日本系サケの生残と回遊の遊泳エネルギーコストに関する研究
日本系サケの生残と回遊の遊泳エネルギーコストに関する研究
批准号:
14760129
负责人:
東屋 知範
金额:
$2.18万
依托单位国家:
日本
项目类别:
Grant-in-Aid for Young Scientists (B)
财政年份:
2002
资助国家:
日本
项目状态:
已结题
起止时间:
2002 至 2004
中文摘要
サケの海洋生活期の中でも最初に経験する冬季におけるサケの脂肪含有量が,他の期間に比較してかなり低いことが報告されている.そのため,冬季のサケ回遊モデルの出力結果と鱗相分析結果との比較検討と,サケ回遊モデルから得られたサケの危険期間中である冬季の生理的状況を遊泳エネルギーコストの側面から考察した.餌環境が一定と仮定した場合,モデルから得られた冬季遊泳エネルギーコストには経年変化がみられ,北太平洋における水温環境より吹送流速が遊泳エネルギーコストに寄与していることが明らかになった.冬季に強い南向き成分の風が卓越する年には遊泳エネルギーコストが高かった.ところが,鱗相分析から得られた冬季の成長量と遊泳エネルギーコストとの間には相関関係はみられず,遊泳エネルギーコストとサケの回帰率との間にも相関関係はみられなかった.しかし,鱗相分析から得られた冬季までの成長量とサケの回帰率には正の相関関係があった.これらの結果は,他の季節より冬季におけるサケのエネルギーコストは環境に影響されるものの,成長及び生残までは影響が及ばないことを意味している.言い換えれば,冬季はサケにとって含有脂肪率は低いが,遊泳のためのエネルギー消費量は冬季に生存してゆくための全エネルギーに対し,十分許容範囲内であることを示唆する.一方,冬季までの成長が良いと回帰率が良いことは,冬季に体サイズが小さいサケが,捕食や魚病等で死亡率が高いことを示唆する.
英文摘要
サケの海洋生活期の中でも最初に経験する冬季におけるサケの脂肪含有量が,他の期間に比較してかなり低いことが報告されている.そのため,冬季のサケ回遊モデルの出力結果と鱗相分析結果との比較検討と,サケ回遊モデルから得られたサケの危険期間中である冬季の生理的状況を遊泳エネルギーコストの側面から考察した.餌環境が一定と仮定した場合,モデルから得られた冬季遊泳エネルギーコストには経年変化がみられ,北太平洋における水温環境より吹送流速が遊泳エネルギーコストに寄与していることが明らかになった.冬季に強い南向き成分の風が卓越する年には遊泳エネルギーコストが高かった.ところが,鱗相分析から得られた冬季の成長量と遊泳エネルギーコストとの間には相関関係はみられず,遊泳エネルギーコストとサケの回帰率との間にも相関関係はみられなかった.しかし,鱗相分析から得られた冬季までの成長量とサケの回帰率には正の相関関係があった.これらの結果は,他の季節より冬季におけるサケのエネルギーコストは環境に影響されるものの,成長及び生残までは影響が及ばないことを意味している.言い換えれば,冬季はサケにとって含有脂肪率は低いが,遊泳のためのエネルギー消費量は冬季に生存してゆくための全エネルギーに対し,十分許容範囲内であることを示唆する.一方,冬季までの成長が良いと回帰率が良いことは,冬季に体サイズが小さいサケが,捕食や魚病等で死亡率が高いことを示唆する.
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Tomonori Azumaya, Yukimasa Ishida: "An evaluation of the potential influence of SST and currents on the oceanic migration of juvenile and immature chum salmon (Oncorhynchus keta) by a simulation model"Fisheries Oceanography. 13・1. 10-13 (2004)
Tomonori Azumaya,Yukimasa Ishida:“通过模拟模型评估海温和洋流对幼年和未成熟鲑鱼(Oncorhynchus keta)海洋迁移的潜在影响”渔业海洋学 13・1(2004)。
DOI:
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发表时间:
期刊:
影响因子:
--
作者:
[]
通讯作者:
Akamatsu, Tomonari., Tsuyoshi Okumura, Nicola Novarini, Hong Y.Yan: "Empirical refinements applicable to the recording of fish sounds in small tanks"J. Acoust. Soc. Am.. 112(6). 3073-3082 (2002)
Akamatsu, Tomonari., Tsuyoshi Okumura, Nicola Novarini, Hong Y.Yan:“适用于在小水箱中记录鱼声的经验改进”J.
DOI:
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发表时间:
期刊:
影响因子:
--
作者:
[]
通讯作者:
奥村都誉司, 赤松友成, Hong Y.Yan, Nicola Novarini: "小さな水槽中での魚類聴覚・鳴音計測における注意点"日本音響学会聴覚研究会資料. 32(3). 265-270 (2002)
Tsuyoshi Okumura、Tomonari Akamatsu、Hong Y.Yan、Nicola Novarini:“小型水族箱中鱼类听力和声音测量的注释”日本声学学会听觉研究小组的材料 32(3) (2002)。
DOI:
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发表时间:
期刊:
影响因子:
--
作者:
[]
通讯作者:
DOI:
10.1111/j.1365-2419.2004.00323.x
发表时间:
2005-03-01
期刊:
FISHERIES OCEANOGRAPHY
影响因子:
2.6
作者:
[Azumaya, T, Ishida, Y]
通讯作者:
Ishida, Y