ボナンザ型食物資源を利用する昆虫類の生活史適応の解明
ボナンザ型食物資源を利用する昆虫類の生活史適応の解明
批准号:
02J20216
负责人:
佐藤 隆士
金额:
$2.11万
依托单位国家:
日本
项目类别:
Grant-in-Aid for JSPS Fellows
财政年份:
2002
资助国家:
日本
项目状态:
已结题
起止时间:
2002 至 2005
中文摘要
本研究はキノコ食昆虫の(1)生活史パターンの地理的変異と(2)存続期間の違う寄主(硬質菌と軟質菌)を利用する種間での生活史比較から、空間的に散在し発生予測が困難なボナンザ型食物資源を利用する昆虫類の生活史適応様式の多様性とその進化経路を解明する。最終年となる本年度は(1)(2)の結果の総括とDacne属の生活史様式の進化について分子系統学的に検討した。(1)シイタケを寄主とするDacne japonicaとD.pictaの岩手と茨城県個体群の生活史を解明した結果、両個体群ともに前種は春繁殖後、翌春まで長期成虫休眠を行う年1化性、後種は成虫と幼虫が越冬休眠を行う年多化性であることが明らかとなり、本属の生活史パターンは気候条件等の影響をほとんど受けないことが予想された。(2)発生後、長期間存続する硬質菌食のD.zonaria, D.maculata, D.fungorumと、短期で消失する軟質菌食のD.japonica, D.picta, D.osawaiの岩手個体群の生活史を解明した結果、硬質菌食の種は成虫期に長期休眠を持つ年1化性であり、軟質菌食の種は1化性から多化性まで種ごとに異なる生活史を持つことが示された。しかし、いずれの種も休眠時期は、変動時期の年次変化が少なく予測が可能な環境変動(夏期、冬期などの季節変動)の時期と一致しているのに対して、移動分散は発生予測が困難な環境変動(餌発生や消失時期など)時に行われることから、食菌性甲虫の「休眠」と「移動分散」が環境変動の予測可能性により使い分けられていることが予想された。また上記6種の系統樹からは、硬質菌食の種と軟質菌食の種はそれぞれ単系統であるがLaetiporus属を利用するD.fungorumと季節により同属菌も利用するD.pictaが系統的に近いこと、生活史と系統間には関係がないことが示され、本属は硬質菌から軟質菌へ食性分化しそれぞれの生活史はそれぞれの餌資源の予測可能性に従って決定されたことが予想された。
英文摘要
本研究はキノコ食昆虫の(1)生活史パターンの地理的変異と(2)存続期間の違う寄主(硬質菌と軟質菌)を利用する種間での生活史比較から、空間的に散在し発生予測が困難なボナンザ型食物資源を利用する昆虫類の生活史適応様式の多様性とその進化経路を解明する。最終年となる本年度は(1)(2)の結果の総括とDacne属の生活史様式の進化について分子系統学的に検討した。(1)シイタケを寄主とするDacne japonicaとD.pictaの岩手と茨城県個体群の生活史を解明した結果、両個体群ともに前種は春繁殖後、翌春まで長期成虫休眠を行う年1化性、後種は成虫と幼虫が越冬休眠を行う年多化性であることが明らかとなり、本属の生活史パターンは気候条件等の影響をほとんど受けないことが予想された。(2)発生後、長期間存続する硬質菌食のD.zonaria, D.maculata, D.fungorumと、短期で消失する軟質菌食のD.japonica, D.picta, D.osawaiの岩手個体群の生活史を解明した結果、硬質菌食の種は成虫期に長期休眠を持つ年1化性であり、軟質菌食の種は1化性から多化性まで種ごとに異なる生活史を持つことが示された。しかし、いずれの種も休眠時期は、変動時期の年次変化が少なく予測が可能な環境変動(夏期、冬期などの季節変動)の時期と一致しているのに対して、移動分散は発生予測が困難な環境変動(餌発生や消失時期など)時に行われることから、食菌性甲虫の「休眠」と「移動分散」が環境変動の予測可能性により使い分けられていることが予想された。また上記6種の系統樹からは、硬質菌食の種と軟質菌食の種はそれぞれ単系統であるがLaetiporus属を利用するD.fungorumと季節により同属菌も利用するD.pictaが系統的に近いこと、生活史と系統間には関係がないことが示され、本属は硬質菌から軟質菌へ食性分化しそれぞれの生活史はそれぞれの餌資源の予測可能性に従って決定されたことが予想された。
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Takashi Sato: "Effect of starvation and feeding of larvae during 4th stadia on the pupation and adult size in Dacne picta (Coleoptera : Erotylidae)"Applied Entomology and Zoology. 36・2. 189-197 (2001)
Takashi Sato:“第四期幼虫的饥饿和摄食对 Dacne picta(鞘翅目:Erotylidae)化蛹和成虫大小的影响”应用昆虫学和动物学 36・2(2001)。
DOI:
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发表时间:
期刊:
影响因子:
--
作者:
[]
通讯作者:
Effect of starvation and feeding of larvae during 4th stadia on the pupation and adult size in Dacne picta (Coleoptera : Erotylidae)
第 4 期幼虫的饥饿和摄食对锦线鱼(鞘翅目:鳅科)化蛹和成虫大小的影响
DOI:
--
发表时间:
2001
期刊:
Applied Entomology and Zoology 36・2
影响因子:
--
作者:
[Takashi Sato, Akira Suzuki]
通讯作者:
Akira Suzuki
アカマダラハナムグリによるハチクマ巣の利用様式と猛禽類個体群との関係
红斑蜜蜂如何使用蜂巢及其与猛禽种群的关系
DOI:
--
发表时间:
期刊:
昆蟲 ニューシリーズ (投稿中)
影响因子:
--
作者:
[佐藤隆士, 鈴木祥悟, 槙原寛]
通讯作者:
槙原寛
当年生ヒバ実生に対するウリハムシモドキと各種昆虫類による食害被害の影響
黄瓜及各种昆虫取食对当年木樨苗的影响
DOI:
--
发表时间:
2005
期刊:
森林防疫 54
影响因子:
--
作者:
[佐藤隆士, 山路恵子, 下田直義, 森茂太]
通讯作者:
森茂太
Takashi Sato: "Behavioral response of Dacne picta (Coleoptera : Erotylidae) to different growing stages of the shiitake mushroom, Lentinula edodes"Applied Entomology and Zoology. 33・2. 223-226 (1998)
Takashi Sato:“Dacne picta(鞘翅目:Erotylidae)对香菇、香菇不同生长阶段的行为反应”应用昆虫学和动物学 33・2(1998)。
DOI:
--
发表时间:
期刊:
影响因子:
--
作者:
[]
通讯作者:
共 9 条
希土類原子加熱法による形態制御された非晶質複合材料の創製
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批准号:18560663
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项目类别:Grant-in-Aid for Scientific Research (C)
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资助金额:$2.39万
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财政年份:2006
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负责人:佐藤 隆士
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依托单位:
線画図形における幾何学検索について
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批准号:02750303
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项目类别:Grant-in-Aid for Encouragement of Young Scientists (A)
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资助金额:$0.45万
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财政年份:1990
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负责人:佐藤 隆士
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依托单位:
海外基金