フラーレン超伝導体の超伝導転移温度付近での熱的揺らぎに関するX線的研究

富勒烯超导体超导转变温度附近热波动的X射线研究

基本信息

批准号：
08740545
负责人：
久保園芳博
金额：
$ 0.58万
依托单位：
Okayama University
依托单位国家：
日本
项目类别：
Grant-in-Aid for Encouragement of Young Scientists (A)
财政年份：
1996
资助国家：
日本
起止时间：
1996 至无数据
项目状态：
已结题

来源：
https://kaken.nii.ac.jp/grant/KAKENHI-PROJECT-08740545/
关键词：
フラーレン超伝導熱振動 X線

项目摘要

本研究は,アルカリドープフラーレン超伝導体のX線吸収微細構造分光法(XAFS)から見いだされた超伝導転移温度付近での熱的揺らぎの増加をX線単結晶構造解析によって定量的に評価することを主目的とした.さらに,ラマン散乱実験からこれを確認することを目指した.アルカリドープフラーレン超伝導体の単結晶の作成を,種々の条件下で行なったが,単結晶は作成できなかった.このため,X線単結晶構造解析は実行できなかったが,これに変わるものとして,粉末X線回折実験を10Kから常温までの温度領域で詳細に行った.得られた粉末X線回折スペクトルのリ-トベルト解析により,各原子のデバイ-ワーラー因子の超伝導転移に伴う変化を詳細に調べた.この研究は,超伝導を示す物質ばかりでなく,超伝導を示さないアルカリドープフラーレンについても行って,超伝導体ではデバイ-ワーラー因子が超伝導転移温度付近で増加するが,非超伝導体では変化しないとの結果を得た.また,アルカリ金属が占める位置に対応して,デバイ-ワーラー因子の温度依存性が変わることを定量的に明らかにした.また10Kから常温までの温度領域で,詳細なラマン散乱実験を行って,アルカリドープ超伝導体中のC_<60>分子の振動の温度依存性を調べた.この結果,C_<60>の squash モードであるHg(1)モードの線幅の超伝導転移温度付近での増加,すなわち電子-フォノン相互作用の増加を見いだした.さらに,XAFSで,非超伝導体の熱的揺らぎの詳細な研究を行い,これまで超伝導体に対して得られた結果との比較検討を行った.

这项研究主要旨在定量评估使用X射线单一晶体结构分析的碱掺杂的富勒烯超导体的X射线吸收良好结构光谱（XAF）在X射线吸收良好结构光谱（XAF）中发现的热波动的增加。此外，我们旨在通过拉曼散射实验来确认这一点。在各种条件下制备了碱掺杂的富勒烯超导体的单晶，但没有产生单晶体。因此，不可能进行X射线单晶体结构分析，但是作为替代品，在从10K到室温的温度范围内详细进行了粉末X射线衍射实验。通过使用对所获得的粉末X射线衍射光谱的撤退分析，我们研究了每个原子中Deby-Warler因子的超导性转变相关的变化。这项研究不仅执行了表现出超导性的材料，而且还执行了不表现出超导性的碱掺杂的富勒烯，并发现在超导剂中，Deby-Warler因子在超导性转变温度附近增加，但在非耐受性中没有。我们还定量地揭示了Deby-Warler因子的温度依赖性根据碱金属占据的位置而变化。我们还在从10K到室温的温度范围内进行了详细的拉曼散射实验，以研究碱掺杂的超导体中C_ <60>分子振动的温度依赖性。该结果表明，C_ <60>我们发现在超导过渡温度附近的Hg（1）模式的线宽度增加，即壁球模式，即电子 - Phonon相互作用的增加。此外，我们对使用XAFS的非责任导体的热波动进行了详细研究，并比较了到目前为止为超导体获得的结果。