ウイルスRNA鎖を識別する蛋白質とその分子機構
ウイルスRNA鎖を識別する蛋白質とその分子機構
批准号:
04272207
负责人:
福田 龍二
金额:
$1.6万
依托单位:
依托单位国家:
日本
项目类别:
Grant-in-Aid for Scientific Research on Priority Areas
财政年份:
1992
资助国家:
日本
项目状态:
已结题
起止时间:
1992 至 --
中文摘要
マイナス鎖RNAウイルスの1つ、インフルエンザウイルスのゲノムは8本に分節しており、各分節は末端共通塩基配列の部分的相補性によりパンハンドル構造をしている。感染細胞内では各分節に少なくとも三種類のRNA(ゲノムRNA,複製の鋳型RNA,mRNA)が存在し、これらのRNA識別は非常に複雑であると考えられる。我々はこのウイルスのNS1蛋白質がRNA鎖識別能を持つ事を発見した。NS1はウイルス粒子構成成分ではないが、感染細胞中で比較的大量に産生され細胞核に局在する。ウイルス増殖には必須の蛋白質であるが、その機能はいまだに同定されていない。NS1蛋白質は、全分節のゲノムRNA((-)鎖)の5′と3′末端に存在する10数塩基の共通配列にそれぞれ個別に結合する事ができる((-)鎖単一末端配列結合)。しかし、(+)鎖の鋳型RNAやmRNAには結合できない。試験管内でパンハンドル構造をとると推定されるミニゲノムRNAを作りNS1の結合性を調べると、高次構造(多分パンハンドル構造)依存性に強い安定な結合が観察された。一方、NS1は二本鎖RNAにも強く結合し、この場合は塩基配列特異性を示さなかった。結合の強さは、ミニゲノムRNA>二本鎖RNA>>(-)鎖単一末端配列、の順序であり、前二者への結合は温度非依存性であるが、三番目の結合は依存性であった。ミニゲノムRNAへの強い結合のためには、パンハンドル構造から突出するシングルAバルジ構造の存在が重要であった。また、NS1がゲノムRNAのパンハンドル構造形成を促進する結果を得た。NS1蛋白質の示すこれら三様のRNA結合能が、ウイルス感染においてはたす役割について解析中である。
英文摘要
マイナス鎖RNAウイルスの1つ、インフルエンザウイルスのゲノムは8本に分節しており、各分節は末端共通塩基配列の部分的相補性によりパンハンドル構造をしている。感染細胞内では各分節に少なくとも三種類のRNA(ゲノムRNA,複製の鋳型RNA,mRNA)が存在し、これらのRNA識別は非常に複雑であると考えられる。我々はこのウイルスのNS1蛋白質がRNA鎖識別能を持つ事を発見した。NS1はウイルス粒子構成成分ではないが、感染細胞中で比較的大量に産生され細胞核に局在する。ウイルス増殖には必須の蛋白質であるが、その機能はいまだに同定されていない。NS1蛋白質は、全分節のゲノムRNA((-)鎖)の5′と3′末端に存在する10数塩基の共通配列にそれぞれ個別に結合する事ができる((-)鎖単一末端配列結合)。しかし、(+)鎖の鋳型RNAやmRNAには結合できない。試験管内でパンハンドル構造をとると推定されるミニゲノムRNAを作りNS1の結合性を調べると、高次構造(多分パンハンドル構造)依存性に強い安定な結合が観察された。一方、NS1は二本鎖RNAにも強く結合し、この場合は塩基配列特異性を示さなかった。結合の強さは、ミニゲノムRNA>二本鎖RNA>>(-)鎖単一末端配列、の順序であり、前二者への結合は温度非依存性であるが、三番目の結合は依存性であった。ミニゲノムRNAへの強い結合のためには、パンハンドル構造から突出するシングルAバルジ構造の存在が重要であった。また、NS1がゲノムRNAのパンハンドル構造形成を促進する結果を得た。NS1蛋白質の示すこれら三様のRNA結合能が、ウイルス感染においてはたす役割について解析中である。
期刊论文(4)
专著(0)
科研奖励(0)
会议论文
Eriko Hatada: "Binding of influenza A virus NS1 protein to dsRNA in vitro" Journal of General Virology. 73. 3325-3329 (1992)
Eriko Hatada:“甲型流感病毒 NS1 蛋白与 dsRNA 的体外结合”《普通病毒学杂志》。
DOI:
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发表时间:
期刊:
影响因子:
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作者:
[]
通讯作者:
Eriko Hatada: "Specific binding of influenza A virus NS1 protein to the virus minus-sense RNA in vitro" Journal of General Virology. 73. 17-25 (1992)
Eriko Hatada:“甲型流感病毒 NS1 蛋白在体外与病毒负义 RNA 的特异性结合”《普通病毒学杂志》。
DOI:
--
发表时间:
期刊:
影响因子:
--
作者:
[]
通讯作者:
Kazue Enami: "An influenza virus temperature-sensitive mutant defective in the nuclear-cytoplasmic transport of the negative-sense viral RNAs" Virology. (1993)
Kazue Enami:“一种流感病毒温度敏感突变体,其负义病毒 RNA 的核胞质运输存在缺陷”病毒学。
DOI:
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发表时间:
期刊:
影响因子:
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作者:
[]
通讯作者:
大腸菌 RNA ポリメラーゼ結合因子‐蛋白質から出発した遺伝子の同定
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批准号:59580164
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项目类别:Grant-in-Aid for General Scientific Research (C)
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资助金额:$0.77万
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财政年份:1984
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负责人:福田 龍二
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依托单位:
大腸菌RNAポリメラーゼ生合成の調節機構の研究
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批准号:X00095----268084
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项目类别:Grant-in-Aid for General Scientific Research (D)
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资助金额:$0.26万
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财政年份:1977
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负责人:福田 龍二
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依托单位:
大腸菌RNAボリメラーゼ・ホロ酵素IIの生理機能の同定
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批准号:X00095----168073
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项目类别:Grant-in-Aid for General Scientific Research (D)
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资助金额:$0.19万
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财政年份:1976
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负责人:福田 龍二
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依托单位:
海外基金