π-アリルパラジウム中間体を経るアルキン、ジエンの分子内挿入-カルボニル化の研究
π-アリルパラジウム中間体を経るアルキン、ジエンの分子内挿入-カルボニル化の研究
批准号:
07455358
负责人:
山元 經二
金额:
$0.0万
依托单位国家:
日本
项目类别:
Grant-in-Aid for General Scientific Research (B)
财政年份:
1995
资助国家:
日本
项目状态:
已结题
起止时间:
1995 至 --
中文摘要
われわれはブタジエンテロマ-酢酸2,7-オクタジエニルを出発物とする、Pd(0)触媒による環化-カルボニル化に成功して以来、π-アリルパラジウム中間体への分子内アルケン挿入(Pallada-ene反応とも見倣される)を鍵段階に含む合成反応を展開してきた。この基本の反応では酢酸溶媒を用いる限りアルケン挿入-環化が優先し、直鎖状のカルボニル化生成物を全く生じない。また、5員環形成に伴うintraannulardiastereoselectionがトランス優勢である特色を有している。しかしながら、酢酸6-ビニル-2,7,8-ノナトリエニルを基質としてPd(0)触媒での環化-カルボニル化を試みたところ、生成物につぎの3点の特徴が認められた。すなわち、i)末端アルケンより1,2-ジエン(アレン)部位が選択的に挿入環化に関与したこと、ii)5員環のみが形成される結果、分子間でのπ-アリルパラジウムとアレンの反応とは位置選択性が異なり、ビニルパラジウム中間体を形成したこと、およびiii)intraannular diastereoselectionが一転してシスとなったことである。この結果に基づいて、1,2-ジエンの挿入環化における立体および位置選択性を種々の酢酸2,7,8-および2,6,7-トリエン系基質の環化-カルボニル化について検討した。酢酸2,6,7-トリエン系からは5員環形成に伴いこの環上で新たなπ-アリルパラジウム中間体が形成されることが分かった。さらに合成的見地から、モノテルペノイドの一種isoiridomyrmecinの合成と、タンデムな環化反応(すなわち、分子内Heck反応とカルボニル化の繰り返し)を活用した4環性エノンを一段階で合成できることを示した。
英文摘要
われわれはブタジエンテロマ-酢酸2,7-オクタジエニルを出発物とする、Pd(0)触媒による環化-カルボニル化に成功して以来、π-アリルパラジウム中間体への分子内アルケン挿入(Pallada-ene反応とも見倣される)を鍵段階に含む合成反応を展開してきた。この基本の反応では酢酸溶媒を用いる限りアルケン挿入-環化が優先し、直鎖状のカルボニル化生成物を全く生じない。また、5員環形成に伴うintraannulardiastereoselectionがトランス優勢である特色を有している。しかしながら、酢酸6-ビニル-2,7,8-ノナトリエニルを基質としてPd(0)触媒での環化-カルボニル化を試みたところ、生成物につぎの3点の特徴が認められた。すなわち、i)末端アルケンより1,2-ジエン(アレン)部位が選択的に挿入環化に関与したこと、ii)5員環のみが形成される結果、分子間でのπ-アリルパラジウムとアレンの反応とは位置選択性が異なり、ビニルパラジウム中間体を形成したこと、およびiii)intraannular diastereoselectionが一転してシスとなったことである。この結果に基づいて、1,2-ジエンの挿入環化における立体および位置選択性を種々の酢酸2,7,8-および2,6,7-トリエン系基質の環化-カルボニル化について検討した。酢酸2,6,7-トリエン系からは5員環形成に伴いこの環上で新たなπ-アリルパラジウム中間体が形成されることが分かった。さらに合成的見地から、モノテルペノイドの一種isoiridomyrmecinの合成と、タンデムな環化反応(すなわち、分子内Heck反応とカルボニル化の繰り返し)を活用した4環性エノンを一段階で合成できることを示した。
期刊论文(3)
专著(0)
科研奖励(0)
会议论文
川波 由紀夫: "Rh(I)-Catalyzed Dehydrogenative Silylation of Divinylsilanes with Dimethylphenylsilane" Bull. Chem. Soc. Jpn.(in press). (1996)
Yukio Kawanami:“Rh(I) 催化二乙烯基硅烷的脱氢硅烷化”,《化学》杂志,1996 年。
DOI:
--
发表时间:
期刊:
影响因子:
--
作者:
[]
通讯作者:
土井 隆行: "Chirality Transfer in Palladium Catalyzed Reactions of Allylammonium Salts" Tatrahedron: Asymmetry. 6. 389-392 (1995)
Takayuki Doi:“钯催化烯丙基铵盐反应中的手性转移”Tatrahedron:不对称性。6. 389-392 (1995)
DOI:
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发表时间:
期刊:
影响因子:
--
作者:
[]
通讯作者:
川波 由紀夫: "Palladium-Catalyzed Hydrosilation of 1-Alkynes with Concomitant Dimerization to Form 1, 3-Dienylsilanes" Synlett. 1232-1234 (1995)
Yukio Kawanami:“钯催化 1-炔烃硅氢化并伴随二聚形成 1, 3-二烯基硅烷”Synlett 1232-1234 (1995)。
DOI:
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发表时间:
期刊:
影响因子:
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作者:
[]
通讯作者:
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