イセエビの幼生加入過程および個体群構造に注目した個体群変動機構の解明

以龙虾幼体招募过程和种群结构为重点阐明种群波动机制

基本信息

批准号：
03J08731
负责人：
井上誠章
金额：
$ 1.98万
依托单位：
Mie University
依托单位国家：
日本
项目类别：
Grant-in-Aid for JSPS Fellows
财政年份：
2003
资助国家：
日本
起止时间：
2003 至 2005
项目状态：
已结题

项目摘要

イセエビは千葉県以南の本州の太平洋側,九州沿岸,種子島,奄美大島,屋久島,韓国の済州島および台湾北岸に生息する重要な漁獲対象種である.このイセエビの親個体群構造に関しては,以下の2つの仮説が考えられた.すなわち,1)全くランダムに混ざり合って各々の水域に分散して着底するのか,それとも,2)特定の水域にあるまとまりを持ってプエルルス幼生として着底するのかである.上記いずれの場合においても,今後イセエビの合理的な資源管理を行うためには,イセエビの親個体群構造を把握することは必要不可欠であり,かつそれを把握することは上記のフィロゾーマ幼生の輸送・分散経路を含んだ幼生加入過程のさらなる解明の糸口になる.昨年度までの結果を踏まえて,五島列島,三重および千葉よりそれぞれイセエビ成体サンプルを採集し,それらのmtDNAのCOI領域を解析した.この結果,前年度までの予想どおり,イセエビの親個体群は大きくはひとつの個体群を形成することが明らかになった.これらとあわせて,黒潮流路とイセエビの漁獲量変動との関係の調査を行った.その結果,各県の漁獲量の変動より,本邦のイセエビは,潮岬以西と以東の2つのグループに,すなわち九州を中心したグループと三重,静岡および千葉の3県によってまとめられるグループに分割できた.これらの結果からは,イセエビは遺伝的に均一な大きな一つの個体群を形成しており,そのなかで潮岬以西と以東に分割できるような地域個体群が存在するという結論が引き出せる.

ISE虾是一个重要的目标物种，居住在千叶县以南的太平洋一侧，沿着九州海岸，Tanegashima，Amami Oshima，Yakushima和台湾北部海岸。考虑了这两个ISE虾的母体种群结构的两个假设：1）它们完全随机混合并分散到每个水体中，或2）它们以puerrus幼虫为基础，并在特定水体中的一组。无论哪种情况，都必须了解未来ISE虾的母体种群结构，并且了解这将是进一步阐明幼虫连接过程的线索，包括phyllozoma幼虫的运输和分散路线。根据去年的结果，收集了来自群岛的ISE虾的Goshima成年样品，Mie和Chiba被收集，并分析了其MTDNA的COI区域。正如前一年所预期的那样，据透露，ISE虾的父母主要在一个人群中形成。此外，我们研究了黑鲁道流流与ISE虾捕获的变化之间的关系。结果，每个县的渔获物的变化使日本的ISE虾可以分为Shiosaki以西和以东的两组，即以九州为中心的群体和组成的群体以及由三个县组成的群体：Mie，Shizuoka和Chiba。这些结果表明，ISE虾形成了巨大的遗传统一人群，其中有一个区域人口可以分为Shiosaki的西部和东部。