课题基金 / 基金详情

危機回避における諸組織間のコミュニケーション過程の分析

危機回避における諸組織間のコミュニケーション過程の分析
危机预防中组织间的沟通过程分析
批准号:
05710124
负责人:
土方 透
金额:
$0.58万
依托单位:
依托单位国家:
日本
项目类别:
Grant-in-Aid for Encouragement of Young Scientists (A)
财政年份:
1993
资助国家:
日本
项目状态:
已结题
起止时间:
1993 至 --
关键词:

项目摘要

项目成果

相关文献

中文摘要
翻译
リスク回避に際し、リスクそのものの認識およびその関わり方において、エ-トスが大きくかかわっていることが判明した。とくに、危機そのものを克服すべき「課題」として解するか、「ふりかかってきた災難」と解するかという差異は、各エ-トス間における未来指向視点の相違から導かれ、その背景にはそのエ-トスを形成する宗教教義による意識形成が働いていると考えられる。つぎに、リスクを回避する方法であるが、リスクそのものを、リスクが生じた当該社会システムから他のシステムへ転嫁することによって、当面のシステムの閉塞状況を打開する方策が、どのシステムにも共通して確認される。その場合、同形のシステム間、すなわち上位システムと下位システムとの間で、諸システム間のコミュニケーション過程が、相互に相補的な機能を演じることとなる。あるシステムにとってリスクが、他の異種システムに転嫁され、そのシステムの下位システムとのコミュニケーションのなかで、無害化されていくのである。たとえば、犯罪によって生じた被害は、経済的損害として法システムから経済システムに移行され、被害の補完の可能性が確保される。犯罪実行者の支払い能力が低い場合、負債者として経済システムに参与させることで、支払い無能力を理由に経済システムから排除することなく、最終的に被害者の損害の補完にむかう方途が確保されることとなる。ここでは、負債は、将来にわたって償還される財産となるといえる。このように上位システムと下位システムが、同一の問題を、まったく逆の観点からアプローチすることで、リスクを無害化していくプロセスが確認された。
英文摘要
リスク回避に際し、リスクそのものの認識およびその関わり方において、エ-トスが大きくかかわっていることが判明した。とくに、危機そのものを克服すべき「課題」として解するか、「ふりかかってきた災難」と解するかという差異は、各エ-トス間における未来指向視点の相違から導かれ、その背景にはそのエ-トスを形成する宗教教義による意識形成が働いていると考えられる。つぎに、リスクを回避する方法であるが、リスクそのものを、リスクが生じた当該社会システムから他のシステムへ転嫁することによって、当面のシステムの閉塞状況を打開する方策が、どのシステムにも共通して確認される。その場合、同形のシステム間、すなわち上位システムと下位システムとの間で、諸システム間のコミュニケーション過程が、相互に相補的な機能を演じることとなる。あるシステムにとってリスクが、他の異種システムに転嫁され、そのシステムの下位システムとのコミュニケーションのなかで、無害化されていくのである。たとえば、犯罪によって生じた被害は、経済的損害として法システムから経済システムに移行され、被害の補完の可能性が確保される。犯罪実行者の支払い能力が低い場合、負債者として経済システムに参与させることで、支払い無能力を理由に経済システムから排除することなく、最終的に被害者の損害の補完にむかう方途が確保されることとなる。ここでは、負債は、将来にわたって償還される財産となるといえる。このように上位システムと下位システムが、同一の問題を、まったく逆の観点からアプローチすることで、リスクを無害化していくプロセスが確認された。
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