ヒト樹状細胞活性化因子TSLPを用いた新規腫瘍特異的免疫療法の開発
ヒト樹状細胞活性化因子TSLPを用いた新規腫瘍特異的免疫療法の開発
批准号:
18015028
负责人:
渡部 則彦
金额:
$6.91万
依托单位:
依托单位国家:
日本
项目类别:
Grant-in-Aid for Scientific Research on Priority Areas
财政年份:
2006
资助国家:
日本
项目状态:
已结题
起止时间:
2006 至 2007
中文摘要
腫瘍抗原特異的T細胞のin vitroでの増殖誘導法の確立を目指して、thymic stromal lymphopoietin (TSLP)によるT細胞の増殖誘導機構の解析を平成18年度に引き続き行なった。TSLPにより活性化されたDC (TSLP-DC)では共刺激分子であるOX40リガンドとOX40の発現がともに誘導され、それらの発現がTSLP-DCによるT細胞の増殖誘導に必要であることが明らかとなった。一方、TSLPとToll様受容体(TLR)リガンドにて刺激したDCでは、IL-23の発現が誘導され、その活性化したDCによって、IL-17産生T細胞への分化誘導がおこることも明らかとなった。また、TSLP-DCと自家CD8T細胞の共培養にIL-7を添加すると、増殖誘導が増強され、セントラルメモリーCD8T細胞への分化誘導が促進された。以上から、IL-7添加下での腫瘍抗原ペプチドパルスTSLP-DCまたはOX40リガンド+MHC発現細胞による腫瘍抗原特異的CD8T細胞の増殖誘導が有望と考えられた。一方、私達は、ヒトTSLPがDC活性化を介してT細胞の分化誘導に重要な役割を果たしていること報告してきたが、まずヒトCD4T細胞において、naiveなT細胞では、TSLPに対する機能的な受容体を発現していないが、T細胞受容体刺激にてTSLP受容体がCD4T細胞に発現誘導され、T細胞の増殖が増強されることを明らかにした。そして、ヒトCD8T細胞においても同様に、T細胞受容体刺激にてTSLP受容体が発現誘導されることを明らかにした。この誘導はCD4T細胞と比較し一過性でありT細胞受容体刺激の強度に依存して生じた。TSLP受容体を発現したCD8T細胞は、TSLPの添加によりDCを介さずとも、抗CD3抗体+抗CD28抗体刺激下において、その増殖誘導が増強された。CMV既感染のHLA-A2402陽性ドナー血単球由来のDCにCMV特異的pp65ペプチドをパルスした場合、IL-2添加と比較して、TSLPを添加することで、非特異的なCD8T細胞の増殖誘導が抑制され、CMV特異的CD8T細胞の増殖を優位に誘導できることが明らかとなり、腫瘍抗原ペプチドを用いた腫瘍抗原特異的CD8T細胞の増殖にも応用できる可能性が示唆された。
英文摘要
腫瘍抗原特異的T細胞のin vitroでの増殖誘導法の確立を目指して、thymic stromal lymphopoietin (TSLP)によるT細胞の増殖誘導機構の解析を平成18年度に引き続き行なった。TSLPにより活性化されたDC (TSLP-DC)では共刺激分子であるOX40リガンドとOX40の発現がともに誘導され、それらの発現がTSLP-DCによるT細胞の増殖誘導に必要であることが明らかとなった。一方、TSLPとToll様受容体(TLR)リガンドにて刺激したDCでは、IL-23の発現が誘導され、その活性化したDCによって、IL-17産生T細胞への分化誘導がおこることも明らかとなった。また、TSLP-DCと自家CD8T細胞の共培養にIL-7を添加すると、増殖誘導が増強され、セントラルメモリーCD8T細胞への分化誘導が促進された。以上から、IL-7添加下での腫瘍抗原ペプチドパルスTSLP-DCまたはOX40リガンド+MHC発現細胞による腫瘍抗原特異的CD8T細胞の増殖誘導が有望と考えられた。一方、私達は、ヒトTSLPがDC活性化を介してT細胞の分化誘導に重要な役割を果たしていること報告してきたが、まずヒトCD4T細胞において、naiveなT細胞では、TSLPに対する機能的な受容体を発現していないが、T細胞受容体刺激にてTSLP受容体がCD4T細胞に発現誘導され、T細胞の増殖が増強されることを明らかにした。そして、ヒトCD8T細胞においても同様に、T細胞受容体刺激にてTSLP受容体が発現誘導されることを明らかにした。この誘導はCD4T細胞と比較し一過性でありT細胞受容体刺激の強度に依存して生じた。TSLP受容体を発現したCD8T細胞は、TSLPの添加によりDCを介さずとも、抗CD3抗体+抗CD28抗体刺激下において、その増殖誘導が増強された。CMV既感染のHLA-A2402陽性ドナー血単球由来のDCにCMV特異的pp65ペプチドをパルスした場合、IL-2添加と比較して、TSLPを添加することで、非特異的なCD8T細胞の増殖誘導が抑制され、CMV特異的CD8T細胞の増殖を優位に誘導できることが明らかとなり、腫瘍抗原ペプチドを用いた腫瘍抗原特異的CD8T細胞の増殖にも応用できる可能性が示唆された。
期刊论文(11)
专著(0)
科研奖励(0)
会议论文
登录
查看更多内容
DOI:
10.1053/j.gastro.2007.12.007
发表时间:
2008-02
期刊:
Gastroenterology
影响因子:
29.4
作者:
[N. Watanabe;K. Kiriya;T. Chiba]
通讯作者:
N. Watanabe;K. Kiriya;T. Chiba
Cross-priming CD8+ cytotoxic T cells induce severe Helicobacter-associated gastritis in the absence of CD4+ T cells.
在缺乏 CD4 T 细胞的情况下,交叉启动 CD8 细胞毒性 T 细胞会诱发严重的螺杆菌相关性胃炎。
DOI:
--
发表时间:
2007
期刊:
Helicobacter 12
影响因子:
--
作者:
[Fukui T, Nishio A, Watanabe N, et. al.]
通讯作者:
et. al.
Rapid Development of Diffuse Large B-Cell Lymphoma After Successful Eradication of Helicobacter pylori for Gastric MALT Lymphoma.
成功根除治疗胃 MALT 淋巴瘤的幽门螺杆菌后,弥漫性大 B 细胞淋巴瘤迅速发展。
DOI:
--
发表时间:
2006
期刊:
Am J Gastroenterol 101
影响因子:
--
作者:
[Iwano M, Watanabe N, Matsushima Y, Seno H, Oki K, Sakurai T, Inagaki H, Okazaki K, Chiba T.]
通讯作者:
Chiba T.
Maintenance and polarization of human TH2 central memory T cells by thymic stromal lymphopoietin-activated dendritic cells.
胸腺基质淋巴细胞生成素激活的树突状细胞对人 TH2 中央记忆 T 细胞的维持和极化。
DOI:
--
发表时间:
2006
期刊:
Immunity. 24・6
影响因子:
--
作者:
[Wang YH, Watanabe N, et al.]
通讯作者:
et al.
Helicobacter triggers gastric epithelial cells to produce TSLP which induces DC-mediated inflammatory Th2 responses.
螺杆菌触发胃上皮细胞产生 TSLP,从而诱导 DC 介导的炎症 Th2 反应。
DOI:
--
发表时间:
2007
期刊:
影响因子:
--
作者:
[Kido M, Watanabe N, Tanaka J, et. al.]
通讯作者:
et. al.
共 10 条
国内基金
海外基金
登录
查看更多内容
PCV2茎环结构DNA激活cGAS-STING通路诱导的天然免疫应答的作用研究
-
批准号:2026JJ50413
-
项目类别:省市级项目
-
资助金额:--
-
批准年份:2026
-
负责人:王东亮
-
依托单位:
Tfh/IL-21信号轴与M2巨噬细胞交互对话在低氧性肺动脉高压中的作用及机制研究
-
批准号:2026JJ50593
-
项目类别:省市级项目
-
资助金额:--
-
批准年份:2026
-
负责人:李城
-
依托单位:
基于肠道菌群探讨六味地黄丸通过调节骨免疫改善绝经后骨质疏松的机制研究
-
批准号:2026JJ50613
-
项目类别:省市级项目
-
资助金额:--
-
批准年份:2026
-
负责人:朱付平
-
依托单位:
基于M2巨噬细胞训练免疫的宫腔粘连术后复粘防治与缓释系统研究
-
批准号:2026JJ50623
-
项目类别:省市级项目
-
资助金额:--
-
批准年份:2026
-
负责人:程春霞
-
依托单位:
Piezo1感知肿瘤硬度介导视黄醇代谢重编程调控肝癌免疫治疗疗效的机制研究
-
批准号:2026JJ60089
-
项目类别:省市级项目
-
资助金额:--
-
批准年份:2026
-
负责人:谭黉沛
-
依托单位:
靶向LDHB激活cGAS-STING通路增强肺癌免疫治疗应答的作用及其机制研究
-
批准号:2026JJ60084
-
项目类别:省市级项目
-
资助金额:--
-
批准年份:2026
-
负责人:邓海斌
-
依托单位:
吉他霉素靶向HUWE1-NCOA4-FTH1增敏肿瘤铁死亡及免疫治疗
-
批准号:2026JJ60086
-
项目类别:省市级项目
-
资助金额:--
-
批准年份:2026
-
负责人:李林峰
-
依托单位:
线粒体靶向异质结纳米平台激活 MICU3-VDAC-mtDNA 轴放大 STING 信号促进骨肉瘤免疫治疗研究
-
批准号:2026JJ60295
-
项目类别:省市级项目
-
资助金额:--
-
批准年份:2026
-
负责人:鄢祖赟
-
依托单位:
基于FAP靶点的黑色素瘤新型核药诊疗一体化及免疫联合治疗机制与新策略研究
-
批准号:2026JJ60301
-
项目类别:省市级项目
-
资助金额:--
-
批准年份:2026
-
负责人:杨怡
-
依托单位:
人类免疫缺陷病毒(HIV)总核酸检测试剂盒
-
批准号:
-
项目类别:省市级项目
-
资助金额:--
-
批准年份:2026
-
负责人:尹富君
-
依托单位: