重要他者に対する再確認傾向が抑うつの発生・回複プロセスに果たす役割

重申重要他人倾向在抑郁症发生和复发过程中的作用

• 批准号: 04J05290
• 负责人: 勝谷 紀子
• 金额: $ 2.18万
• 依托单位: Nihon University
• 依托单位国家: 日本
• 项目类别: Grant-in-Aid for JSPS Fellows
• 财政年份: 2004
• 资助国家: 日本
• 起止时间: 2004 至 2006
• 项目状态: 已结题
• 来源: https://kaken.nii.ac.jp/grant/KAKENHI-PROJECT-04J05290/
• 关键词: 重要他者に対する再認識傾向; 抑うつ; 精神的健康; 臨床社会心理学; 対処行動; 養育態度; 重要他者に対する再確認傾向; 対人認知

重要他者に対する再確認傾向(以下,再確認傾向)は,自分は重要他者から愛されているのか,自分は価値がある存在なのか,自分はどれだけ優れているのかなど,自分の存在意義に関わる側面について重要他者に対して過度に確認を求める傾向である.再確認傾向が高い人の認知や対人行動の問題について質問紙調査によって検討した.まず,再確認傾向の高い人が重要他者の行動や感情をどう認知するかについて,前年度に続いて調べた.前年度に実施した質問紙調査の自由記述データを再分析したところ,ポジティブイベントに関する記述では,再確認傾向の程度により記述内容に顕著な違いはみられなかった.しかし,ネガティブイベントに関する記述では,再確認傾向の高い群では記述に特徴が見られる場合もあった.たとえば,"誤解された"出来事の経験について,怒りと悲しみという比較的相反するような語が出現した(2006年の日本パーソナリティ心理学会で発表).さらに,再確認傾向とネガティブライフイベントとの対処行動との関連も検討した.女子大学生を対象に質問紙調査を行い,過去の失恋時における対処行動と再確認傾向との関連を検討した.再確認傾向が高いほど,失恋時に失った関係にこだわるような未練的対処行動をとる方向の傾向が示された(2006年のオーストラリア認知行動療法学会で発表).さらに,再確認傾向自体の形成過程を明らかにするため,大学生とその両親を対象に郵送調査をおこない,両親の養育態度と子の再確認傾向の関連を検討した.その結果,父親が保護的な養育態度であるほど,母親が過保護な養育態度であると子から見て感じられるほど,子の再確認傾向が高いことが示された(2006年のアメリカ認知行動療法学会で発表).

The reconfirmation tendency of the important other (hereinafter, the reconfirmation tendency) is opposite to that of the important other, the existence tendency of the important other, the existence tendency of the important other. Reconfirmation tends to be high in people's perceptions and actions. However, the reconfirmation tendency of high people and important others in actions and feelings has been adjusted in the previous year. In the previous year, the free description of the paper survey was re-analyzed, and the description was re-confirmed. In the case of a description of a problem, a reconfirmation tendency of a problem is identified. "Misunderstanding" is the opposite of "anger" and "sadness"(Japanese Psychological Society, 2006). In the meantime, reconfirm the tendency to generate information and actions related to the investigation. Female college students ask questions about the past, the time of loss, the action of reconfirmation, and the relationship between them. The reconfirmation tendency is high, and the relationship between loss and untrained behavior is indicated (2006). In this paper, the formation process of reconfirmation tendency is discussed. The relationship between college students 'parenting attitude and children's reconfirmation tendency is discussed. As a result, fathers have protective parenting attitudes, mothers have protective parenting attitudes, and children have a high tendency to reconfirm (2006).

项目成果

重要他者に対する再確認傾向は抑うつ,不安,自尊心を変化させるのか : 抑うつ特殊性仮説の検討

重申重要他人的倾向是否会改变抑郁、焦虑和自尊：抑郁特异性假说的检验

• 发表时间: 2007
• 期刊: パーソナリティ研究 15巻2号
• 作者: KODAMA;Kanako;児玉 香菜子(小長谷有紀編);勝谷紀子
• 通讯作者: 勝谷紀子

自己開示の受け手の評価、重要他者に対する再確認傾向、自己開示の媒体が受け手に対する自己開示者の印象と感情に及ぼす影響

对自我表露接受者的评价、重申重要他人的倾向以及自我表露媒介对自我表露者对接受者印象和感受的影响

• 发表时间: 2007
• 期刊: 日本大学心理学研究 28巻
• 作者: 勝谷紀子;高畑真祐美;中里洋子;近藤佳子;鶴岡愛子;徳竹百合香;坂本真士
• 通讯作者: 坂本真士

第4章「自己概念と適応」「対人関係と説き王の心理学-ストレス対処の理論と実践-」 (福岡欣治, 谷口弘一(編集))

第4章：“自我概念与适应”“人际关系与传教士心理——压力管理的理论与实践”（福冈欣二、谷口浩一（编））

• 发表时间: 2006
• 作者: 勝谷紀子;高畑真祐美;中里洋子;近藤佳子;鶴岡愛子;徳竹百合香;坂本真士;勝谷紀子;勝谷 紀子;勝谷紀子
• 通讯作者: 勝谷紀子

ネガティブライフイベントへの不適応的な対処行動:重要他者に対する再確認傾向の役割

对消极生活事件的适应不良应对行为：重申重要他人的倾向的作用

• 发表时间: 2006
• 期刊: 社会心理学研究 21巻3号
• 作者: 勝谷紀子;高畑真祐美;中里洋子;近藤佳子;鶴岡愛子;徳竹百合香;坂本真士;勝谷紀子
• 通讯作者: 勝谷紀子

改訂版重要他者に対する再確認傾向尺度の信頼性・妥当性の検討

检验重要他人重申倾向量表修订版的信度和效度

• 发表时间: 2004
• 期刊: パーソナリティ研究 13・1
• 作者: 勝谷紀子;高畑真祐美;中里洋子;近藤佳子;鶴岡愛子;徳竹百合香;坂本真士;勝谷紀子;勝谷 紀子
• 通讯作者: 勝谷 紀子