アンドロゲン依存性コレステロール合成系酵素DHCR24の前立腺癌における機能解析
アンドロゲン依存性コレステロール合成系酵素DHCR24の前立腺癌における機能解析
批准号:
15659379
负责人:
伊藤 哲之
金额:
$1.79万
依托单位:
依托单位国家:
日本
项目类别:
Grant-in-Aid for Exploratory Research
财政年份:
2003
资助国家:
日本
项目状态:
已结题
起止时间:
2003 至 2004
中文摘要
(目的)マイクロアレイ解析より同定したアンドロゲン依存性前立腺癌関連遺伝子Seladin-1/DHCR24はアルツハイマー病患者側頭葉で発現低下しており、酸化ストレスによるアポトーシツからの細胞保護機能を指摘されている。またコレステロール生合成系経路の酵素遺伝子のひとつでもある。本研究ではSeladin-1/DHCR24の発現、機能解析を行った。(方法と結果)Seladin-1/DHCR24はアンドロゲン依存性前立腺癌細胞株(LNCaP)においてmRNA、蛋白質ともにアンドロゲン依存性に発現誘導されていた。またSeladin-1/DHCR24を高発現した安定LNCaP細胞株を樹立し、Seladin-1/DHCR24の細胞内局在を検索したところ、主に小胞体に局在しており、一部核にも発現していた。高発現LNCaP細胞株と親株とで過酸化水素水を用いた酸化ストレス刺激に対する反応性(主にアポトーシス)を比較したが、明らかな差異を見出せなかった。1997年から2001年までに京都大学で根治的手術を施行した80例前立腺癌患者のホルマリン固定パラフィンブロックを用いて、約320スポットの前立腺癌組織マイクロアレイを作製し、これを用いたin vivoでのSeladin-1/DHCR24の発現を免疫組織化学染色法にて解析をした。Seladin-1/DHCR24は腺管内腔上皮細胞に主に発現しており、一部間質細胞にも発現していた。一方腺管の基底細胞には発現していなかった。しかし、癌と正常とのあきらかな差異は見出せなかった。(考察)Seladin-1/DHCR24は前立腺癌細胞においてアンドロゲン下流遺伝子であることは疑いない。最近癌抑制遺伝子としての機能を示唆する所見もでており、本質的機能については今後の課題である。(760字)
英文摘要
(目的)マイクロアレイ解析より同定したアンドロゲン依存性前立腺癌関連遺伝子Seladin-1/DHCR24はアルツハイマー病患者側頭葉で発現低下しており、酸化ストレスによるアポトーシツからの細胞保護機能を指摘されている。またコレステロール生合成系経路の酵素遺伝子のひとつでもある。本研究ではSeladin-1/DHCR24の発現、機能解析を行った。(方法と結果)Seladin-1/DHCR24はアンドロゲン依存性前立腺癌細胞株(LNCaP)においてmRNA、蛋白質ともにアンドロゲン依存性に発現誘導されていた。またSeladin-1/DHCR24を高発現した安定LNCaP細胞株を樹立し、Seladin-1/DHCR24の細胞内局在を検索したところ、主に小胞体に局在しており、一部核にも発現していた。高発現LNCaP細胞株と親株とで過酸化水素水を用いた酸化ストレス刺激に対する反応性(主にアポトーシス)を比較したが、明らかな差異を見出せなかった。1997年から2001年までに京都大学で根治的手術を施行した80例前立腺癌患者のホルマリン固定パラフィンブロックを用いて、約320スポットの前立腺癌組織マイクロアレイを作製し、これを用いたin vivoでのSeladin-1/DHCR24の発現を免疫組織化学染色法にて解析をした。Seladin-1/DHCR24は腺管内腔上皮細胞に主に発現しており、一部間質細胞にも発現していた。一方腺管の基底細胞には発現していなかった。しかし、癌と正常とのあきらかな差異は見出せなかった。(考察)Seladin-1/DHCR24は前立腺癌細胞においてアンドロゲン下流遺伝子であることは疑いない。最近癌抑制遺伝子としての機能を示唆する所見もでており、本質的機能については今後の課題である。(760字)
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