近世哲学における普遍学の構想とその中世後期知識論との関連についての研究
近世哲学における普遍学の構想とその中世後期知識論との関連についての研究
批准号:
63510009
负责人:
根井 豊
金额:
$0.32万
依托单位:
依托单位国家:
日本
项目类别:
Grant-in-Aid for General Scientific Research (C)
财政年份:
1987
资助国家:
日本
项目状态:
已结题
起止时间:
1987 至 1988
中文摘要
点击翻译按钮获取中文摘要
英文摘要
本研究の計画は、1.デカルトにおけるMathesis universalisとライプニッツにおける△cientia universalisの形成の方法論とそれらの学的基礎づけを解明し、そこから2.普遍学の構想を通して顕わにされる近世知識論の特徴を明らかにし、併せて3.中世後期知識論の状況を探り出し、近世哲学と対比されるべき問題点を整理することであった。1.と2.に関しては、デカルトの『精神指導の諸規則』やライプニッツの『結合法論』において、普遍学が「単純なもの」の析出と、それら相互の「必然的結合」の関係を通しての総合という方法において、構想されていることが明らかにされた。しかしそれらは未だ初期的な考案に他ならず、それらの構想が結実するものとして、ア.ルノーとニコルによる『ポール・ロワイアル論理学』が研究の主目標として新たに現われることとなった。従って本研究に引き続くものにおいては、とりわけ『ポール・ロワイアル論理学』に関する研究が展開される予定である。また3.に関しては、近世において存在一般が一義的な知の対象とされる普遍学の構想に対して、その基盤を与えるべき概念として、ドゥンス・スコトゥスにおける「存在の一義性」の概念が注目されるに至った。しかしこの概念はまた、アリストテレスートマスにおける「存在の多義性」の概念との対比において解明されるべき多くの問題を残すことになった。「存在の一義性」と「存在の多義性」を巡る中世後期の問題状況との関連において、近世哲学との連続と非連続の両側面が明らかにされる見通しがつけられた。とりわけ、中世哲学における「存在の一義性」と近世の普遍学の中心概念である「知の一義性」との表裏一体をなした関係は、解明されるべき多くの微妙な問題を、今後の課題として、また本研究の成果として、与えることになった。
期刊论文(1)
专著(0)
科研奖励(0)
会议论文
海外基金