼)のラス境界、ブロック境界およびパケット境界の形態および粒界性格とこれらのクリープ変形に伴う変化を透過電子顕微鏡と方位像顕微鏡を用いて解析した。以下、本研究により得られた幾つかの新たな知見を示す。1.9Cr-3W鋼の未変形材中のブロック境界とパケット境界の性格は、前年度検討を行った2種類の耐熱鋼と同様にマルテンサイト変態がK-S関係を満たしている場合に予想される性格とほぼ一致していた。この結果より、マルテンサイト組織を有する高Cr耐熱鋼中のブロック境界は<111>軸を共通回転軸に持つΣ3と<110>軸を持つ粒界に限定されるのに対して、パケット境界は旧オーステナイト粒界と同様にランダム粒界と見なせることが明らかになった。2.温度700℃、負荷応力70MPaの9Cr-3W鋼クリープ破断材では、前年度報告した9Cr-OW鋼で確認されたパケット境界を起点とした動的再結晶は認められなかった。この結果は、Wに旧オーステナイト粒界やパケット境界といったランダム粒界から生じる動的再結晶を抑制する効果があることを示唆している。3.改良9Cr-1Mo鋼中のブロック境界とパケット境界の形態および粒界性格は破断直前までほとんど変化しなかった。一方、ラス境界の形態はクリープ変形と共に変化し、破断時にはラス幅が初期の0.5μmから3μm以上と増加していた。ところが、ラス間の平均方位差はほとんど変化しなかった。以上の得られた知見より、9Cr系耐熱鋼の高温強度特性劣化の原因となる組織変化にランダム粒界であるパケット境界や旧オーステナイト粒界が深く関与していることが明らかになった。また、その抑制には固溶強化能の大きな元素の添加が有効であることが示唆された。
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吉田 冬樹: "EBSP法による電解コンデンサ用高純度フルミニウム箔の立方体集合組織形成機構の検討"まてりあ(日本金属学会報). 40・7. 638-641 (2001)
吉田冬树:“通过EBSP法研究电解电容器用高纯度钋箔的立方织构形成机制”Materia(日本金属学会会刊)40・7(2001年)。
DOI:
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发表时间:
期刊:
影响因子:
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作者:
[]
通讯作者:
池田 賢一: "電解コンデンサ用高純度アルミニウム箔の立方体集合組織形成過程のEBSP法による解析"軽金属. 51・2. 119-124 (2001)
Kenichi Ikeda:“使用EBSP法分析电解电容器用高纯度铝箔的立方织构的形成过程”轻金属51・2(2001)。
DOI:
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发表时间:
期刊:
影响因子:
--
作者:
[]
通讯作者:
吉田冬樹: "EBSP法を用いたマルテンサイト鋼のクリープ変形組織の観察"日本金属学会報. 39・12. 963 (2000)
吉田冬树:“利用 EBSP 法观察马氏体钢的蠕变变形结构”,日本金属学会通报 39・12(2000 年)。
DOI:
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发表时间:
期刊:
影响因子:
--
作者:
[]
通讯作者:
F.Yoshida: "Microstructure Change during Creep Deformation of Modified 9Cr-1Mo Steel"Proc. of 3rd EPRI Confrence on Advances in Materials Technology for Fossil Power Plants. 143-151 (2001)
F.Yoshida:“改性9Cr-1Mo钢蠕变变形过程中的微观结构变化”Proc。
DOI:
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发表时间:
期刊:
影响因子:
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作者:
[]
通讯作者:
中島英治: "高転位密度材料の高温変形とその組織変化"日本金属学会報. 39・5. 9-12 (2000)
Eiji Nakajima:“高位错密度材料的高温变形及其微观结构变化”日本金属学会通报39・5(2000)。
DOI:
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发表时间:
期刊:
影响因子:
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作者:
[]
通讯作者:
共 8 条
自動車ボディパネル用アルミニウム合金の集合組織とリジング特性
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批准号:16760571
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项目类别:Grant-in-Aid for Young Scientists (B)
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资助金额:$1.28万
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财政年份:2004
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负责人:吉田 冬樹
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依托单位:
分散強化合金の高温延性低下機構の解明
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批准号:07750768
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项目类别:Grant-in-Aid for Encouragement of Young Scientists (A)
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资助金额:$0.58万
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财政年份:1995
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负责人:吉田 冬樹
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依托单位:
整合分散粒子を有する分散強化合金のしきい応力
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批准号:06750706
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项目类别:Grant-in-Aid for Encouragement of Young Scientists (A)
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资助金额:$0.51万
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财政年份:1994
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负责人:吉田 冬樹
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依托单位:
海外基金