氷-水界面にある活性不凍化タンパク質の分子レベルの測定と数値シミュレーション
氷-水界面にある活性不凍化タンパク質の分子レベルの測定と数値シミュレーション
批准号:
16656071
负责人:
萩原 良道
金额:
$2.3万
依托单位国家:
日本
项目类别:
Grant-in-Aid for Exploratory Research
财政年份:
2004
资助国家:
日本
项目状态:
已结题
起止时间:
2004 至 2006
中文摘要
極海に生息する魚から抽出される不凍化タンパク質タイプIの主要成分であるHPLC6に注目し、氷-水界面近傍にあるHPLC6の影響に関するナノレベルの測定と数値シミュレーションを行った。測定に関しては、HPLC6を合成して、その特定のアミノ基に蛍光試薬を標識した。間隔約50ミクロンのカバーガラスにはさまれたHPLC6の水溶液を冷却し、一方向に氷結晶を成長させた。このときの微小領域における蛍光強度、温度、界面位置を高精度で計測した。その結果、(1)低い氷結晶成長速度では、タンパク質濃度が高いほど成長速度が低下すること、(2)氷の成長によりタンパク質は氷表面に集中するが、氷の融解時には表面から離脱すること、(3)結晶中に現れる筋状の不凍部はHPLC6により形成された液相領域であること、などが明らかになった。他方、数値シミュレーションに関しては、HPLC6の一部である9個のアラニン残基、2個のトレオニン残基、1個のアスパラギン残基からなるポリペプチドモデルを作成した。またトレオニンをバリンに置き換えた変異体モデルも作成した。これらを含む水、あるいは氷-水混合系に関する分子動力学解析を行った。平均二乗変位、回転相関関数、角度分布関数、二面角分布関数、水素結合相関関数などの統計量を比較し、ポリペプチドモデルの側鎖サイトがその周辺の水分子へ及ぼす影響について検証した。計算結果より、アスパラギン残基近いトレオニン残基が水素結合により氷結晶のプリズム面に近づくこと、アラニン残基のみならずトレオニン残基にも含まれるメチル基が疎水性水和構造の形成を誘起すること、この構造が氷成長を阻害すること、複数のモデルが接近しているときにはこの構造が優勢であること、などを示した。
英文摘要
極海に生息する魚から抽出される不凍化タンパク質タイプIの主要成分であるHPLC6に注目し、氷-水界面近傍にあるHPLC6の影響に関するナノレベルの測定と数値シミュレーションを行った。測定に関しては、HPLC6を合成して、その特定のアミノ基に蛍光試薬を標識した。間隔約50ミクロンのカバーガラスにはさまれたHPLC6の水溶液を冷却し、一方向に氷結晶を成長させた。このときの微小領域における蛍光強度、温度、界面位置を高精度で計測した。その結果、(1)低い氷結晶成長速度では、タンパク質濃度が高いほど成長速度が低下すること、(2)氷の成長によりタンパク質は氷表面に集中するが、氷の融解時には表面から離脱すること、(3)結晶中に現れる筋状の不凍部はHPLC6により形成された液相領域であること、などが明らかになった。他方、数値シミュレーションに関しては、HPLC6の一部である9個のアラニン残基、2個のトレオニン残基、1個のアスパラギン残基からなるポリペプチドモデルを作成した。またトレオニンをバリンに置き換えた変異体モデルも作成した。これらを含む水、あるいは氷-水混合系に関する分子動力学解析を行った。平均二乗変位、回転相関関数、角度分布関数、二面角分布関数、水素結合相関関数などの統計量を比較し、ポリペプチドモデルの側鎖サイトがその周辺の水分子へ及ぼす影響について検証した。計算結果より、アスパラギン残基近いトレオニン残基が水素結合により氷結晶のプリズム面に近づくこと、アラニン残基のみならずトレオニン残基にも含まれるメチル基が疎水性水和構造の形成を誘起すること、この構造が氷成長を阻害すること、複数のモデルが接近しているときにはこの構造が優勢であること、などを示した。
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Molecular Dynamics Analysis on Interaction between Water Molecules and Segment Model of Antifreeze Protein Type I
水分子相互作用的分子动力学分析与I型抗冻蛋白片段模型
DOI:
--
发表时间:
2006
期刊:
Proc. of the 17th International Symposium on Transport Phenomena (2006) (Paper No. 1-D-II-1) (CD-ROM)
影响因子:
--
作者:
[T.Nobekawa, H.Taniguchi, Y.Hagiwara]
通讯作者:
Y.Hagiwara
アミノ酸ポリペプチドモデルと水分子の相互作用に関する分子動力学的解析
氨基酸多肽模型与水分子相互作用的分子动力学分析
DOI:
--
发表时间:
2005
期刊:
第42回日本伝熱シンポジウム講演論文集 第1巻
影响因子:
--
作者:
[延川 隆, 岩崎 和久, 萩原 良道]
通讯作者:
萩原 良道
アミノ酸ポリペプチドモデルによる氷結晶成長抑制に関する分子動力学的解析
使用氨基酸多肽模型对冰晶生长抑制进行分子动力学分析
DOI:
--
发表时间:
2006
期刊:
(社)日本機械学会熱工学コンファレンス講演論文集 No. 06-2
影响因子:
--
作者:
[延川 隆, 谷口 比呂美, 萩原良道]
通讯作者:
萩原良道
Molecular Dynamics Analysis on Inhibition of Ice Nucleus Growth by Alanine Polypeptide Model
丙氨酸多肽模型抑制冰核生长的分子动力学分析
DOI:
--
发表时间:
2006
期刊:
Proc. of the 13th International Heat Transfer Conference (Paper No. MIC-11) (CD-ROM)
影响因子:
--
作者:
[Y.Hagiwara, T.Nobekawa, K.Iwasaki]
通讯作者:
K.Iwasaki
Molecular dynamics simulation on hydrophobic effects of alanine tetra-peptide in water
丙氨酸四肽在水中疏水效应的分子动力学模拟
DOI:
--
发表时间:
2004
期刊:
Proceedings of the 1st International Forum on Heat Transfer
影响因子:
--
作者:
[K.Iwasaki, Y.Hagiwara]
通讯作者:
Y.Hagiwara
共 14 条
相界面の変形を考慮にいれた分散性混相乱流のモデリング
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批准号:05240212
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项目类别:Grant-in-Aid for Scientific Research on Priority Areas
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资助金额:$1.28万
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财政年份:1993
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负责人:萩原 良道
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依托单位:
気液二相環状流の界面近傍の流動に関する測定と理論解析
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批准号:58750145
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项目类别:Grant-in-Aid for Encouragement of Young Scientists (A)
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资助金额:$0.58万
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财政年份:1983
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负责人:萩原 良道
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依托单位:
気液二相環状噴霧流の液膜流動の可視化および写真計測
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批准号:57750164
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项目类别:Grant-in-Aid for Encouragement of Young Scientists (A)
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资助金额:$0.58万
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财政年份:1982
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负责人:萩原 良道
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依托单位:
海外基金