生体肝移植の吻合部静脈狭窄に対する立位での経静脈的カテーテル検査の有用性について
生体肝移植の吻合部静脈狭窄に対する立位での経静脈的カテーテル検査の有用性について
批准号:
17K16435
负责人:
今峰 倫平
金额:
$2.16万
依托单位:
依托单位国家:
日本
项目类别:
Grant-in-Aid for Young Scientists (B)
财政年份:
2017
资助国家:
日本
项目状态:
已结题
起止时间:
2017-04-01 至 2019-03-31
中文摘要
昨年度までに体位変換に伴う肝静脈圧の実測値を測定するシステムの安全性は確認できたが、現在まで測定に協力的な患者は現れていない。これに置き換わる検査として、肝腫瘤の血流を視覚的に評価できる超音波用造影剤(ソナゾイド)を代用した造影超音波検査を数名に対して行った。体位変換により肝静脈の血流が変化することを認めたが、全身血管の血流診断に用いられる超音波用造影剤(レボビスト)が当分製造されないことが決定したため、造影超音波検査を断念した。その後、健常ボランティアと外来経過観察中の生体肝移植患者の各5名に対し、体位変換に伴う肝静脈血流がどのように変化するのかドップラー超音波検査で評価した。評価項目は自然呼吸下の肝内静脈と下大静脈のサイズ計測、流量、波形であり、仰臥位、立位および座位それぞれの体位で評価した。それらの結果を比較したところ、生後まもなく移植された小児の生体肝移植患者は体位変換により肝内静脈の流速や波形が有意に変化することがわかった。これは体幹の成長に伴い腹腔内スペースが広くなり、体位変化によって移植肝が移動しやすくなるためと考えられた。手術時に移植肝を腹壁にしっかり固定しても、体幹の成長度合いによって移植肝が移動しやすくなる患者が存在することがわかった。ただしこの結果は、超音波検査を行った術者のバイアスが存在する可能性があること、サンプル数が少ないことから成果を発表するまでには至らなかった。今後は超音波検査における術者間のバイアスの有無を検討するため、外来経過観察中の小児生体肝移植患者に対して医師2名で独立して超音波検査を行い、バイアスが存在するのか否か、存在すればバイアスを防ぐための計測方法を検討する方針となった。
英文摘要
昨年度までに体位変換に伴う肝静脈圧の実測値を測定するシステムの安全性は確認できたが、現在まで測定に協力的な患者は現れていない。これに置き換わる検査として、肝腫瘤の血流を視覚的に評価できる超音波用造影剤(ソナゾイド)を代用した造影超音波検査を数名に対して行った。体位変換により肝静脈の血流が変化することを認めたが、全身血管の血流診断に用いられる超音波用造影剤(レボビスト)が当分製造されないことが決定したため、造影超音波検査を断念した。その後、健常ボランティアと外来経過観察中の生体肝移植患者の各5名に対し、体位変換に伴う肝静脈血流がどのように変化するのかドップラー超音波検査で評価した。評価項目は自然呼吸下の肝内静脈と下大静脈のサイズ計測、流量、波形であり、仰臥位、立位および座位それぞれの体位で評価した。それらの結果を比較したところ、生後まもなく移植された小児の生体肝移植患者は体位変換により肝内静脈の流速や波形が有意に変化することがわかった。これは体幹の成長に伴い腹腔内スペースが広くなり、体位変化によって移植肝が移動しやすくなるためと考えられた。手術時に移植肝を腹壁にしっかり固定しても、体幹の成長度合いによって移植肝が移動しやすくなる患者が存在することがわかった。ただしこの結果は、超音波検査を行った術者のバイアスが存在する可能性があること、サンプル数が少ないことから成果を発表するまでには至らなかった。今後は超音波検査における術者間のバイアスの有無を検討するため、外来経過観察中の小児生体肝移植患者に対して医師2名で独立して超音波検査を行い、バイアスが存在するのか否か、存在すればバイアスを防ぐための計測方法を検討する方針となった。
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