七・八世紀の粘土紐・粘土板桶巻作り軒平瓦の製作工程復原による工人系譜関係の研究
七・八世紀の粘土紐・粘土板桶巻作り軒平瓦の製作工程復原による工人系譜関係の研究
批准号:
04610252
负责人:
山崎 信二
金额:
$0.45万
依托单位国家:
日本
项目类别:
Grant-in-Aid for General Scientific Research (C)
财政年份:
1992
资助国家:
日本
项目状态:
已结题
起止时间:
1992 至 --
中文摘要
桶巻作り軒平瓦の製作工程について具体的に復原した。まず粘土紐接合における外傾接合から、軒平瓦の顎部は粘土円筒に巻きつける段階では円筒の下位に位置することを確認した。つまり藤原宮の粘土紐桶巻作り軒平瓦では、粘土紐相互は外傾接合であるから、顎部ははじめ桶および粘土円筒の下位に位置しなければならず、木製笵型によって同じ文様を3〜4回押すために、粘土円筒を桶と共に上下反転させ、その後に上から施文することが要点である。次に、姫寺跡出土重弧文軒平瓦について検討を行ない、4重弧文の押し引きの方向と、平瓦部凸面および顎部にみられる削り・ナデの方向が逆方向であることから、粘土円筒を上下反転させてから文様面に施文したことを確認した。以上の方式を粘土円筒反転式の軒平瓦と呼ぶなら、ごくわずかではあるが逆円錐台形桶式の軒平瓦もあることがわかった。後者の実例は藤原宮出土の6647Cである。次に平城宮初期の桶巻作り軒平瓦の検討をおこない、瀬後谷瓦窯の粘土紐桶巻作りの工人が、先行する藤原宮の時期の日高山・高合峰寺・安養寺裏山瓦窯のうちのいずれかの粘土紐桶巻作りの工人の系譜に直接つながるのに対し、中山瓦窯では粘土紐桶巻作りと粘土板桶巻作りの二つの工人の系譜が併存し、後に両者が融合されるであろうことが想定できる。最後に、筑前と尾張の粘土紐桶巻作り軒平瓦の検討をおこない、それぞれ、藤原宮や平城宮初期の桶巻作り軒平瓦と密接な関連があることが確認できた。なお、製作工程復原と共に同笵関係の認定が必要になってきたので、七・八世紀の大和の軒瓦と、筑前・豊前・伊予・備前・丹波・近江・河内・伊勢・伊賀・播磨・下野などの軒瓦との同笵関係の認定をおこなった。
英文摘要
桶巻作り軒平瓦の製作工程について具体的に復原した。まず粘土紐接合における外傾接合から、軒平瓦の顎部は粘土円筒に巻きつける段階では円筒の下位に位置することを確認した。つまり藤原宮の粘土紐桶巻作り軒平瓦では、粘土紐相互は外傾接合であるから、顎部ははじめ桶および粘土円筒の下位に位置しなければならず、木製笵型によって同じ文様を3〜4回押すために、粘土円筒を桶と共に上下反転させ、その後に上から施文することが要点である。次に、姫寺跡出土重弧文軒平瓦について検討を行ない、4重弧文の押し引きの方向と、平瓦部凸面および顎部にみられる削り・ナデの方向が逆方向であることから、粘土円筒を上下反転させてから文様面に施文したことを確認した。以上の方式を粘土円筒反転式の軒平瓦と呼ぶなら、ごくわずかではあるが逆円錐台形桶式の軒平瓦もあることがわかった。後者の実例は藤原宮出土の6647Cである。次に平城宮初期の桶巻作り軒平瓦の検討をおこない、瀬後谷瓦窯の粘土紐桶巻作りの工人が、先行する藤原宮の時期の日高山・高合峰寺・安養寺裏山瓦窯のうちのいずれかの粘土紐桶巻作りの工人の系譜に直接つながるのに対し、中山瓦窯では粘土紐桶巻作りと粘土板桶巻作りの二つの工人の系譜が併存し、後に両者が融合されるであろうことが想定できる。最後に、筑前と尾張の粘土紐桶巻作り軒平瓦の検討をおこない、それぞれ、藤原宮や平城宮初期の桶巻作り軒平瓦と密接な関連があることが確認できた。なお、製作工程復原と共に同笵関係の認定が必要になってきたので、七・八世紀の大和の軒瓦と、筑前・豊前・伊予・備前・丹波・近江・河内・伊勢・伊賀・播磨・下野などの軒瓦との同笵関係の認定をおこなった。
期刊论文(2)
专著(0)
科研奖励(0)
会议论文
山崎 信二: "桶巻作り軒平瓦の製作工程" 考古論集ー潮見浩先生退宮記念論文集ー. 647-670 (1993)
山崎真司:《冈卷制屋檐瓦的制作过程》考古文集-盐见博教授退休纪念文集647-670(1993)。
DOI:
--
发表时间:
期刊:
影响因子:
--
作者:
[]
通讯作者:
横穴式石室構造の地域別比較研究‐中・四国編‐
-
批准号:59710212
-
项目类别:Grant-in-Aid for Encouragement of Young Scientists (A)
-
资助金额:$0.51万
-
财政年份:1984
-
负责人:山崎 信二
-
依托单位:
瓦製作技法の伝播と地域的変容の研究
-
批准号:X00210----401137
-
项目类别:Grant-in-Aid for Encouragement of Young Scientists (A)
-
资助金额:$0.45万
-
财政年份:1979
-
负责人:山崎 信二
-
依托单位:
南都七大寺における瓦の同范関係と瓦工組織の研究
-
批准号:X00210----271097
-
项目类别:Grant-in-Aid for Encouragement of Young Scientists (A)
-
资助金额:$0.18万
-
财政年份:1977
-
负责人:山崎 信二
-
依托单位: