分光実験手法を組合せた高温超伝導体におけるキャリアのダイナミックスと構造の研究
分光実験手法を組合せた高温超伝導体におけるキャリアのダイナミックスと構造の研究
批准号:
13750771
负责人:
笹川 崇男
金额:
$1.41万
依托单位:
依托单位国家:
日本
项目类别:
Grant-in-Aid for Young Scientists (B)
财政年份:
2001
资助国家:
日本
项目状态:
已结题
起止时间:
2001 至 2002
中文摘要
高温超伝導メカニズム解明を目指して、高温超伝導の発現舞台となっている2次元CuO_2面について、フェルミ準位近傍の低エネルギー領域の電子構造およびダイナミックスに関する知見を得るための実験を行ってきた。本研究の特色は、(1)精密化学組成制御した一連の高温超伝導体単結晶試料の作製、(2)光学スペクトル、走査トンネル顕微鏡/分光(STM/STS)、そして角度分解光電子分光(ARPES)という種々の分光実験手法を組合せた相補的な実験データの収集である。対象とした高温超伝導体はCa_<2-x>Na_xCuO_2Cl_2[CNCOC]とLa_<2-x>Sr_xCuO_4[LSCO]である。これらの物質は、単純な結晶構造を持ち、反強磁性絶縁体から超伝導体までの組成(キャリアドープ量)を合成可能なことが利点であることから、超伝導メカニズムと密接に関連しているドープに伴う電子構造の発達過程を明らかにするのに理想的な系と考えた。CNCCOについては、高圧下での特殊な単結晶育成技術を確立することに成功し、初めて単結晶を用いた実験を可能とした。CNCOCの組成xを系統的に変化させた単結晶試料における実験より、キャリアのドープにより、分散関係をほとんど変化させることなく、反強磁性絶縁体である母物質(x=0)のバンドがフェルミ準位へとシフトして金属化(超伝導を発現)している様子を観測した。このような「Rigid Band Shift」的な描像は、母物質のバンドギャップ間にドープに伴って新たな状態が形成されるという、典型的な高温超伝導物質といわれるLSCOにおける観測から、今まで普遍的と考えられていた電子構造の発達過程と大きく異なっている。このように、反強磁性絶縁体から超伝導体に至る道筋は一つではないことを示すことができたことが最大の成果であると考えている。
英文摘要
高温超伝導メカニズム解明を目指して、高温超伝導の発現舞台となっている2次元CuO_2面について、フェルミ準位近傍の低エネルギー領域の電子構造およびダイナミックスに関する知見を得るための実験を行ってきた。本研究の特色は、(1)精密化学組成制御した一連の高温超伝導体単結晶試料の作製、(2)光学スペクトル、走査トンネル顕微鏡/分光(STM/STS)、そして角度分解光電子分光(ARPES)という種々の分光実験手法を組合せた相補的な実験データの収集である。対象とした高温超伝導体はCa_<2-x>Na_xCuO_2Cl_2[CNCOC]とLa_<2-x>Sr_xCuO_4[LSCO]である。これらの物質は、単純な結晶構造を持ち、反強磁性絶縁体から超伝導体までの組成(キャリアドープ量)を合成可能なことが利点であることから、超伝導メカニズムと密接に関連しているドープに伴う電子構造の発達過程を明らかにするのに理想的な系と考えた。CNCCOについては、高圧下での特殊な単結晶育成技術を確立することに成功し、初めて単結晶を用いた実験を可能とした。CNCOCの組成xを系統的に変化させた単結晶試料における実験より、キャリアのドープにより、分散関係をほとんど変化させることなく、反強磁性絶縁体である母物質(x=0)のバンドがフェルミ準位へとシフトして金属化(超伝導を発現)している様子を観測した。このような「Rigid Band Shift」的な描像は、母物質のバンドギャップ間にドープに伴って新たな状態が形成されるという、典型的な高温超伝導物質といわれるLSCOにおける観測から、今まで普遍的と考えられていた電子構造の発達過程と大きく異なっている。このように、反強磁性絶縁体から超伝導体に至る道筋は一つではないことを示すことができたことが最大の成果であると考えている。
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T.Sasagawa, et al.: "Uniaxial Pressure Control of Superconductivity via Stripe Instability in La_<1.64>Eu_<0.2>Sr_<0.16>CuO_4 Single Crystals"J. Low Temp. Phys.. (掲載決定). (2003)
T.笹川等人:“La_<1.64>Eu_<0.2>Sr_<0.16>CuO_4 单晶中超导性的单轴压力控制”J.(2003 年出版)。
DOI:
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发表时间:
期刊:
影响因子:
--
作者:
[]
通讯作者:
J.Hofer, et al.: "Doping dependence of the effective mass anisotropy and oxygen-isotope effect on the magnetic penetration depth : the role of lattice vibrations in high-temperature superconductivity"Journal of Superconductivity. 13. 963-969 (2000)
J.Hofer 等人:“有效质量各向异性和氧同位素效应对磁穿透深度的掺杂依赖性:晶格振动在高温超导中的作用”超导杂志。
DOI:
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发表时间:
期刊:
影响因子:
--
作者:
[]
通讯作者:
J.G.Naeini, et al.: "Temperature Dependence of the Pseudogap in La_<2-x>Sr_xCuO_4"Canadian Journal Physics. 78. 483-488 (2000)
J.G.Naeini 等人:“La_<2-x>Sr_xCuO_4 中赝能隙的温度依赖性”加拿大物理学杂志。
DOI:
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发表时间:
期刊:
影响因子:
--
作者:
[]
通讯作者:
T.Sasagawa, et al.: "ARPES Study on Electronic Evolution in Ca_<2-x>Na_xCuO_2Cl_2"Physica (Amsterdam) C. (掲載決定). (2003)
T.笹川等人:“ARPES Study on Electronic Evolution in Ca_<2-x>Na_xCuO_2Cl_2”Physica (Amsterdam) C. (出版决定)。
DOI:
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发表时间:
期刊:
影响因子:
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作者:
[]
通讯作者:
T.Yoshida, X.J.Zhou, T.Sasagawa, et al.: "ARPES Study of Lightly-Doped La_<2-x>Sr_xCuO_4"Physica (Amsterdam) C. (掲載決定). (2003)
T.Yoshida、X.J.Zhou、T.Sasakawa 等人:“轻掺杂 La_<2-x>Sr_xCuO_4 的 ARPES 研究”Physica(阿姆斯特丹)C.(出版决定)。
DOI:
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发表时间:
期刊:
影响因子:
--
作者:
[]
通讯作者:
共 17 条
インフォマティックスの先をゆき応用も志向したトポロジカル電子材料の開拓
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批准号:21H04652
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项目类别:Grant-in-Aid for Scientific Research (A)
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资助金额:$26.87万
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财政年份:2021
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负责人:笹川 崇男
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依托单位:
超高速電子移動度と超巨大磁気抵抗を示す非磁性半金属の開拓
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批准号:21K18181
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项目类别:Grant-in-Aid for Challenging Research (Pioneering)
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资助金额:$16.56万
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财政年份:2021
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负责人:笹川 崇男
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依托单位:
第3の多機能ナノカーボン材料の創製
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批准号:21656003
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项目类别:Grant-in-Aid for Challenging Exploratory Research
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资助金额:$2.05万
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财政年份:2009
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负责人:笹川 崇男
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依托单位:
高温超伝導体の電子構造やキャリアダイナミクスに対する酸素同位体効果
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批准号:16740190
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项目类别:Grant-in-Aid for Young Scientists (B)
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资助金额:$2.43万
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财政年份:2004
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负责人:笹川 崇男
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依托单位:
高温超伝導体の格子欠陥の精密制御と超伝導特性
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批准号:97J07828
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项目类别:Grant-in-Aid for JSPS Fellows
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资助金额:$1.15万
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财政年份:1998
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负责人:笹川 崇男
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依托单位:
海外基金