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中世王朝物語における王権の総合的研究―密通における帝像の変容を起点として―

中世王朝物語における王権の総合的研究―密通における帝像の変容を起点として―
中世纪王朝故事中王权的综合研究——从奸淫对皇帝形象的改造开始
批准号:
22KJ3235
负责人:
大塚 千聖
金额:
$0.64万
依托单位:
依托单位国家:
日本
项目类别:
Grant-in-Aid for JSPS Fellows
财政年份:
2023
资助国家:
日本
项目状态:
已结题
起止时间:
2023-03-08 至 2024-03-31

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项目成果

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本研究は中世王朝物語における王権の独自性を究明することを目的とし、【a】物語を動かす原動力としての帝の存在が王権を動かすうえで果たしている機能を明らかにする/【b】〈しのびね型〉作品における王権意識を探る、の二つの観点から構成されるものである。平安期の王朝物語における帝は往々にして妻を臣下に奪われる存在として描かれるが、中世王朝物語では臣下の妻を奪う帝が数多く登場するようになる。この「奪われる側から奪う側へ」という帝像の変化に着目することで、中世王朝物語における王権の独自性が明らかになることが期待される。採用一年目となる本年度は【a】の観点から『我が身にたどる姫君』に登場する女帝を取り上げその機能を分析した。これは女帝という物語史に例を見ない特異な存在を分析することで、他作品における「女君を奪う帝」の問題を逆照射し、次年度以降の考察の布石とすることを目的とした作業である。その成果としては、天皇家の繁栄が摂関家の繁栄と密接に結びついて描かれる傾向にあることを明らかにしたことが挙げられ(「『我が身にたどる姫君』女帝論―関白家との紐帯を視座に―」口頭発表、中世文学会研究発表会)、2023年6月刊行予定の『中世文学』68号にも掲載予定である。その他、女帝と彼女の夫である三条帝の関係性について贈答歌に着目して従来の読みに対する見直しも行ったが、発表には至らなかったため次年度以降の論文化を目指す。また「『我が身にたどる姫君』の密通―皇后の宮系統を視座として―」という題で『古代中世文学論考』46集に掲載された論文は、2019年の物語研究会例会での口頭発表に基づいたもので、王権の問題と不可分である密通を取り上げ論じたものである。本作に登場する不義の子たちには女帝同様に摂関家の繁栄を支える役割が見出せることから、本作に「摂関家と天皇家の一体関係」という理想が一貫していることも明らかとなった。
期刊论文(3)
专著(0)
科研奖励(0)
会议论文
『我が身にたどる姫君』女帝論―関白家との紐帯を視座に―
《跟随我的公主》皇后论:从与关白家的关系来看
DOI: --
发表时间: 2023
期刊: 『中世文学』
影响因子: --
作者: [Toshiki Koga, Yoshinori Takano, Nanako O. Ogawa, Yasuhiro Oba, Naohiko Ohkouchi, 古賀俊貴, 大塚千聖]
通讯作者: 大塚千聖
『我が身にたどる姫君』の密通―皇后の宮系統を視座として―
《我追随的公主》的秘密通讯:从皇后宫系的角度来看。
DOI: --
发表时间: 2022
期刊: 古代中世文学論考
影响因子: --
作者: [Toshiki Koga, Yoshinori Takano, Nanako O. Ogawa, Yasuhiro Oba, Naohiko Ohkouchi, 古賀俊貴, 大塚千聖, 大塚千聖]
通讯作者: 大塚千聖
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