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「ナズィアンズスのグレゴリオス説教集」における図像サイクルの研究

「ナズィアンズスのグレゴリオス説教集」における図像サイクルの研究
《纳齐安祖斯格列高利讲道集》中图像循环的研究
批准号:
05710031
负责人:
石塚 晃
金额:
$0.58万
依托单位:
依托单位国家:
日本
项目类别:
Grant-in-Aid for Encouragement of Young Scientists (A)
财政年份:
1993
资助国家:
日本
项目状态:
已结题
起止时间:
1993 至 --

项目摘要

项目成果

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中文摘要
翻译
パリ国立図書館蔵「ナズィアンズスのグレゴリオス説教集」(ギリシャ語写本510番、以下「グレゴリオス説教集」と略記)のfo1.3rに描かれるヨナの図像サイクルに関する研究を行なった。1.本年度は、関連する諸作例、特に「グレゴリオス説教集」の制作現場において参照可能であったと推定しうるヨナの図像の諸作例の図版資料の収集を行なった。2.「グレゴリオス説教集」のヨナの挿絵に関してかつて為された図像の同定における誤りを明らかにして、当該サイクルの図像構成を確定し、挿絵の画面構成の諸特徴について考察を加えた。ヨナの物語は初期キリスト教時代に最も好まれた主題のひとつであるが、その場合の図像はヨナ書の内容を葬礼美術のコンテクストにおいてとらえたものであった。「グレゴリオス説教集」においては、これらと同様の場面を含みつつ便に図像が豊かになっているが、にも拘らずこの場合も旧約聖書に語られるエヒソードの平板な説話図像とは考えにくいという立場から、ヨナ書のテキストとの関係における特徴を考察した。3.当該図像サイクルを、「グレゴリオス説教集」のテキストであるナズィアンズスのグレゴリオスの説教文との関係において考察した。従来の学説では両者の間の内容的関連性は否定されているが、本研究では両者の間にはむしろ積極的な関係があるとの見解に立ち、上で明らかにした図像構成上の特徴の解釈を行なった。4.更に、作品の制作当時の状況というコンテクストにおいて重要な意味をもつと考えられる特徴を当該図像サイクルの中に見出し、当該写本制作のパトロンと考えられているフォティオスと時の皇帝バシレイオスI世の関係において、この特徴の解釈を試みた。同様の視点によって新たな意味付けの可能な図像は「グレゴリオス説教集」の中に他にも存在する。今後はヨナの図像に対する解釈を更に深めるとともに、他の諸図像も加えて、この新しい解釈レヴェルによる研究を展開していきたい。
英文摘要
パリ国立図書館蔵「ナズィアンズスのグレゴリオス説教集」(ギリシャ語写本510番、以下「グレゴリオス説教集」と略記)のfo1.3rに描かれるヨナの図像サイクルに関する研究を行なった。1.本年度は、関連する諸作例、特に「グレゴリオス説教集」の制作現場において参照可能であったと推定しうるヨナの図像の諸作例の図版資料の収集を行なった。2.「グレゴリオス説教集」のヨナの挿絵に関してかつて為された図像の同定における誤りを明らかにして、当該サイクルの図像構成を確定し、挿絵の画面構成の諸特徴について考察を加えた。ヨナの物語は初期キリスト教時代に最も好まれた主題のひとつであるが、その場合の図像はヨナ書の内容を葬礼美術のコンテクストにおいてとらえたものであった。「グレゴリオス説教集」においては、これらと同様の場面を含みつつ便に図像が豊かになっているが、にも拘らずこの場合も旧約聖書に語られるエヒソードの平板な説話図像とは考えにくいという立場から、ヨナ書のテキストとの関係における特徴を考察した。3.当該図像サイクルを、「グレゴリオス説教集」のテキストであるナズィアンズスのグレゴリオスの説教文との関係において考察した。従来の学説では両者の間の内容的関連性は否定されているが、本研究では両者の間にはむしろ積極的な関係があるとの見解に立ち、上で明らかにした図像構成上の特徴の解釈を行なった。4.更に、作品の制作当時の状況というコンテクストにおいて重要な意味をもつと考えられる特徴を当該図像サイクルの中に見出し、当該写本制作のパトロンと考えられているフォティオスと時の皇帝バシレイオスI世の関係において、この特徴の解釈を試みた。同様の視点によって新たな意味付けの可能な図像は「グレゴリオス説教集」の中に他にも存在する。今後はヨナの図像に対する解釈を更に深めるとともに、他の諸図像も加えて、この新しい解釈レヴェルによる研究を展開していきたい。
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