考古学資料に基づく「寒冷化」現象把握のための基礎的研究
考古学資料に基づく「寒冷化」現象把握のための基礎的研究
批准号:
17652074
负责人:
甲元 眞之
金额:
$1.86万
依托单位:
依托单位国家:
日本
项目类别:
Grant-in-Aid for Exploratory Research
财政年份:
2005
资助国家:
日本
项目状态:
已结题
起止时间:
2005 至 2006
中文摘要
東アジアにおける砂丘・砂堤・砂地の形成状況を把握することで、考古学的資料から寒冷化した時期の特定に努めた。地球が寒冷化すると沿岸部では海退がおこり、それに伴って砂丘や砂堤が形成される。一方内陸地帯では植物の生育力が低下し、砂漠や砂地が拡大する。沿岸部の砂丘遺跡では、温暖化して砂の供給が停止すると植物が繁茂してクロスナ層が形成される。このクロスナ層に含まれる考古遺物や遺構を分析することで、砂丘や砂堤が形成された時期を特定することが可能になる。西日本の沿岸地域での事例では、縄文時代早期と前期、前期と中期の境目、後期の後半の中頃、縄文時代と弥生時代の境目、弥生時代後期終末直前、古墳時代中期前半期にそれぞれ砂丘が形成されていたことが確認される。その中でも重要なのは、縄文時代と弥生時代を画する時期に寒冷乾燥化した現象が認められる。このことは広島県東広島市の黄幡1号遺構で検出された木材の年輪からも裏付けられる。すなわち紀元前750年をピークとする寒冷化現象は、オリエントや西ヨーロッパでも確認され、中国では軍都山の墓地の切り込み層位や、香港周辺地域の「間歇層」と対応し、西周末期の寒冷化に比定できる。北部九州ではこの時期に形成された砂丘の下部からは縄文時代晩期終末の黒川式土器が、砂丘の上層からは弥生時代初頭の夜臼1式土器が検出されることから、弥生時代の始まりは寒冷乾燥化した状況で成立したものであり、その時期はほぼ紀元前8世紀終わり頃と推定される。砂丘の形成は沿岸地帯に後背湿地を形成するが、この生態環境は弥生水稲耕作民に格好の生産場所を提供したのであったことが、砂丘出土の遺物により確認される。
英文摘要
東アジアにおける砂丘・砂堤・砂地の形成状況を把握することで、考古学的資料から寒冷化した時期の特定に努めた。地球が寒冷化すると沿岸部では海退がおこり、それに伴って砂丘や砂堤が形成される。一方内陸地帯では植物の生育力が低下し、砂漠や砂地が拡大する。沿岸部の砂丘遺跡では、温暖化して砂の供給が停止すると植物が繁茂してクロスナ層が形成される。このクロスナ層に含まれる考古遺物や遺構を分析することで、砂丘や砂堤が形成された時期を特定することが可能になる。西日本の沿岸地域での事例では、縄文時代早期と前期、前期と中期の境目、後期の後半の中頃、縄文時代と弥生時代の境目、弥生時代後期終末直前、古墳時代中期前半期にそれぞれ砂丘が形成されていたことが確認される。その中でも重要なのは、縄文時代と弥生時代を画する時期に寒冷乾燥化した現象が認められる。このことは広島県東広島市の黄幡1号遺構で検出された木材の年輪からも裏付けられる。すなわち紀元前750年をピークとする寒冷化現象は、オリエントや西ヨーロッパでも確認され、中国では軍都山の墓地の切り込み層位や、香港周辺地域の「間歇層」と対応し、西周末期の寒冷化に比定できる。北部九州ではこの時期に形成された砂丘の下部からは縄文時代晩期終末の黒川式土器が、砂丘の上層からは弥生時代初頭の夜臼1式土器が検出されることから、弥生時代の始まりは寒冷乾燥化した状況で成立したものであり、その時期はほぼ紀元前8世紀終わり頃と推定される。砂丘の形成は沿岸地帯に後背湿地を形成するが、この生態環境は弥生水稲耕作民に格好の生産場所を提供したのであったことが、砂丘出土の遺物により確認される。
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中央政権の外交政策と渡来人
中央政府的外交政策和移民
DOI:
--
发表时间:
2005
期刊:
九州における渡来人の受容と展開
影响因子:
--
作者:
[フィリップ・オドレール著, 羽田正訳編, 大峰真理, 甲元眞之, 甲元眞之, 甲元眞之, 甲元眞之, 甲元眞之, 田崎博之, 甲元眞之, 甲元眞之, 杉井 健]
通讯作者:
杉井 健
殷周青銅器文化の拡大
商周青铜文化的扩展
DOI:
--
发表时间:
2006
期刊:
古代東アジアの青銅器文化と社会
影响因子:
--
作者:
[フィリップ・オドレール著, 羽田正訳編, 大峰真理, 甲元眞之, 甲元眞之, 甲元眞之, 甲元眞之, 甲元眞之]
通讯作者:
甲元眞之
東アジアの中の弥生時代
东亚弥生时代
DOI:
--
发表时间:
2006
期刊:
倭人の生きた環境
影响因子:
--
作者:
[フィリップ・オドレール著, 羽田正訳編, 大峰真理, 甲元眞之, 甲元眞之, 甲元眞之]
通讯作者:
甲元眞之
弥生時代の実年代と問題点
弥生时代的实际日期和问题
DOI:
--
发表时间:
2006
期刊:
安芸のまほろばフォーラム:弥生時代の実年代を考える
影响因子:
--
作者:
[フィリップ・オドレール著, 羽田正訳編, 大峰真理, 甲元眞之, 甲元眞之, 甲元眞之, 甲元眞之, 甲元眞之, 田崎博之]
通讯作者:
田崎博之
生業をめぐる考古学的検証
民生考古考察
DOI:
--
发表时间:
2006
期刊:
新しい歴史学と生業
影响因子:
--
作者:
[フィリップ・オドレール著, 羽田正訳編, 大峰真理, 甲元眞之]
通讯作者:
甲元眞之
共 10 条
日本支石墓の研究
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批准号:X00210----971069
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项目类别:Grant-in-Aid for Encouragement of Young Scientists (A)
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资助金额:$0.14万
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财政年份:1974
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负责人:甲元 眞之
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依托单位:
海外基金