プラズマ中の炭化水素ガス分解を利用した水素生成法の飛躍的な効率向上を目指す研究
プラズマ中の炭化水素ガス分解を利用した水素生成法の飛躍的な効率向上を目指す研究
批准号:
17H06934
负责人:
大宅 諒
金额:
$1.91万
依托单位:
依托单位国家:
日本
项目类别:
Grant-in-Aid for Research Activity Start-up
财政年份:
2017
资助国家:
日本
项目状态:
已结题
起止时间:
2017-08-25 至 2019-03-31
中文摘要
プラズマ中の炭化水素ガス分解を利用した水素生成法に注目し、分解した水素の生成・回収効率の飛躍的な向上を目指すため、プラズマ-容器壁複合系における、プラズマ中の原子・分子過程と容器壁での水素の表面過程の総合的な理解を目的とした。プラズマ中のメタンの分解に関わる原子・分子過程を、モンテカルロ法で計算するシミュレーションを行った。プラズマ中の電子と炭化水素分子の多くの衝突過程(解離、励起、電離など)を考慮に入れるため、それらの衝突断面積データを用いて、実験プラズマ条件と容器壁を考慮に入れたシミュレーションコードを作成した。シミュレーションの結果、九州大学の高周波プラズマ装置(電子温度30 eV、電子密度5×10^18 m^-3)で、導入するメタンの約63%が炭素原子まで完全に分解することが分かり、メタン分解反応の中でも電子衝突による解離が支配的であることが明らかとなった。また、高効率な水素生成のために最適なプラズマ条件の抽出も行い、分解率を90%以上に保つには、プラズマ条件として電子温度10 eV以上、電子密度10^19 m^-3以上が必要であり、プラズマ容器内の真空度は170 Pa程度(ロータリーポンプ程度)で十分であることを示した。また、容器壁表面での炭素の堆積位置をシミュレーション結果と先行研究の実験結果で比較した結果、水素プラズマによるスパッタリングが大きな影響を与えていた。このことから、水素プラズマ放電領域中に水素回収用の透過膜を設置すれば、炭素堆積を防ぎつつ高効率に水素を回収できる可能性が示唆された。さらに、実機での高周波プラズマ生成実験、プラズマ照射装置による材料表面の水素吸収・再放出実験も行い、これらの研究からプラズマ中のメタン分解の原子・分子過程と容器表面過程の総合的理解が進み、それに基づいた高効率な水素生成・回収のための装置の基本設計案を示すことができた。
英文摘要
プラズマ中の炭化水素ガス分解を利用した水素生成法に注目し、分解した水素の生成・回収効率の飛躍的な向上を目指すため、プラズマ-容器壁複合系における、プラズマ中の原子・分子過程と容器壁での水素の表面過程の総合的な理解を目的とした。プラズマ中のメタンの分解に関わる原子・分子過程を、モンテカルロ法で計算するシミュレーションを行った。プラズマ中の電子と炭化水素分子の多くの衝突過程(解離、励起、電離など)を考慮に入れるため、それらの衝突断面積データを用いて、実験プラズマ条件と容器壁を考慮に入れたシミュレーションコードを作成した。シミュレーションの結果、九州大学の高周波プラズマ装置(電子温度30 eV、電子密度5×10^18 m^-3)で、導入するメタンの約63%が炭素原子まで完全に分解することが分かり、メタン分解反応の中でも電子衝突による解離が支配的であることが明らかとなった。また、高効率な水素生成のために最適なプラズマ条件の抽出も行い、分解率を90%以上に保つには、プラズマ条件として電子温度10 eV以上、電子密度10^19 m^-3以上が必要であり、プラズマ容器内の真空度は170 Pa程度(ロータリーポンプ程度)で十分であることを示した。また、容器壁表面での炭素の堆積位置をシミュレーション結果と先行研究の実験結果で比較した結果、水素プラズマによるスパッタリングが大きな影響を与えていた。このことから、水素プラズマ放電領域中に水素回収用の透過膜を設置すれば、炭素堆積を防ぎつつ高効率に水素を回収できる可能性が示唆された。さらに、実機での高周波プラズマ生成実験、プラズマ照射装置による材料表面の水素吸収・再放出実験も行い、これらの研究からプラズマ中のメタン分解の原子・分子過程と容器表面過程の総合的理解が進み、それに基づいた高効率な水素生成・回収のための装置の基本設計案を示すことができた。
期刊论文(2)
专著(0)
科研奖励(0)
会议论文
プラズマ中の炭化水素ガス分解を利用した水素生成法における原子分子過程
利用等离子体中烃类气体分解生产氢气的原子和分子过程
DOI:
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发表时间:
2017
期刊:
影响因子:
--
作者:
[大宅諒, 片山一成, 深田智]
通讯作者:
深田智
The role of the graphite divertor tiles in helium retention on the LHD wall
石墨偏滤器瓦在 LHD 壁上保留氦气方面的作用
DOI:
10.1016/j.nme.2017.07.006
发表时间:
2017
期刊:
Nuclear Materials and Energy
影响因子:
2.6
作者:
[M. Oya, G. Motojima, M. Tokitani, H. Tanaka, S. Masuzaki and Y. Ueda]
通讯作者:
S. Masuzaki and Y. Ueda
タングステン粒子の炉内大域的輸送の理解とそれによる堆積層の水素同位体蓄積量の評価
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批准号:24K06995
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项目类别:Grant-in-Aid for Scientific Research (C)
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资助金额:$3.0万
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财政年份:2024
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负责人:大宅 諒
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依托单位:
プラズマを用いたトリチウム化水素化合物ガスの分解によるトリチウム抽出法
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批准号:21K13899
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项目类别:Grant-in-Aid for Early-Career Scientists
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资助金额:$3.0万
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财政年份:2021
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负责人:大宅 諒
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依托单位:
中性子照射がタングステン中の水素同位体吸蔵に及ぼす影響の解明と新材料の開発
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批准号:14J00839
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项目类别:Grant-in-Aid for JSPS Fellows
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资助金额:$1.79万
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财政年份:2014
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负责人:大宅 諒
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依托单位:
海外基金