ナトリウム添加を利用した新規金属イオン分離剤の開発
ナトリウム添加を利用した新規金属イオン分離剤の開発
批准号:
12750680
负责人:
大渡 啓介
金额:
$1.41万
依托单位:
依托单位国家:
日本
项目类别:
Grant-in-Aid for Encouragement of Young Scientists (A)
财政年份:
2000
资助国家:
日本
项目状态:
已结题
起止时间:
2000 至 2001
中文摘要
脱ブチルした、Cone構造でlower rim側のdista1位にスペーサー長の異なるカルボキシル基を有する、3種類の交差カルボン酸型カリックス[4]アレーン誘導体(酢酸-酢酸、酪酸-酢酸、及び吉草酸-酪酸)を合成した。これらを酸雰囲気下、トリオキサンを用いてメチレン架橋し、目的のメチレン架橋型の樹脂を調製した。これらの樹脂によるナトリウム非添加・添加系での2価金属イオン(鉛、銅、コバルト、亜鉛)の吸着挙動について検討した。ナトリウム添加系での吸着は、ナトリウム非添加系での吸着よりもわずかに高pH領域で起こることが明らかとなった。前年度調製した含浸樹脂の場合と比較して、劇的なナトリウムの添加効果は観察できなかったが、交差型の樹脂では、すべて酢酸基のものよりも吸着率が低下しなかった。また、メチレン架橋時にカリックスアレーンとトリオキサンの混合比を1:5から1:1にすることで、さらに吸着率の維持ができた。含浸樹脂よりもメチレン架橋樹脂のナトリウム添加効果が小さい理由として、ナトリウムの吸着そのものが乏しいことが挙げられる。本実験条件下で、両樹脂の吸着pH領域には1程度の差がある。今回用いたカリックス[4]アレーン誘導体を抽出実験の配位子として用いた場合、極めて高い親和性が観察されたが、イオン交換樹脂として用いる場合、含浸樹脂では高い親和性を示すが、メチレン架橋型樹脂では乏しい親和性しか示さない。含浸樹脂ではカリックス[4]アレーン誘導体がそのまま抽出剤として含浸されるため、樹脂内で比較的自由度を持ち、抽出剤としての挙動を維持できる。しかし、メチレン架橋型の樹脂では、合成の際に密に架橋すれば、ナトリウムに対して最適なカリックスアレーンの環構造が維持されずにひずみが生じてしまい、結果として抽出剤として用いた際の挙動を維持できなくなると考えられる。従って、架橋度を変えるためにカリックスアレーンとトリオキサンの混合比を変化させることによって、カリックスアレーンの環構造を維持できたと考えられる。今後、カリックス[4]アレーン誘導体の環構造を維持したイオン交換樹脂が開発できれば、ナトリウムに対して高い親和性を示し、結果として優れた共抽出挙動を示すと考えられる。
英文摘要
脱ブチルした、Cone構造でlower rim側のdista1位にスペーサー長の異なるカルボキシル基を有する、3種類の交差カルボン酸型カリックス[4]アレーン誘導体(酢酸-酢酸、酪酸-酢酸、及び吉草酸-酪酸)を合成した。これらを酸雰囲気下、トリオキサンを用いてメチレン架橋し、目的のメチレン架橋型の樹脂を調製した。これらの樹脂によるナトリウム非添加・添加系での2価金属イオン(鉛、銅、コバルト、亜鉛)の吸着挙動について検討した。ナトリウム添加系での吸着は、ナトリウム非添加系での吸着よりもわずかに高pH領域で起こることが明らかとなった。前年度調製した含浸樹脂の場合と比較して、劇的なナトリウムの添加効果は観察できなかったが、交差型の樹脂では、すべて酢酸基のものよりも吸着率が低下しなかった。また、メチレン架橋時にカリックスアレーンとトリオキサンの混合比を1:5から1:1にすることで、さらに吸着率の維持ができた。含浸樹脂よりもメチレン架橋樹脂のナトリウム添加効果が小さい理由として、ナトリウムの吸着そのものが乏しいことが挙げられる。本実験条件下で、両樹脂の吸着pH領域には1程度の差がある。今回用いたカリックス[4]アレーン誘導体を抽出実験の配位子として用いた場合、極めて高い親和性が観察されたが、イオン交換樹脂として用いる場合、含浸樹脂では高い親和性を示すが、メチレン架橋型樹脂では乏しい親和性しか示さない。含浸樹脂ではカリックス[4]アレーン誘導体がそのまま抽出剤として含浸されるため、樹脂内で比較的自由度を持ち、抽出剤としての挙動を維持できる。しかし、メチレン架橋型の樹脂では、合成の際に密に架橋すれば、ナトリウムに対して最適なカリックスアレーンの環構造が維持されずにひずみが生じてしまい、結果として抽出剤として用いた際の挙動を維持できなくなると考えられる。従って、架橋度を変えるためにカリックスアレーンとトリオキサンの混合比を変化させることによって、カリックスアレーンの環構造を維持できたと考えられる。今後、カリックス[4]アレーン誘導体の環構造を維持したイオン交換樹脂が開発できれば、ナトリウムに対して高い親和性を示し、結果として優れた共抽出挙動を示すと考えられる。
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K.Ohto,S.Kuwata,H.Ishibashi,K.Inoue: "Effect of Spacer on Sodium-Metal Coextraction with Calix[4]arene Carboxylates"XXV International Symposium on Macrocyclic Chemistry, MACROCYCLES 2000. 52-52 (2000)
K.Ohto,S.Kuwata,H.Ishibashi,K.Inoue:“间隔基对杯[4]芳烃羧酸盐钠-金属共萃取的影响”第二十五届国际大环化学研讨会,MACROCYCLES 2000. 52-52 (2000)
DOI:
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发表时间:
期刊:
影响因子:
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作者:
[]
通讯作者:
K.Ohto, H.Higuchi, K.Inoue: "Solvent Extraction of Silver Ion with Pyridino Calix[4]arenes"Solvent Extraction Research and Development, Japan. 8. 37-46 (2001)
K.Ohto、H.Higuchi、K.Inoue:“用吡啶基杯[4]芳烃溶剂萃取银离子”溶剂萃取研究与开发,日本。
DOI:
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发表时间:
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影响因子:
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作者:
[]
通讯作者:
K.Ohto, S.Inoue, N.Eguchi, T.Shinohara, K.Inoue: "Adsorption behavior of lead ion on calix[4]arene tetracarboxylic acid impregnated resin"Separation Science and Technology. (In press). (2002)
K.Ohto、S.Inoue、N.Eguchi、T.Shinohara、K.Inoue:“铅离子在杯[4]芳烃四羧酸浸渍树脂上的吸附行为”分离科学与技术。
DOI:
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发表时间:
期刊:
影响因子:
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作者:
[]
通讯作者:
K.Ohto,T.Shinohara,K.Inoue: "Development of Novel Types of Resins Containing Calix[4]arene Carboxylates for Adsorption of Metal Ions"Proceedings of The 1st Joint China/Japan Chemical Engineering Symposium. 658-663 (2000)
K.Ohto,T.Shinohara,K.Inoue:“用于吸附金属离子的含杯[4]芳烃羧酸盐的新型树脂的开发”第一届中日化学工程研讨会论文集。
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发表时间:
期刊:
影响因子:
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作者:
[]
通讯作者:
K.Ohto, Y.Tanaka, M.Yano, T.Shinohara, K.Inoue: "Selective Adsorption of Lead Ion on Calix[4]arene Carboxylate Resin supported by Polyallylamine"Solvent Extraction and Ion Exchange. 19(4). 725-741 (2001)
K.Ohto、Y.Tanaka、M.Yano、T.Shinohara、K.Inoue:“聚烯丙胺支持的杯[4]芳烃羧酸酯树脂上铅离子的选择性吸附”溶剂萃取和离子交换。
DOI:
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发表时间:
期刊:
影响因子:
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作者:
[]
通讯作者:
共 11 条
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财政年份:2022
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负责人:大渡 啓介
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依托单位:
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批准号:09750843
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项目类别:Grant-in-Aid for Encouragement of Young Scientists (A)
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资助金额:$1.41万
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负责人:大渡 啓介
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依托单位:
海外基金