18世紀美学における崇高論の展開

18世纪美学崇高理论的发展

• 批准号: 07801011
• 负责人: 長野 順子
• 金额: $ 0.9万
• 依托单位: Gunma Prefectural Women's University
• 依托单位国家: 日本
• 项目类别: Grant-in-Aid for General Scientific Research (C)
• 财政年份: 1995
• 资助国家: 日本
• 起止时间: 1995 至 无数据
• 项目状态: 已结题
• 来源: https://kaken.nii.ac.jp/en/grant/KAKENHI-PROJECT-07801011/
• 关键词: 崇高; 美; 修辞学; グランド・ツアー; 近代的主体性; 啓蒙思想; 出版資本主義; ピクチュアレスク

「崇高」という概念は、18世紀イギリスの市民社会の草創期に一つの美的カテゴリーとしての地位を獲得し、絵画や文学で具現化されるだけでなく美学上の重要なテーマとなる。その理論的言説の焦点は、修辞学における「崇高体」から、自然の「崇高な」対象、そして主体自身の「崇高性」へと移行していった。「崇高」の経験は、内的葛藤や両義的感情といったダイナミックな要素を含みもつことで、近代的な主体性の確立と動揺のプロセスに深く関わっていたと考えられる。その経緯を明らかにするために、本年度は以下の項目に関する研究を進めた。1. 伝ロンギノス『崇高について』の17世紀末から18世紀にかけてのイギリスでの普及について、原典、ボワロ-のフランス語訳からの重訳、及び数種類の英訳の出版状況と反響を調査した。2. 18世紀のイングランド・スコットランドの啓蒙思想家、文学者たちのグランド・ツアーでのアルプス体験の報告や記録、及び彼らによる「崇高」概念の意識化について調査、検討した。3. 市民社会台頭期において出版資本主義の果たした役割を、定期刊行物の発行、旅行記や冒険小説などの普及という面から検討し、崇高論の流行との関わりについて考察した。4. J.デニス、アディスン、ベイリー、バ-クらによる崇高論の内容、相互関係、人々の受容等を検討した。5. とくに影響力のあったバ-クの崇高論については詳しく内容を分析し、「崇高」=男性的なもの、「美」=女性的なもの、というジェンダー的な二元論による類型化がさまざまな側面からなされていることを確認した。尚、最後の項目5に関しては、平成7年10月20日美学会第46回全国大会にて「「崇高」とジェンダー・メタファー…バ-クの『崇高論』を中心にして」という題目で口頭発表を行った。

The concept of "sublimity" is of aesthetic importance in the early 18th century when civil society was founded. The focus of the theory is the sublime body of rhetoric, the sublime object of nature, and the sublimity of the subject itself. "Sublime" and "sublime" in the meaning of the feelings of Kudzuvine, including the elements of the modern subjectivity of the establishment of the dynamic and the deep relationship between the examination of the This year, the following research projects have been carried out. 1. From the end of 17th century to the end of 18th century, the popularity of "sublime culture", the popularity of original texts, the popularity of "sublime culture", and the publication of many kinds of English culture were investigated. 2. The 18th century's enlightenment thinkers, writers, writers, 3. The first stage of civil society is the publication of the fruits of capitalism, the publication of periodic publications, the publication of travel stories, the popularization of novels, the popularity of lofty theories, and the investigation of relations. 4. J. Discussion on the content, relationship, and acceptance of noble opinions 5. The influence of sublime theory is analyzed in detail,"sublime"= male,"beauty"= female,"dualism" is typed,"sublime"= male,"beauty"= female. On October 20, 2007, the 46th National Conference of the Japanese Academy of Sciences was held on the topic of "Sublime" and "Sublime Theory".

项目成果

長野順子: "「崇高」とジェンダー・メタファー…マークの『崇高論』を中心にして(第46回美学会全国大会発表要旨)" 美学(美学会編). 183. 28-28 (1995)

Junko Nagano：“‘崇高’和性别隐喻……聚焦马克的崇高理论（第46届美学协会全国代表大会演讲摘要）”美学（美学协会编辑）183. 28-28（1995）。 ）