ネガティブ鎖RNAウイルスの遺伝子複製調節と粒子形成機序
ネガティブ鎖RNAウイルスの遺伝子複製調節と粒子形成機序
批准号:
04271206
负责人:
田代 真人
金额:
$1.54万
依托单位:
依托单位国家:
日本
项目类别:
Grant-in-Aid for Scientific Research on Priority Areas
财政年份:
1992
资助国家:
日本
项目状态:
已结题
起止时间:
1992 至 --
中文摘要
A型インフルエンザウイルスのRNA複製過程におけるNS2蛋白の機能。野生株または変異NS2をもつWa-182株をMDCK細胞に感染させ、合成されるPA遺伝子及びPA由来DI-RNAのcRNA,vRNA,mRNAをリボヌクレアーゼプロテクション法で経時的に定量したところ、変異株に於けるPAcRNAの合成は、感染初期には野生株よりも高かったが、DI-cRNAの合成が始まると完全に抑制された。これに対し、DI-cRNA合成は感染後期まで続き、最終合成量はPA-cRNAの2倍を越えた。一方、野生株でもPA由来のDI-cRNAが検出されたが、その合成量は極めて少なく、変異株における選択的合成促進は見られなかった。以上より、変異株におけるPA遺伝子の複製抑性は、DI-cRNAの増幅と逆相関して、cRNA合成過程で起こっていることが明らかにされた。2.センダイウイルス糖蛋白輸送極性シグナルの解析。(1)HVJ野生株とF1-R変異株(側基底領域からも出芽)の各F,HN,M遺伝子クローンを、ワクチニアベクターを用いて極性化MDCK細胞で発現させ、各蛋白の発現領域を膜蛍光抗体法と免疫電顕で調べたところ、単独で発現させた糖蛋白は何れも尖頂方向へ直接輸送された。変異M蛋白は野生株と同様に細胞質に広く分布していたが、会合傾向が見られた。更に、細胞質中のM蛋白は、transGolgiより上流に於て、既に糖蛋白の細胞質領域と結合しており、両者は一緒に細胞膜へと輸送されることが示唆された。(2)colchicineやnocadazolでMDCK細胞の微小管を脱重合させると、野生株の出芽極性および膜蛋白の細胞内輸送極性がF1-R株と同様に両極性に変化した。また微小管構造を蛍光抗体法で観察すると、野生株感染細胞では変化がないが、F1-R感染細胞ではゴルジ装置周辺の微小管構造に乱れが認められた。
英文摘要
A型インフルエンザウイルスのRNA複製過程におけるNS2蛋白の機能。野生株または変異NS2をもつWa-182株をMDCK細胞に感染させ、合成されるPA遺伝子及びPA由来DI-RNAのcRNA,vRNA,mRNAをリボヌクレアーゼプロテクション法で経時的に定量したところ、変異株に於けるPAcRNAの合成は、感染初期には野生株よりも高かったが、DI-cRNAの合成が始まると完全に抑制された。これに対し、DI-cRNA合成は感染後期まで続き、最終合成量はPA-cRNAの2倍を越えた。一方、野生株でもPA由来のDI-cRNAが検出されたが、その合成量は極めて少なく、変異株における選択的合成促進は見られなかった。以上より、変異株におけるPA遺伝子の複製抑性は、DI-cRNAの増幅と逆相関して、cRNA合成過程で起こっていることが明らかにされた。2.センダイウイルス糖蛋白輸送極性シグナルの解析。(1)HVJ野生株とF1-R変異株(側基底領域からも出芽)の各F,HN,M遺伝子クローンを、ワクチニアベクターを用いて極性化MDCK細胞で発現させ、各蛋白の発現領域を膜蛍光抗体法と免疫電顕で調べたところ、単独で発現させた糖蛋白は何れも尖頂方向へ直接輸送された。変異M蛋白は野生株と同様に細胞質に広く分布していたが、会合傾向が見られた。更に、細胞質中のM蛋白は、transGolgiより上流に於て、既に糖蛋白の細胞質領域と結合しており、両者は一緒に細胞膜へと輸送されることが示唆された。(2)colchicineやnocadazolでMDCK細胞の微小管を脱重合させると、野生株の出芽極性および膜蛋白の細胞内輸送極性がF1-R株と同様に両極性に変化した。また微小管構造を蛍光抗体法で観察すると、野生株感染細胞では変化がないが、F1-R感染細胞ではゴルジ装置周辺の微小管構造に乱れが認められた。
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田代 真人: "瀬野 悍二,小山 秀機,黒木 登志夫(編)動物培養細胞マニュアル" 共立出版, (1993)
田代正人:《濑野敬二、小山英树、黑木俊夫(编)动物培养细胞手册》共立书刊,(1993)
DOI:
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发表时间:
期刊:
影响因子:
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作者:
[]
通讯作者:
M.Tashiro, M.Yamakawa, K.Tobita, J.T.Seto, H.-D.Klenk, R.Rott.: "Significance of basolateral domain of polarized MDCK cells for Sendai virus-induced cell fusion." Arch.Virol.125. 129-139 (1992)
M.Tashiro、M.Yamakawa、K.Tobita、J.T.Seto、H.-D.Klenk、R.Rott.:“极化 MDCK 细胞的基底外侧结构域对于仙台病毒诱导的细胞融合的意义。”
DOI:
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发表时间:
期刊:
影响因子:
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作者:
[]
通讯作者:
H.Scheiblauer, M.Reinacher, M.Tashiro, R.Rott.: "Interactions between bacteria and influenza A virus in the development of influenza pneumonia." J.Infect.Dis.166. 783-791 (1992)
H.Scheiblauer、M.Reinacher、M.Tashiro、R.Rott.:“细菌和甲型流感病毒在流感肺炎发展过程中的相互作用。”
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发表时间:
期刊:
影响因子:
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作者:
[]
通讯作者:
M.Tashiro, Y.Yokogoshi, K.Tobita, J.T.Seto, R.Rott, H.Kido: "Tryptase Clara,an activating protease for Sendai virus in rat lungs,is involved in pneumopathogenicity." J.Virol.66. 7211-7216 (1992)
M.Tashiro、Y.Yokogoshi、K.Tobita、J.T.Seto、R.Rott、H.Kido:“类胰蛋白酶 Clara 是大鼠肺部仙台病毒的激活蛋白酶,与肺炎致病性有关。”
DOI:
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发表时间:
期刊:
影响因子:
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作者:
[]
通讯作者:
M.Homma,M.Tashiro: "Parainfluenza 1 virus(Sendai virus of mice). R.G.Webster,A.Granoff(eds);Encyclopedia of Virology" Saunders Scientific publications,London(in press)., (1993)
M.Homma,M.Tashiro:“副流感 1 病毒(小鼠仙台病毒)。R.G.Webster,A.Granoff(编辑);病毒学百科全书”Saunders Scientific 出版物,伦敦(印刷中),(1993 年)
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作者:
[]
通讯作者:
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