イノシト-ルリン脂質代謝物の分別定量法の培養細胞系への適用に関する研究

分级测定肌醇磷脂代谢物在培养细胞系统中的应用研究

• 批准号: 63571108
• 负责人: 遠藤 治郎
• 金额: $ 1.34万
• 依托单位: Shimane Medical University
• 依托单位国家: 日本
• 项目类别: Grant-in-Aid for General Scientific Research (C)
• 财政年份: 1988
• 资助国家: 日本
• 起止时间: 1988 至 1989
• 项目状态: 已结题
• 来源: https://kaken.nii.ac.jp/grant/KAKENHI-PROJECT-63571108/
• 关键词: イノシト-ルリン脂質代謝物; イオン交換クロマトグラフィ; 培養細胞HL-60; イノシトールリン脂質定量; 高速液体クロマトグラフィ; 培養細胞

イノシト-ルリン脂質(InsP)代謝物質の動態を追求するのに適した培養細胞実験系の1つと考えたヒト前骨髄性白血病細胞(HL-60)を用いて、腫瘍壊死因子(TNF)と受容体の結合がInsP代謝物にどのような変化を与えるかについて検討した。InsP代謝物の分別にはイオン交換カラムクロマトグラフィを用い溶出分画中InsP検出には,予定した高感度リン定量系の確立が未完成なため,放射活性を利用することとした。すなわち、培養細胞HL-60をmyo[^3H]inositolで標識し、TNFを添加したあとクロロホルム・メタノ-ルで水溶性分画を抽出した。イオン交換カラムクロマトグラフィでInsP代謝物を分別溶出し、それぞれの放射活性を測定した。TNF添加直後よりInsP代謝物が有意に増加することが確認され、InsP代謝回転の亢進がみられることが明らかとなった。細胞内cyclicAMP濃度を上昇させうる物質の共存下ではTNFの生理活性が相乗的に上昇すること、TNFの高親和性受容体蛋白と考えられる膜蛋白(分子量約78kDa)を同定できたことから、TNFによるHL-60の分化誘導時にはTNFと78kDa受容体蛋白との結合を介し、細胞内情報伝達機構にInsP代謝が関与することが考えられる。

The dynamics of lipid (Insp) metabolites in cultured cell lines were studied using HL-60 cells, TNF and receptor bound Insp metabolites. InsP metabolites were separated from each other and the determination of radioactivity was incomplete. Cell culture HL-60 myo[^3H]inositol identification, TNF addition, water solubility analysis Insp metabolites were dissolved separately and their radioactivity was measured. Insp metabolites are intentionally increased after TNF addition. The increase of intracellular cyclicAMP concentration and the blue shift of substances caused the increase of TNF physiological activity and the increase of TNF high affinity receptor protein and membrane protein (molecular weight about 78kDa).

项目成果

原田祐治: "HL-60骨髄性白血病細胞の増殖,分化誘導時における細胞内情報伝達系の関与" 臨床病理. 37(補). 52 (1989)

Yuji Harada：“HL-60 骨髓性白血病细胞增殖和分化诱导过程中细胞内信号转导系统的参与”临床病理学 37（补充）。

石倉浩人: "腫瘍壊死因子(TNF)によるHL-60前骨髄性白血病細胞の分化誘導時における細胞内情報伝達機構" 日本血液学会雑誌. 53. 126 (1990)

Hiroto Ishikura：“肿瘤坏死因子（TNF）诱导 HL-60 早幼粒细胞白血病细胞分化过程中的细胞内信号转导机制”日本血液学会杂志 53. 126（1990）。