中枢神経損傷時の心筋傷害発現機序に関する研究
中枢神経損傷時の心筋傷害発現機序に関する研究
批准号:
62560307
负责人:
広瀬 昶
金额:
$0.0万
依托单位:
依托单位国家:
日本
项目类别:
Grant-in-Aid for General Scientific Research (C)
财政年份:
1987
资助国家:
日本
项目状态:
已结题
起止时间:
1987 至 --
中文摘要
頭部障害や自律神経障害にともなって心筋や弁膜に病変が発現する現象が報告されている. これら中枢神経障害を来す原因の1つとして物理的圧迫を想定し, 麻酔下のイヌの頭蓋内にヘポリン加自己血液または生理食塩液の注入を行ったところ, 僧帽弁に限局して点状ないし斑状の出血が必ず生じたので, その機序について検討した.脳脊髄に圧迫を与えた際, 病理組織学的には僧帽弁基部付近の心房における, 散在性の心筋虚血性変化および出血, 僧帽弁における, 出血およびリンパ管腔拡張が認められた. このような病変の発現には全身血圧の上昇や心拍数の変化, あるいは心電図の波形変化をともなっていた. そこで, この僧帽弁出血には自律神経系の活動性が関与していると考えられたので, 自律神経系を薬理学的ないし, 物理学的に遮断あるいは刺激することを試みた.交感神経β受容体の遮断薬であるプロプラノロールや, 交感神経伝達物質枯渇薬であるレセルピンで前処置をしておくと, 頭蓋内に生理食塩液の注入を行っても, 心電図および血圧の変化や, 僧帽弁出血はみられなかった. しかし, 交感神経α受容体遮断薬薬であるフェントラミンを前投与しておいた場合には, 血圧の上昇はおさえられたものの, 心電図の変化や僧帽弁出血は依然として認められた. また, 副交感神経ムスカリン受容体の遮断薬であるアトロピンを前投与しておいた場合には, 心電図や血圧の変化, および, 僧帽弁出血が認められた. 一方, β受容体刺激薬であるイソプロテレノールを投与したり, 星状神経節を電気刺激した場合にも, 同様の僧帽弁出血が発生した.したがって, この僧帽弁出血の成因には, 交感神経β受容体を介する経路が, 密接な関わりをもつものと考えられた.
英文摘要
頭部障害や自律神経障害にともなって心筋や弁膜に病変が発現する現象が報告されている. これら中枢神経障害を来す原因の1つとして物理的圧迫を想定し, 麻酔下のイヌの頭蓋内にヘポリン加自己血液または生理食塩液の注入を行ったところ, 僧帽弁に限局して点状ないし斑状の出血が必ず生じたので, その機序について検討した.脳脊髄に圧迫を与えた際, 病理組織学的には僧帽弁基部付近の心房における, 散在性の心筋虚血性変化および出血, 僧帽弁における, 出血およびリンパ管腔拡張が認められた. このような病変の発現には全身血圧の上昇や心拍数の変化, あるいは心電図の波形変化をともなっていた. そこで, この僧帽弁出血には自律神経系の活動性が関与していると考えられたので, 自律神経系を薬理学的ないし, 物理学的に遮断あるいは刺激することを試みた.交感神経β受容体の遮断薬であるプロプラノロールや, 交感神経伝達物質枯渇薬であるレセルピンで前処置をしておくと, 頭蓋内に生理食塩液の注入を行っても, 心電図および血圧の変化や, 僧帽弁出血はみられなかった. しかし, 交感神経α受容体遮断薬薬であるフェントラミンを前投与しておいた場合には, 血圧の上昇はおさえられたものの, 心電図の変化や僧帽弁出血は依然として認められた. また, 副交感神経ムスカリン受容体の遮断薬であるアトロピンを前投与しておいた場合には, 心電図や血圧の変化, および, 僧帽弁出血が認められた. 一方, β受容体刺激薬であるイソプロテレノールを投与したり, 星状神経節を電気刺激した場合にも, 同様の僧帽弁出血が発生した.したがって, この僧帽弁出血の成因には, 交感神経β受容体を介する経路が, 密接な関わりをもつものと考えられた.
期刊论文(0)
专著(0)
科研奖励(0)
会议论文
興奮伝導障害の治療に対するヒス束電位の活用に関する研究
-
批准号:X00210----476223
-
项目类别:Grant-in-Aid for Encouragement of Young Scientists (A)
-
资助金额:$0.46万
-
财政年份:1979
-
负责人:広瀬 昶
-
依托单位:
家畜の心電図パターシの類型化に関する基礎的研究
-
批准号:X00210----076054
-
项目类别:Grant-in-Aid for Encouragement of Young Scientists (A)
-
资助金额:$0.18万
-
财政年份:1975
-
负责人:広瀬 昶
-
依托单位:
海外基金