大気エアロゾルの地球冷却化効果-研究調整
大気エアロゾルの地球冷却化効果-研究調整
批准号:
14048101
负责人:
太田 幸雄
金额:
$1.92万
依托单位:
依托单位国家:
日本
项目类别:
Grant-in-Aid for Scientific Research on Priority Areas
财政年份:
2002
资助国家:
日本
项目状态:
已结题
起止时间:
2002 至 2005
中文摘要
本年度は、観測・計算を継続すると共に、これまでの結果を含めたまとめを行い、以下の結果を得た。(1)観測船「しらせ」により日本周辺海域での光学特性観測を行い、太平洋遠方海域からのエアロゾルでは単一散乱アルベドは0.98以上、大陸内部に起源を持ちその後沿岸部を通過中に汚染されたエアロゾルでは0.94〜0.98、中国東北部を通過後日本南岸に到達したエアロゾルでは0.85〜0.94の値を得た。また小笠原父島において光学特性の経年観測を行い、春〜秋には単一散乱アルベドは0.98以上であるが、1月には0.91程度にまで下がることを見出した。(2)ADEOS/POLDERの偏光輝度データ解析から1997年と2003年の4〜6月の光学的厚さの分布を求めた。その結果、東アジア域およびアフリカ中南部域にエアロゾルの高濃度域が存在していることを明らかにした。(3)中国大陸における日射観測結果の解析から、1960〜1990年までの大気エアロゾルの光学的厚さの変動を求めた。1980年過ぎまでは中国全体で増加傾向がみられるが、その後1980年代後半からはあまり大きな変化は見られない。さらに中国における1961〜2000年までの日射量の長期変動を調べ、1961年から1990年までは中国のほぼ全域で日射量が減少しているが、その後増加に転じていることを見出した。(4)鉱山の立坑を用い、立坑の底部から硫酸エアロゾルあるいはNaClエアロゾルを注入し、立坑内を上昇する気流による雲粒生成実験を行い、実規模での雲粒生成能について検討した。その結果、注入したエアロソル数(雲核数)の増加に伴い、生成される雲粒数が増加する結果が得られた。(5)これまでに観測されたエアロソルの光学・化学特性値、衛星観測から得られた光学的厚さの広域分布および新たに作成された土壌粒子の地表面からの巻き上げによるフラックス評価式などを大気大循環モデルに導入し、エアロゾル各成分からの寄与を総計した4月の月平均の放射強制力の分布を算出した。その結果、放射強制力の値は、中国の南部海岸域において大きな負の値を持ち、2000年には上海付近において-50W/m-2という強制力を示していること、また、2000年から2021年にかけての放射強制力の変化は、black carbonの変化パターンを特に反映して、中国北部から日本にかけて大気を冷却する効果(より負の放射強制力が強まる傾向)が大きくなるが、一方、上海付近の南部においては放射強制力の変化量は-2〜0W/m-2と、ほとんど変化が見られていないという結果が得られた。これは、東アジア地域全体での平均値のみで気候影響を議論するのではなく、この領域内においても、地域ごとに影響の評価を行う必要であることを示唆している。
英文摘要
本年度は、観測・計算を継続すると共に、これまでの結果を含めたまとめを行い、以下の結果を得た。(1)観測船「しらせ」により日本周辺海域での光学特性観測を行い、太平洋遠方海域からのエアロゾルでは単一散乱アルベドは0.98以上、大陸内部に起源を持ちその後沿岸部を通過中に汚染されたエアロゾルでは0.94〜0.98、中国東北部を通過後日本南岸に到達したエアロゾルでは0.85〜0.94の値を得た。また小笠原父島において光学特性の経年観測を行い、春〜秋には単一散乱アルベドは0.98以上であるが、1月には0.91程度にまで下がることを見出した。(2)ADEOS/POLDERの偏光輝度データ解析から1997年と2003年の4〜6月の光学的厚さの分布を求めた。その結果、東アジア域およびアフリカ中南部域にエアロゾルの高濃度域が存在していることを明らかにした。(3)中国大陸における日射観測結果の解析から、1960〜1990年までの大気エアロゾルの光学的厚さの変動を求めた。1980年過ぎまでは中国全体で増加傾向がみられるが、その後1980年代後半からはあまり大きな変化は見られない。さらに中国における1961〜2000年までの日射量の長期変動を調べ、1961年から1990年までは中国のほぼ全域で日射量が減少しているが、その後増加に転じていることを見出した。(4)鉱山の立坑を用い、立坑の底部から硫酸エアロゾルあるいはNaClエアロゾルを注入し、立坑内を上昇する気流による雲粒生成実験を行い、実規模での雲粒生成能について検討した。その結果、注入したエアロソル数(雲核数)の増加に伴い、生成される雲粒数が増加する結果が得られた。(5)これまでに観測されたエアロソルの光学・化学特性値、衛星観測から得られた光学的厚さの広域分布および新たに作成された土壌粒子の地表面からの巻き上げによるフラックス評価式などを大気大循環モデルに導入し、エアロゾル各成分からの寄与を総計した4月の月平均の放射強制力の分布を算出した。その結果、放射強制力の値は、中国の南部海岸域において大きな負の値を持ち、2000年には上海付近において-50W/m-2という強制力を示していること、また、2000年から2021年にかけての放射強制力の変化は、black carbonの変化パターンを特に反映して、中国北部から日本にかけて大気を冷却する効果(より負の放射強制力が強まる傾向)が大きくなるが、一方、上海付近の南部においては放射強制力の変化量は-2〜0W/m-2と、ほとんど変化が見られていないという結果が得られた。これは、東アジア地域全体での平均値のみで気候影響を議論するのではなく、この領域内においても、地域ごとに影響の評価を行う必要であることを示唆している。
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Parameterization of the effect of cloud condensation nuclei on the optical properties of non-precipitation water layer cloud.
云凝核对非降水水层云光学特性影响的参数化。
DOI:
--
发表时间:
2003
期刊:
Journal of the Meteorological Society of Japan 81
影响因子:
--
作者:
[N.Kuba, T.Hayasaka et al.]
通讯作者:
T.Hayasaka et al.
Atmospheric aerosols over the Western Pacific Ocean during the P/V Mirai cruise in 2002
2002 年 P/V Mirai 巡航期间西太平洋上空的大气气溶胶
DOI:
--
发表时间:
2004
期刊:
Journal of the Meteorological Society of Japan 82
影响因子:
--
作者:
[Y.Fujitani, N.Murao S.Ohta, S.Yamagata]
通讯作者:
S.Yamagata
Mineral particles in Cloud droplets produced in an artificial cloud experimental system (ACES)
人工云实验系统 (ACES) 产生的云滴中的矿物颗粒
DOI:
--
发表时间:
2004
期刊:
Aerosol Science and Technology Vol.38
影响因子:
--
作者:
[S.Yamagata, N.Murao, S.Ohta et al.]
通讯作者:
S.Ohta et al.
Optical properties of aerosols during APEX and ACE-Asia and experiments.
APEX 和 ACE-Asia 期间气溶胶的光学特性和实验。
DOI:
--
发表时间:
2003
期刊:
Journal of Geophysical Research Vol.108, D23
影响因子:
--
作者:
[I.Sano, S.Mukai, S.Ohta et al.]
通讯作者:
S.Ohta et al.
Masanori, Y.: "Optical Properties of Aerosols in the Marine boundary Layer during a Cruise from Tokyo, Japan to Fremantle, Australia"Journal of the Meteorological Society of Japan. Vol.81. 151-163 (2003)
Masanori, Y.:“从日本东京到澳大利亚弗里曼特尔的巡航期间海洋边界层气溶胶的光学特性”日本气象学会杂志。
DOI:
--
发表时间:
期刊:
影响因子:
--
作者:
[]
通讯作者:
共 9 条
多成分粒子系エアロゾルモデルの放射特性の評価
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批准号:12018202
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项目类别:Grant-in-Aid for Scientific Research on Priority Areas (A)
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资助金额:$1.47万
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财政年份:2000
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负责人:太田 幸雄
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依托单位:
放射影響評価のための多成分粒子系エアロゾルモデルの構築
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批准号:11131202
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项目类别:Grant-in-Aid for Scientific Research on Priority Areas (A)
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资助金额:$1.47万
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财政年份:1999
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负责人:太田 幸雄
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依托单位:
化学組成分析に基づく対流圏エアロゾルの放射特性の評価
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批准号:10144201
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项目类别:Grant-in-Aid for Scientific Research on Priority Areas (A)
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资助金额:$1.66万
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财政年份:1998
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负责人:太田 幸雄
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依托单位:
人為起源大気エアロゾルの増加が地球温暖化に及ぼす影響の評価
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批准号:03805046
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项目类别:Grant-in-Aid for General Scientific Research (C)
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资助金额:$1.02万
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财政年份:1991
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负责人:太田 幸雄
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依托单位:
組成分析に基づく大気エアロゾルの放射特性の把握と環境影響の評価
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批准号:63602501
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项目类别:Grant-in-Aid for Scientific Research on Priority Areas
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资助金额:$1.28万
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财政年份:1988
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负责人:太田 幸雄
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依托单位:
組成分析に基づく大気エアロゾルの太陽放射吸収特性の評価
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批准号:60540253
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项目类别:Grant-in-Aid for General Scientific Research (C)
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资助金额:$1.54万
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财政年份:1985
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负责人:太田 幸雄
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依托单位: