下肢血行再建時の循環血液中サイトカイン濃度変動と白血球活性化について
下肢血行再建時の循環血液中サイトカイン濃度変動と白血球活性化について
批准号:
07770933
负责人:
山口 敏之
金额:
$0.51万
依托单位国家:
日本
项目类别:
Grant-in-Aid for Encouragement of Young Scientists (A)
财政年份:
1995
资助国家:
日本
项目状态:
已结题
起止时间:
1995 至 1996
中文摘要
当科で1995年に施行した腹部大動脈瘤手術患者を対象に術中,術後の循環血液中のサイトカイン濃度を測定した.血液採取はIt radial arteryから行い,採取時期は(1)麻酔導入後,(2)腹部大動脈遮断中,(3)遮断解除30分後,(4)1時間後,(5)3時間後,(6)6時間後,(7)12時間後,(8)24時間後,(9)48時間後の9点とした.測定項目はTNF,IL-1,IL6,IL8,IL-10,GCSFの各サイトカイン濃度,およびPMN elastase濃度であり,加えてWBC数とその分画も経時的に測定した.結果1)TNF,IL-1はいずれも経過中ELISA kitの測定感度以下であり,計測不能であった.2)IL-6,IL-8は大動脈遮断解除後6時間前後に血中濃度がピークとなり以後消褪していった.PMN elastaseもIL-8の動きとよく似た動きを示し,IL-8の濃度とPMN elastaseの濃度との間には相関関係が認められ,血中PMNの活性化とIL-8との間には関連があることが予想された.3)IL-10は腹部大動脈遮断解除1-3時間後の比較的早期の血中濃度はピークとなった.4)G-CSFは遮断解除6時間前後に血中濃度がピークとなったが,血中の実際のPMN数は腹部大動脈遮断解除直後から増大し大動脈遮断解除後早期のPMN増加はG-CSF以外の,たとえばLT,TXなどが関与している可能性があるものと思われた.
英文摘要
当科で1995年に施行した腹部大動脈瘤手術患者を対象に術中,術後の循環血液中のサイトカイン濃度を測定した.血液採取はIt radial arteryから行い,採取時期は(1)麻酔導入後,(2)腹部大動脈遮断中,(3)遮断解除30分後,(4)1時間後,(5)3時間後,(6)6時間後,(7)12時間後,(8)24時間後,(9)48時間後の9点とした.測定項目はTNF,IL-1,IL6,IL8,IL-10,GCSFの各サイトカイン濃度,およびPMN elastase濃度であり,加えてWBC数とその分画も経時的に測定した.結果1)TNF,IL-1はいずれも経過中ELISA kitの測定感度以下であり,計測不能であった.2)IL-6,IL-8は大動脈遮断解除後6時間前後に血中濃度がピークとなり以後消褪していった.PMN elastaseもIL-8の動きとよく似た動きを示し,IL-8の濃度とPMN elastaseの濃度との間には相関関係が認められ,血中PMNの活性化とIL-8との間には関連があることが予想された.3)IL-10は腹部大動脈遮断解除1-3時間後の比較的早期の血中濃度はピークとなった.4)G-CSFは遮断解除6時間前後に血中濃度がピークとなったが,血中の実際のPMN数は腹部大動脈遮断解除直後から増大し大動脈遮断解除後早期のPMN増加はG-CSF以外の,たとえばLT,TXなどが関与している可能性があるものと思われた.
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