江戸期における「乗りもの」の研究―大名駕籠を中心とした江戸のものづくり―

江户时代的“车辆”研究 - 以大名轿为中心的江户制造 -

• 批准号: 14023247
• 负责人: 日高 真吾
• 金额: $ 1.6万
• 依托单位: National Museum of Ethnology
• 依托单位国家: 日本
• 项目类别: Grant-in-Aid for Scientific Research on Priority Areas
• 财政年份: 2002
• 资助国家: 日本
• 起止时间: 2002 至 2003
• 项目状态: 已结题
• 来源: https://kaken.nii.ac.jp/en/grant/KAKENHI-PROJECT-14023247/
• 关键词: 駕籠; 女乗物; 乗物; 保存科学; 保存修復; 漆; 装飾画; 漆工

研究の最終年度となる今年度は、昨年度の調査結果の整理と分析する作業を中心に行い、学術論文や学会発表という形で成果を公表してきた。研究成果としては、なによりもこれまで注目されることの少なかった日本の乗用具文化について一つの知見を加えることができ、今後の研究の礎石となるだけの研究成果をあげられたことが大きいものといえる。また、研究手法として、今回の研究では伝世品資料について、保存科学的な手法と文献史学の手法を取り入れたユニークな研究体制を築くことができたといえる。これは、今後注目されると考えられる自然科学と人文科学の統合領域的な研究体制の一事例となるものであろう。具体的な研究成果については、個別の論文や研究発表に詳しく記載しているが、主な成果として、女乗物の外装に用いられる漆芸技法及び蒔絵技法について、江戸期に大衆化していった漆器製作と共通する技法が用いられていたことがあげられる。これは、今後、出土遺物で調査されている近世漆器の研究成果と比較検証していくことが必要である。また、内装に用いられる装飾画については、輿に描かれていた障子画の規定との関連性が見受けられた。これは、輿という最高位に位置する乗用具の地位を女乗物が受け継いでいく歴史的な変遷を理論的に示していける契機となることができるが、今後、さらに文献資料による分析を進めていきたいと考えている。

The final year of the study, the year before, the year after, the year before, the year before, the year after, the year after, the year before, the year after, the year, the year after, the year after, The research results of this paper are as follows: (1) The research results of this paper are as follows: (2) The research results of this paper are as follows: The research methods and methods of the present study are the methods of preserving science and the methods of literature and history. An example of a research system in the field of integration of natural sciences and humanities Specific research results are recorded in detail in individual papers and research tables. Main results are recorded in detail in the application of lacquer techniques and common techniques in the exterior decoration of female objects. The results of the investigation of unearthed relics in the future are necessary for comparison. The relationship between the decoration and the painting can be seen. The highest position of the instrument is the position of the object. The history of the object is the opportunity of the theory. The future of the object is the analysis of the literature.

项目成果

日高真吾: "乗物と駕籠に関する一考察"民具研究. 127号. 19-34 (2003)

日高真吾：《车辆与轿子的研究》民器研究第127. 19-34号（2003年）。

日高真吾: "民具の保存処理"民族藝術. Vol.19. 73-79 (2003)

日高慎吾：“民间器物的保存处理”民间艺术第 19 卷（2003 年）。

日高真吾, 植田直美, 菅井裕子: "女乗物の蒔絵粉の分析について"日本文化財科学会第20回大会発表要旨集. 162-163 (2003)

Shingo Hidaka、Naomi Ueda、Yuko Sugai：“女性车辆莳绘粉末的分析”在日本文化财产科学学会第 20 届年会上发表的摘要集 162-163（2003 年）。

日高真吾, 石井里佳, 菅井裕子, 北村繁: "女乗物の装飾に関する一考察"文化財保存修復学会第25回大会発表要旨集. 130-131 (2003)

Shingo Hidaka、Rika Ishii、Yuko Sugai、Shigeru Kitamura：“女性车辆装饰研究”第 25 届文化财产保护与修复协会会议摘要 130-131（2003 年）。

日高真吾: "駕籠に用いられる外装技法の基礎的調査"民具研究. 128号. 63-74 (2003)

日高真吾：《轿子外观技术的基础研究》民器研究 128, 63-74 (2003)。