心筋内アクアポリンの分子病理学的分析による心筋細胞傷害・心機能障害の評価
心筋内アクアポリンの分子病理学的分析による心筋細胞傷害・心機能障害の評価
批准号:
16K19299
负责人:
陳 建華
金额:
$1.58万
依托单位:
依托单位国家:
日本
项目类别:
Grant-in-Aid for Young Scientists (B)
财政年份:
2016
资助国家:
日本
项目状态:
已结题
起止时间:
2016-04-01 至 2017-03-31
中文摘要
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英文摘要
心筋細胞傷害および微小血管透過性の増加による心筋浮腫が心機能に障害を与えることが報告されている。剖検時心臓から採取した左心室前後壁、右心室および両心房を用いたリアルタイムRT-PCRにより、心筋内のアクアポリン(AQP-1、-4)mRNA発現量、心筋組織のAQP-1、-4の免疫染色で発現量と分布、および心膜液中の心房性・脳性ナトリウム利尿ペプチド(ANP・BNP)濃度を分析した。その結果、APQ1については、左心室前壁で窒息死が急性心筋梗塞以外の心臓性突然死より有意に低く、急性心筋梗塞および急性虚血性心疾患で再発性心筋梗塞より有意に低かった。また、急性心筋梗塞は慢性うっ血性心不全よりも有意に低かった。右心室では窒息死は心臓性突然死よりも有意に低かった。左心房では窒息死は急性虚血性心疾患および再発性心筋梗塞よりも有意に低かった。右心房では窒息死は急性虚血性心疾患を除く心臓性突然死よりも有意に低く、急性心筋梗塞は再発性心筋梗塞および慢性うっ血性心不全よりも有意に低かった。AQP4において、窒息死は左心室後壁および右心室での急性虚血性心疾患よりも有意に低く、右心室および右心房での再発性心筋梗塞よりも有意に低かった。右心房では急性虚血性心疾患は再発性心筋梗塞よりも有意に低かった。免疫染色ではAQP1とAQP4の染色強度に死因間の相違は認められなかった。心膜液中BNPは再発性心筋梗塞および慢性うっ血性心不全でその他の死因より有意な高値を示した。窒息死における全身性低酸素症の終末期の二次性心筋障害によって、心筋浮腫を引き起こすことによる心機能不全では、心臓性突然死における原発性の心筋浮腫を引き起こす心原性心機能不全に比べて低いことが示唆された。心筋内のAQP1・AQP4のmRNA発現量と心膜液中のBNP濃度を指標として各心疾患における心機能・病態を評価しうることが示唆された。
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