卵巣腫瘍のエストロゲンレセプターの機能と腫瘍性格に関する研究
卵巣腫瘍のエストロゲンレセプターの機能と腫瘍性格に関する研究
批准号:
61570804
负责人:
山片 重房
金额:
$1.02万
依托单位:
依托单位国家:
日本
项目类别:
Grant-in-Aid for General Scientific Research (C)
财政年份:
1986
资助国家:
日本
项目状态:
已结题
起止时间:
1986 至 --
中文摘要
過去の研究において、上皮性卵巣腫瘍がエストロゲン(E)産生能を有していることを、内分泌学的,組織化学的,免疫組織化学的,超微形態学的に証明してきたが、一方では、この腫瘍が性ステロイドレセプターであるエストロゲンレセプター(ER),プロゲステロンレセプター(PR)を有することが判明しており、特にER値とエストロゲン産生能との間に密接な相互関係があることを確認してきた。この事実は、本腫瘍が何等かの機能においてホルモン依存性を有するものと推測される。そこで、上皮性卵巣腫瘍が有するER,PRについて、腫瘍の組織学的特徴,ならびに腫瘍内E産生能との関連において検討し、その生物学的意義に関して移植腫瘍,培養細胞を用いて検討した。DCC法により測定した腫瘍組織のER,PR陽性率は、全症例では、それぞれ62.2%,22.2%とERの陽性率がより高率であった。ER陽性率は、閉経前より閉経後腫瘍に、また良性より悪性腫瘍により高率に認められた。組織型では、ムチン性腫瘍に最も高率であったが、腫瘍細胞の組織学的分化度との関連では、高分化型に高率を示した。腫瘍組織内E値が高値を示すものはすべてER陽性を示し、E産生量とER量との間に相関が認められた。autoradiographyによる検討では、分化型細胞に集中して標識エストラジオールのgrainを認め、標識エストラジオールは細胞質より核内に移行することが確認された。ヌードマウス移植実験ではE投与による腫瘍増大速度の促進は認められず、また培養細胞系でもEによる細胞増生の促進効果を認めなかった。すなわち、上皮性卵巣腫瘍細胞におけるER存在の機能的意義は、Eによる細胞増殖の過程に関与するものではなく、むしろ癌細胞の分化に関わる可能性が推測された。
英文摘要
過去の研究において、上皮性卵巣腫瘍がエストロゲン(E)産生能を有していることを、内分泌学的,組織化学的,免疫組織化学的,超微形態学的に証明してきたが、一方では、この腫瘍が性ステロイドレセプターであるエストロゲンレセプター(ER),プロゲステロンレセプター(PR)を有することが判明しており、特にER値とエストロゲン産生能との間に密接な相互関係があることを確認してきた。この事実は、本腫瘍が何等かの機能においてホルモン依存性を有するものと推測される。そこで、上皮性卵巣腫瘍が有するER,PRについて、腫瘍の組織学的特徴,ならびに腫瘍内E産生能との関連において検討し、その生物学的意義に関して移植腫瘍,培養細胞を用いて検討した。DCC法により測定した腫瘍組織のER,PR陽性率は、全症例では、それぞれ62.2%,22.2%とERの陽性率がより高率であった。ER陽性率は、閉経前より閉経後腫瘍に、また良性より悪性腫瘍により高率に認められた。組織型では、ムチン性腫瘍に最も高率であったが、腫瘍細胞の組織学的分化度との関連では、高分化型に高率を示した。腫瘍組織内E値が高値を示すものはすべてER陽性を示し、E産生量とER量との間に相関が認められた。autoradiographyによる検討では、分化型細胞に集中して標識エストラジオールのgrainを認め、標識エストラジオールは細胞質より核内に移行することが確認された。ヌードマウス移植実験ではE投与による腫瘍増大速度の促進は認められず、また培養細胞系でもEによる細胞増生の促進効果を認めなかった。すなわち、上皮性卵巣腫瘍細胞におけるER存在の機能的意義は、Eによる細胞増殖の過程に関与するものではなく、むしろ癌細胞の分化に関わる可能性が推測された。
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須川佶: 産婦人科の実際. 35. 1537-1542 (1986)
Sukawa, T.:妇产科实践 35。1537-1542 (1986)
DOI:
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发表时间:
期刊:
影响因子:
--
作者:
[]
通讯作者:
須川佶: 日本産科婦人科学会雑誌. 36. 1338 (1984)
Sukawa, T.:日本妇产科学会杂志 36. 1338 (1984)。
DOI:
--
发表时间:
期刊:
影响因子:
--
作者:
[]
通讯作者:
山本啓司: 日本産科婦人科学会雑誌. 38. 203 (1986)
Keiji Yamamoto:日本妇产科学会杂志 38. 203 (1986)。
DOI:
--
发表时间:
期刊:
影响因子:
--
作者:
[]
通讯作者:
山本啓司: 産婦人科の進歩. 38. 436 (1986)
Keiji Yamamoto:妇产科进展 38. 436 (1986)。
DOI:
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发表时间:
期刊:
影响因子:
--
作者:
[]
通讯作者:
山本啓司: 日本臨床細胞学会雑誌. 25. 261 (1986)
Keiji Yamamoto:日本临床细胞学学会杂志 25. 261 (1986)。
DOI:
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发表时间:
期刊:
影响因子:
--
作者:
[]
通讯作者:
共 6 条
ヒト‐ヒトハイブリドーマより得られた抗ヒト子宮頸癌モノクローナル抗体の基礎的検討
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批准号:58570698
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项目类别:Grant-in-Aid for General Scientific Research (C)
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资助金额:$1.02万
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财政年份:1983
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负责人:山片 重房
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依托单位: