多文化主義国家カナダの生成と移民政策に関する研究

加拿大作为一个多元文化国家的创建与移民政策研究

• 批准号: 08610382
• 负责人: 木村 和男
• 金额: $ 1.47万
• 依托单位: University of Tsukuba
• 依托单位国家: 日本
• 项目类别: Grant-in-Aid for Scientific Research (C)
• 财政年份: 1996
• 资助国家: 日本
• 起止时间: 1996 至 无数据
• 项目状态: 已结题
• 来源: https://kaken.nii.ac.jp/grant/KAKENHI-PROJECT-08610382/
• 关键词: カナダ; 移民; 大英帝国

I) 研究課題の効率的追求のため、19世紀後半のイギリスからのカナダ移民に対象を限定し、(1)イギリス議会における移民、救貧、慈善組織、帝国関係に関する討議、(2)カナダ議会における移民の誘致、助成、輸送、定住に関する討議、(3)カナダ側での移民の時代別、民族別、定住地域別、年令・性別、職業別の移民統計資料、の三点を中心に分析を行うこととした。イギリス下院議事録のマイクロフィルムなどの基本史料を購入した他、国内で入手可能な文献の収集にも努めた。II) 英加両国での移民政策が1870年代からの経済不況期を挟んで大きく変化し、それがカナダへの、特に西部プレーリーへの移民に与えた影響を明らかにすることが当面の課題である。移民政策は英加双方の社会情勢や経済動向のみでなく、及び1880年代の「帝国主義の興隆」に左右されたことが証明できるはずである。またカナダ側の移民関係史料は各地域や州毎に大きな相違や齟齬があるものの、大学院生の協力による検証の結果、国内での地域間移民が国際移民と匹敵する重要性を持っていたこと、ケベック州のフランス系カナダ人が著しく国内流動性を欠如していたことが解明されつつある。III) 中間報告として移民政策と移民動向に関する二,三の概括的な論稿を発表したが、今後はさらに精緻な分析を進める一方、今後はカナダでの言語、教育政策や、東欧、南欧、アジアからの移民をも視野に入れることで、カナダにおける多民族社会の形成過程を追跡してゆきたい。

(1) Parliamentary discussions on immigration, poverty relief, charitable organizations, and imperial relations;(2) Parliamentary discussions on immigration induction, facilitation, transportation, and settlement;(3) Age, ethnicity, settlement region, age, gender, and gender of immigration; Statistics on migration by occupation, and analysis of the three central points The basic historical materials of the lower house of the People's Republic of China should be purchased and collected. II) The immigration policy of the British and Canadian countries since the 1870s has been greatly changed, especially in the West. Immigration policy was influenced by the social situation and economic trends of both Britain and Canada, and by the "prosperity of imperialism" of the 1880s. The historical data of immigration relations in different regions and states show the importance of the cooperation between university students and international immigrants. III) Interim report on migration policy and migration trends II, III. Summary of draft discussions on migration policy and migration trends II, III. Detailed analysis on migration policy II, III. Detailed analysis on migration policy III, IV. Future migration policy III, IV. Eastern Europe, IV. Southern Europe, IV. Migration policy III, IV. Overview of the process of forming a multi-ethnic society II, III.

项目成果

木村和男: "カナダ生成期の民族問題-多文化主義の歴史的前提" 立命館言語文化研究. 8巻1号. 255-280 (1996)

木村一夫：“加拿大新生时期的种族问题——多元文化主义的历史前提”，立命馆语言文化研究，第 8 卷，第 1 期，255-280（1996 年）。

木村和男: "多文化主義宣言への道-連邦結成後の移民政策を中心に" 西川長夫,渡辺公三,G・マコ-マック編『多文化主義・多言語主義-カナダ,オーストラリア,日本』(人文書院). 38-55 (1997)

木村和夫：《多元文化宣言之路——以联邦成立后的移民政策为中心》 Nagao Nishikawa、Kozo Watanabe、G. McCormack（编）《多元文化主义和多语言主义——加拿大、澳大利亚、日本》（Jinbun）书院）38-55（1997）。

木村和男,P・バックナ-,N・ヒルマ-: "カナダとイギリス-多民族国家における大英帝国の遺産" 刀水書房, 370 (1997)

Kazuo Kimura、P. Buckner、N. Hilma：“加拿大和英国：大英帝国在多民族国家中的遗产” Tosui Shobo，370 (1997)