鋼酸化物高温超伝導体における擬ギャップと凝集エネルギーの研究
鋼酸化物高温超伝導体における擬ギャップと凝集エネルギーの研究
批准号:
12046201
负责人:
伊土 政幸
金额:
$12.1万
依托单位:
依托单位国家:
日本
项目类别:
Grant-in-Aid for Scientific Research on Priority Areas
财政年份:
2000
资助国家:
日本
项目状态:
已结题
起止时间:
2000 至 2003
中文摘要
高温超伝導の発現を考える上で前駆現象である"小さな擬ギャップ"の果たす役割を理解することが非常に重要である。これまで我々は、常伝導相の電子比熱係数の振る舞いやT_cまでフェルミ準位にエネルギーギャップが残ることなどからLa214系でも小さな擬ギャップが成長することを指摘してきたが、最近、中性子散乱実験やNMRの緩和時間でその直接的証拠が報告された。また、角度分解光電子分光実験からLa214系のフェルミ面もBi2212系と同様に擬ギャップの形成に伴って(π/2,π/2)近傍を中心とするアーク状(フェルミアーク)になることが明らかにされた。一方、高温超伝導体ではアンダードープ領域で超伝導の凝集エネルギーU(0)が大きく減少することが知られている。これまでに我々は「U(0)の大きな減少は小さな擬ギャップが成長すると超伝導の特性エネルギーがΔ_0からβpΔ_0(β=constでpはホール濃度)に変わることで説明できる」ことをLa214系について示してきたが、本年度は、より広いホール濃度についてこの点を確認した。そしてNMRのナイトシフトの結果等も参考にして「超伝導の特性エネルギーの変化は、小さな擬ギャップの成長に伴って形成されるフェルミアークと関連している」ことを指摘した。しかし、擬ギャップの成長が顕著となるアンダードープ領域では超伝導相と常伝導相との相分離が起こり、このためU(0)が大きく減少するとの指摘がある。このため、Bi2212系の走査トンネル分光(STM/STS)実験から超伝導のナノスケールでの一様性も調べたが、T_cはまだ高いがU(0)は大きく減少する少しアンダードープ域ではそのような相分離は見られないことを明らかにした。
英文摘要
高温超伝導の発現を考える上で前駆現象である"小さな擬ギャップ"の果たす役割を理解することが非常に重要である。これまで我々は、常伝導相の電子比熱係数の振る舞いやT_cまでフェルミ準位にエネルギーギャップが残ることなどからLa214系でも小さな擬ギャップが成長することを指摘してきたが、最近、中性子散乱実験やNMRの緩和時間でその直接的証拠が報告された。また、角度分解光電子分光実験からLa214系のフェルミ面もBi2212系と同様に擬ギャップの形成に伴って(π/2,π/2)近傍を中心とするアーク状(フェルミアーク)になることが明らかにされた。一方、高温超伝導体ではアンダードープ領域で超伝導の凝集エネルギーU(0)が大きく減少することが知られている。これまでに我々は「U(0)の大きな減少は小さな擬ギャップが成長すると超伝導の特性エネルギーがΔ_0からβpΔ_0(β=constでpはホール濃度)に変わることで説明できる」ことをLa214系について示してきたが、本年度は、より広いホール濃度についてこの点を確認した。そしてNMRのナイトシフトの結果等も参考にして「超伝導の特性エネルギーの変化は、小さな擬ギャップの成長に伴って形成されるフェルミアークと関連している」ことを指摘した。しかし、擬ギャップの成長が顕著となるアンダードープ領域では超伝導相と常伝導相との相分離が起こり、このためU(0)が大きく減少するとの指摘がある。このため、Bi2212系の走査トンネル分光(STM/STS)実験から超伝導のナノスケールでの一様性も調べたが、T_cはまだ高いがU(0)は大きく減少する少しアンダードープ域ではそのような相分離は見られないことを明らかにした。
期刊论文(32)
专著(0)
科研奖励(0)
会议论文
登录
查看更多内容
M.Oda: "Electronic phase diagram of La_<2-x>Sr_xCuO_4"Journal of Physics and Chemistry of Solids. (in press). (2004)
M.Oda:“La_<2-x>Sr_xCuO_4 的电子相图”固体物理与化学杂志。
DOI:
--
发表时间:
期刊:
影响因子:
--
作者:
[]
通讯作者:
N.Momono: "Psedogap in electronic Raman spectra of Bi_2Sr_2CaCu_2O_<x+δ>"Physica C. 341-348. 909-910 (2000)
N.Momono:“Bi_2Sr_2CaCu_2O_<x+δ> 电子拉曼光谱中的赝隙”Physica C. 909-348 (2000)。
DOI:
--
发表时间:
期刊:
影响因子:
--
作者:
[]
通讯作者:
T.Matsuzaki: "Superconducting condensation energy in the pseudogap region of La_<2-x>Sr_xCuO_4"Physica C. 384. 297 (2003)
T.Matsuzaki:“La_<2-x>Sr_xCuO_4 赝能隙区域的超导凝聚能”Physica C. 384. 297 (2003)
DOI:
--
发表时间:
期刊:
影响因子:
--
作者:
[]
通讯作者:
N.Momono: "Energy gap evolution over wide temperature and doping ranges in Bi_2Sr_2CaCu_2O_<8+δ>"Mod.Phys.Lett.B. (in press). (2004)
N.Momono:“Bi_2Sr_2CaCu_2O_<8+δ> 中宽温度和掺杂范围内的能隙演化”Mod.Phys.Lett.B(出版中)。
DOI:
--
发表时间:
期刊:
影响因子:
--
作者:
[]
通讯作者:
N.Momono: "Study of Electronic Specific Heat of La2-xSrxCuO4 ; Pseudogap and superconductivity"NATO Science Series II. Mathematics, Physics and Chemistry. 67. 167-176 (2002)
N.Momono:“La2-xSrxCuO4 的电子比热研究;赝能隙和超导性”北约科学系列 II。
DOI:
--
发表时间:
期刊:
影响因子:
--
作者:
[]
通讯作者:
共 16 条
ランタン銅酸化物の超伝導と常伝導状態に対する銅サイト置換効果
-
批准号:06216201
-
项目类别:Grant-in-Aid for Scientific Research on Priority Areas
-
资助金额:$1.92万
-
财政年份:1994
-
负责人:伊土 政幸
-
依托单位:
ランタン銅酸化物の正方晶相と超伝導に関する研究
-
批准号:05224203
-
项目类别:Grant-in-Aid for Scientific Research on Priority Areas
-
资助金额:$2.37万
-
财政年份:1993
-
负责人:伊土 政幸
-
依托单位:
ランタン銅酸化物の高ホール濃度領域における超伝導特性の解明
-
批准号:04240202
-
项目类别:Grant-in-Aid for Scientific Research on Priority Areas
-
资助金额:$1.92万
-
财政年份:1992
-
负责人:伊土 政幸
-
依托单位:
3カルコゲン化遷移金属における電荷密度波のダイナミクスの研究
-
批准号:57540150
-
项目类别:Grant-in-Aid for General Scientific Research (C)
-
资助金额:$1.47万
-
财政年份:1982
-
负责人:伊土 政幸
-
依托单位:
低次元導体 NbSe_3 における CDW の NMR による研究
-
批准号:X00095----364099
-
项目类别:Grant-in-Aid for General Scientific Research (D)
-
资助金额:$0.31万
-
财政年份:1978
-
负责人:伊土 政幸
-
依托单位:
海外基金