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低平農地における流出予測手法に関する基礎的研究

低洼农田径流预测方法基础研究

基本信息

批准号：
08760220
负责人：
近森秀高
金额：
$ 0.51万
依托单位：
Kyoto University
依托单位国家：
日本
项目类别：
Grant-in-Aid for Encouragement of Young Scientists (A)
财政年份：
1996
资助国家：
日本
起止时间：
1996 至无数据
项目状态：
已结题

项目摘要

農地主体流域における排水機場洪水位実時間予測の精度向上を目的として,従来の内水管理用タンクモデル(モデルI)の非市街地からの流出を表す上流域タンクに浸透孔を設けたモデルIIとこれに基づく予測システムIIを提案した。このシステムIIと従来からの予測システムIを新潟県亀田郷流域の亀田郷流域親松排水機場の洪水位予測に適用し,その予測精度を比較検討した結果は以下のようである。1)上流域タンクに浸透孔を設けないモデルIを用いたシステムIを適用する場合は,上流域タンクを非線形・線形の2個として孔係数の初期値をオフライン計算によって最適同定された値に設定し,適応フィルタリングを用いて孔係数を逐次修正すれば実用上十分な精度で水位予測が可能である。ただし,上流域タンクの孔係数を固定する場合は,特にピーク付近での予測誤差が大きくなる。2)非市街地からの流出を表す上流域タンク2に浸透孔を設けタンク底からの高さを持った1個の流出孔で流出を表現したモデルIIに基づくシステムIIを適用した場合,孔係数の初期値ににオフライン計算による最適同定値をそのまま与え実時間予測を行うことができる。この場合,適応フィルタリングとの併用法,孔係数を最適同定値に固定する方法のいずれを用いてもよい。3)これまで検討してきた巨椋排水機場のように,他流域からの流入などのために支配流域の見かけ上の水収支が均衡している排水機場では,システムI,IIいずれも適用可能であるが,最適同定によって得られた孔係数などを基にモデルの物理性を考慮すると,システムIの方が望ましい。

The accuracy of flood level prediction in farmland main watershed is improved. The prediction accuracy of flood level in the Niigata River Basin is compared with that of the flood level prediction in the Niigata River Basin. 1)When the upper basin water penetration hole is set, the upper basin water penetration hole When the hole coefficient of the upper basin is fixed, the prediction error of the upper basin is large. 2)In the case of non-market outflow, the initial value of the pore coefficient is calculated according to the optimum value of the pore coefficient and the estimated time. In this case, the appropriate combination of the two methods, the hole coefficient is the optimum constant value of the fixed method in the middle of the application. 3) For the purpose of this study, the inflow from other basins and the balance of water supply from the upper reaches of the dominant basins are considered. For the purpose of this study, the optimum conditions are obtained by considering the physical properties of the pore coefficients.