干潟の寄生虫による条件依存的な宿主操作および寄生虫の存在と生物多様性との関係
干潟の寄生虫による条件依存的な宿主操作および寄生虫の存在と生物多様性との関係
批准号:
13740441
负责人:
古賀 庸憲
金额:
$1.34万
依托单位:
依托单位国家:
日本
项目类别:
Grant-in-Aid for Young Scientists (B)
财政年份:
2001
资助国家:
日本
项目状态:
已结题
起止时间:
2001 至 2002
中文摘要
日本の干潟に普遍的に生息するコメツキガニは,シギ・チドリ類のような渡り鳥を終宿主とする二生類吸虫の第二中間宿主である.本研究では、感染した吸虫がカニの対捕食者行動や摂食行動に影響を与えることにより,終宿主への移動を促進しているかどうかについて,行動観察と野外実験により調査した.結論として吸虫によるカニの行動への影響は検出されなかった.まず,ビデオカメラを用いて、接近する捕食者に対するカニの反応速度を調べる実験を行った.カニの逃避行動の早さは相対感染数の変異では説明されなかった.体サイズも逃避行動の早さに影響してなかった.ビデオの視界内においては,捕食者が通過するラインに近いか遠いかも,逃避反応に影響してなかった.吸虫はカニの対捕食者行動に影響を与えてなかった.ネガティブな結果だが専門誌への発表の価値はある.次に,相対感染数の多い個体ほど盛んに摂食するかどうかに着目し,カニの摂食活動性の高さがどんな要因によって決まっているかを,行動観察と環境測定等により調査した.その結果,摂食活動性の高さは,カニの体サイズと地表温度で決まっていた.即ち,小さい個体ほど,また温度が高いほど盛んに摂食した.吸虫感染による摂食行動への影響はなかった.今回,摂食行動に関して得られた情報は専門誌に発表する価値がある.吸虫の第一中間宿主がホソウミニナかどうか確かめるために実験を行ったが,失敗に終わった.成功させるためには,比較的長期間にわたってホソウミニナとコメツキガニを飼育する必要があると考えられた.成果発表のため、8月にソウルで開催された国際生態学会において昨年度までの成果を発表した.多くの研究者と有意義な討論と情報交換を行うことができた.
英文摘要
日本の干潟に普遍的に生息するコメツキガニは,シギ・チドリ類のような渡り鳥を終宿主とする二生類吸虫の第二中間宿主である.本研究では、感染した吸虫がカニの対捕食者行動や摂食行動に影響を与えることにより,終宿主への移動を促進しているかどうかについて,行動観察と野外実験により調査した.結論として吸虫によるカニの行動への影響は検出されなかった.まず,ビデオカメラを用いて、接近する捕食者に対するカニの反応速度を調べる実験を行った.カニの逃避行動の早さは相対感染数の変異では説明されなかった.体サイズも逃避行動の早さに影響してなかった.ビデオの視界内においては,捕食者が通過するラインに近いか遠いかも,逃避反応に影響してなかった.吸虫はカニの対捕食者行動に影響を与えてなかった.ネガティブな結果だが専門誌への発表の価値はある.次に,相対感染数の多い個体ほど盛んに摂食するかどうかに着目し,カニの摂食活動性の高さがどんな要因によって決まっているかを,行動観察と環境測定等により調査した.その結果,摂食活動性の高さは,カニの体サイズと地表温度で決まっていた.即ち,小さい個体ほど,また温度が高いほど盛んに摂食した.吸虫感染による摂食行動への影響はなかった.今回,摂食行動に関して得られた情報は専門誌に発表する価値がある.吸虫の第一中間宿主がホソウミニナかどうか確かめるために実験を行ったが,失敗に終わった.成功させるためには,比較的長期間にわたってホソウミニナとコメツキガニを飼育する必要があると考えられた.成果発表のため、8月にソウルで開催された国際生態学会において昨年度までの成果を発表した.多くの研究者と有意義な討論と情報交換を行うことができた.
期刊论文(3)
专著(0)
科研奖励(0)
会议论文
古賀 庸憲: "寄生虫と種の豊富さ:コメツキガニとホソウミニナ、吸虫の関係"日本ベントス学会誌. 57(印刷中). (2002)
Yoshinori Koga:“寄生虫和物种丰富度:点击蟹、吸虫和吸虫之间的关系”,日本底栖动物协会杂志 57(出版中)。
DOI:
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发表时间:
期刊:
影响因子:
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作者:
[]
通讯作者:
古賀 庸憲: "寄生虫と種の豊富さ:コメツキガニとホソウミニナ、吸虫の関係"日本ベントス学会誌. 57. 67-70 (2002)
Yoshinori Koga:“寄生虫和物种丰富度:点击蟹、吸虫和吸虫之间的关系”,日本底栖动物学会杂志 57. 67-70 (2002)。
DOI:
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发表时间:
期刊:
影响因子:
--
作者:
[]
通讯作者:
木船 悌嗣, 古賀 庸憲: "千葉県の東京湾沿岸部と和歌山県和歌川河口干潟で得られたコメツキガニに寄生するMicrophallidae(扁形動物門:吸虫綱)の被嚢幼虫について"長崎県生物学会誌. 50. 50-53 (2001)
Tetsugu Kifune、Yoshinori Koga:“关于从千叶县东京湾沿岸和和歌山县和歌川河口滩涂获得的寄生于点击蟹的小阴茎科(平台科:吸虫科)的包囊幼虫”长崎县生物学会杂志 50. 50-53。 (2001)
DOI:
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发表时间:
期刊:
影响因子:
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作者:
[]
通讯作者:
ヤドカリの殻交換における感覚トラップ仮説を行動・音響の定量解析により検証
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批准号:24K09606
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项目类别:Grant-in-Aid for Scientific Research (C)
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资助金额:$2.91万
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财政年份:2024
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负责人:古賀 庸憲
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依托单位:
ヤドカリの殻交換は捕食リスクに便乗した感覚トラップにより促進される?
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批准号:18K06416
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项目类别:Grant-in-Aid for Scientific Research (C)
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资助金额:$2.5万
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财政年份:2018
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负责人:古賀 庸憲
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依托单位:
コメツキガニの婚姻システムに及ぼすジストマの影響―性選択における寄生虫説の検証
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批准号:96J01820
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项目类别:Grant-in-Aid for JSPS Fellows
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资助金额:$0.77万
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财政年份:1998
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负责人:古賀 庸憲
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依托单位:
海外基金