劇症肝炎における細胞間接着分子発現と新しい治療法の開発
劇症肝炎における細胞間接着分子発現と新しい治療法の開発
批准号:
05770346
负责人:
宮林 千春
金额:
$0.58万
依托单位国家:
日本
项目类别:
Grant-in-Aid for Encouragement of Young Scientists (A)
财政年份:
1993
资助国家:
日本
项目状态:
已结题
起止时间:
1993 至 --
中文摘要
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英文摘要
1)サイトカインによる肝細胞表面の接着分子発現の調節:肝細胞としては、HuH-7,PLC/PRF/5(肝細胞癌株)、HepG2,HuH-6(肝芽腫株)を用いた。サイトカインとしては、IL-1beta,IL-2,TNF-alpha,IFN-alpha,IFN-gammaを使用し、各々サイトカイン存在下あるいは非存在化に3日間上記細胞株を培養した後、細胞表面上のICAM-1およびLFA-3の発現をflow cytometryで解析した。4種類の細胞株はいずれも無刺激の状態で両抗原を発現しており、その陽性率はICAM-1が60-97%、LFA-3が10-90%であった。ICAM-1は、TNF-alphaあるいはIFN-gammaでその発現が増強される場合が多かったが、IFN-alphaでは明らかにその作用は弱かった。一方、LFA-3発現はサイトカインによりあまり影響を受けなかった。2)肝細胞からの接着分子の遊離と、それに及ぼすサイトカインの影響:1)の方法と同様に、サイトカインの存在下あるいは非存在下に肝癌細胞を3日間培養し、その培養上清中の可溶性ICAM-1およびLFA-3量をELISA法を用いて測定した。可溶性ICAM-1は、4種類の肝癌細胞株いずれの培養上清中にも認められ、その濃度は4-9ng/mlであった。サイトカイン存在下では、IL-1beta.TNF-alpha,およびIFN-gammaがその遊離を刺激した。可溶性ICAM-1量と細胞表面の発現量との関係を調べると、PLC/PRF/5細胞株では明らかに両者が解離しており、各々別の機序により制御されている可能性が示唆された。一方、いずれの細胞株の培養上清中にも可溶性LFA-3は検出されなかった。3)各種肝疾患患者血清中の可溶性接着分子の濃度の測定:血清中CAM-1濃度は、急性肝炎および劇症肝炎で異常高値を示し、経過とともに低下したが、血清中LFA-3濃度は急性期においても有意の上昇を認めなかった。慢性肝疾患では、慢性肝炎、特に慢性活動性肝炎で両者ともに高い傾向を示した。現在、劇症肝炎の動物モデルを作成中であるが、同疾患に対する抗接着分子抗体治療を行う際には、上記の現象が重要と考えられた。
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